ついこの間まで寝ていたと思っていた赤ちゃんが、生後数か月でずりばいやハイハイをし始めます。
ずりばいやハイハイをする赤ちゃんは、ちょっと目を離した隙に驚くくらい移動することもあります。
ですから、赤ちゃんがいるご家庭ではいろいろなことを想定した部屋作りが必要になるでしょう。
ここでは、1LDKのアパートやマンションでの赤ちゃんの部屋作りのポイントを考えていきます。
赤ちゃんのいるご家庭の部屋作りのポイント
赤ちゃんがずりばいやハイハイで移動するようになると、なかなか目が離せなくなります。
注意深く赤ちゃんの様子を見ていても、ふとした隙に想像以上に移動することもあります。
赤ちゃんの目線は大人とはまったく異なりますから、赤ちゃんがいないときの部屋の状態のままであればこれを機に変えることをおすすめします。
それではここで、赤ちゃんがいるご家庭の部屋作りのポイントをお話ししましょう。
●赤ちゃんの目線に危ないものがないか確認
●テーブルの角など、鋭いものがないか確認
●ジョイントマットで安全に
●階段やキッチンに対策を
アパートやマンションの1LDKであれば、いくつも部屋があるわけではないので対策もしやすいです。
次の項からは、具体的にどのように部屋作りをしていったらいいのかを考えていきましょう。
1LDKで赤ちゃんの部屋作りをするコツ!赤ちゃんの目線を確認しよう
まず、前の項でお話ししたポイントである「赤ちゃんの目線に危ないものがないか」を確認するようにしましょう。
赤ちゃんの目線にある危ないものとしては、
・電気コンセント
・電気コード
・ゴミ箱
などがあります。
つかまり立ちするようになると、さらに移動範囲や赤ちゃんの目線は広がりますから、テーブルや棚の上のものにも気を付けたいものです。
例えば、
・乾電池
・ボールペン
などですね。
これらのようなものがあれば、すぐに対策をとるようにしましょう。
部屋作りのコツとしては、まず、電気コンセントの穴は100均などでも購入することができるコンセントカバーを付けることをおすすめします。
そして、電気コードは赤ちゃんが引っかからないようにできるだけまとめておくようにします。
さらに、ゴミを口に入れたりすることもありますから、ゴミ箱は赤ちゃんの目線には置かないようにするか、蓋つきのものにしましょう。
また、飲み込んでしまうと危険な乾電池やボールペンは、出しっぱなしにしないように気を付けましょう。
1LDKのお部屋であればこれらの対策はすぐできるかと思いますので、赤ちゃんのためにさっそくお部屋の改善をしてみてはいかがでしょうか。
赤ちゃんの部屋作りでは家具類にも注意!
大人だけでの生活では気が付きにくいのですが、赤ちゃんがいるご家庭での部屋作りにおいては家具類にも注意を払う必要があると言えるでしょう。
テーブル、タンス、テレビ台、椅子…など、家具類には「角」がたくさんあります。
万が一、赤ちゃんが角にぶつかってしまうと、思わぬケガをしてしまう可能性が大いにあります。
赤ちゃんは、昨日できなかったことが今日できるようになってるということがあります。
そのため、「まだまだそんなに動かないから」と何も対策せずにいることは避けたいものです。
ですから、家具類の角には市販もされている保護クッションを付けることをおすすめします。
また、タンスや引き出しなど、開けられるものには「ロック」を付けるといいでしょう。
赤ちゃんは好奇心旺盛ですから、「ここは開けられる!」と思ったらどんどん開けてしまいます。
そうすると、中に収納しているものを触ってケガをしてしまったり、扉に指を挟んだりしてしまう可能性があるのです。
しかし、そうは言ってもお住まいの自宅が賃貸であれば、備え付けの引き出しなどにロックを付けるのは糊が残ってしまいそうで敬遠しがちですよね。
そのような場合は、マスキングテープを貼ってからロックを付ければ、引き出しにロックの糊の跡が残ることがありません。
次の項では、1LDKでも子育てしやすい部屋作りについてお話ししていきます。
1LDKでも子育てしやすい部屋作りとは?ジョイントマットを活用しよう
1LDKで子育てする場合、ある程度広さが限られてしまいますが、できるだけ赤ちゃんにとって最適な部屋作りをしたいものです。
そこでおすすめなのが、「ジョイントマット」です。
ジョイントマットとは、正方形型のマットを組み合わせて使用し、部屋の形状に合わせて簡単にカットできるものです。
ここ最近はかなり知られるようになったジョイントマットですが、子育てしているご家庭ではジョイントマットを使うメリットがたくさんあるのです。
まず、ジョイントマットがあると赤ちゃんが転んでもケガをしにくいです。
また、飲みものなどをこぼしてしまってもさっと拭くことができ、汚れてしまったらその部分だけ取り外して交換することもできます。
さらに、アパートやマンションなどの集合住宅にお住まいであれば下の階への騒音が気になるところですが、赤ちゃんがズリバイをしても音が響きにくいというのも、ジョイントマットのメリットでしょう。
1LDKであれば、ジョイントマットを敷き詰めてもそこまでコストはかからないですから、赤ちゃんのためにも下の階の方への配慮としても採用してみてはいかがでしょうか。
階段やキッチンにはベビーゲートを!
赤ちゃんは好奇心旺盛で、気になるものを見つけたらどんどん進んで行きます。
しかし、部屋の中が何も対策されていない状態であれば、思わぬ事故を招いてしまうかもしれません。
そのようなことがないように、できることはして事故を未然に防ぎましょう。
もしも、お住まいの1LDKがメゾネットタイプで階段がある場合、赤ちゃんが転落してしまう可能性が考えられます。
また、キッチンにはものがたくさんあることから赤ちゃんの好奇心がくすぐられる場所でもあるのですが、危険なものもたくさんあります。
ですから、階段やキッチンには「ベビーゲート」を設置することをおすすめします。
ベビーゲートがあれば赤ちゃんはそれ以上進めませんから、危険を回避することができます。
赤ちゃんはどんな行動を起こすか分からないですから、部屋作りはいろいろなことを想定して行うようにしたいものです。
1LDKの赤ちゃん専用スペースの作り方
1LDKの間取りはリビングダイニングが広いので、もう1部屋は寝室であるというご家庭も多いことでしょう。
ですから、赤ちゃんのいるご家庭では、リビングダイニングに赤ちゃん専用スペースを設けるパターンになるかと思います。
そこで、リビングダイニングに赤ちゃんの専用スペースの作り方についてお話ししていきます。
赤ちゃんにとって、「睡眠」は大切なものです。
ですから、赤ちゃん専用スペースにはベビー布団やベビーベッドを置くと思いますが、エアコンの風が直接当たる場所は避けるようにしましょう。
赤ちゃんはまだまだ体温調節が未熟ですから、エアコンが直に当たってしまうのはよくありません。
また、日光や照明が赤ちゃんに直に当たる場所も避けるようにしましょう。
さらに、地震が起きた場合を想定して、倒れてきそうなものの近くに赤ちゃんスペースを作らないようにしましょう。
どれも意外に見落としがちですから、赤ちゃんの部屋作りは慎重にすすめたいものです。
赤ちゃんにとって安全で快適な部屋作りを!
赤ちゃんはあっという間に成長してしまいます。
すると、思いがけない行動をすることもあるので、部屋作りは慎重に行いたいものです。
大人だけの生活では気が付かないようなことも、赤ちゃんにとっては危ないことがたくさんあります。
赤ちゃんにとっての安全で快適な部屋作りの参考にしていただけると幸いです。