リビング・ダイニング・キッチンと、もう1つの部屋が付いた1LDKは、1人暮らし、2人暮らしの方に人気があります。
1LDKとは、LDK部分の広さが8帖以上ある間取りのことです。
寝室と居間を分けられ、生活のスペースが広がるので、大きめの家具を置くこともでき、いろいろなインテリアを楽しむことができます。
家具のレイアウトをどうするか、雑貨をどう置くか、考えるだけでもワクワクするでしょう。
自分だけのおしゃれ空間を作るための、インテリアをご紹介します。
部屋をおしゃれにするインテリアの基本
部屋のインテリアを考える時、4つのポイントが重要になります。
テーマ・カラー・家具・小物です。
まず、部屋の雰囲気をまとめるため、大まかなテーマを決めます。
ナチュラル・和風・アジアン・カントリー・モダン・北欧など、そのテーマによって、揃える家具や小物が変わってくるからです。
テーマを決めてから準備に取り掛かると、無駄な買い物もしないで済みます。
テーマが決まったら、次にはカラーのイメージをします。
カラーは、部屋のベースとなり、部屋の大部分を占めるベースカラー、家具など大きな物の中心の色となるサブカラー、その2色に差し色として使用するアクセントカラーの3色です。
カラーをイメージしてレイアウトすると、メリハリがつき、おしゃれな見た目になります。
続いて家具です。
テーマやカラーに合わせて家具を選ぶと、部屋がまとまります。
そして、テーマを印象付けるのが、雑貨類などの小物です。
以上のことを踏まえて、人気の高いテーマから、1LDKをおしゃれな部屋にするインテリアをご紹介していきます。
1LDKの部屋がおしゃれなアジアンリゾートに!
インテリアの中でも、人気が高いものの1つが、アジアンテイストです。
アジアンインテリアの大きなポイントは3つ、カラー・照明・植物です。
賃貸物件やマンションの場合、ベースカラーは既に決まっていることが多いので、サブカラーとアクセントカラーを決めます。
ダークブラウンのサブカラーと、赤やオレンジの暖色系アクセントカラーの組み合わせは、比較的簡単にアジアンテイストが作れる基本の組み合わせです。
家具をダークブラウンで統一すると、色が締まります。
そこに赤いクッション、オレンジ色の布などを置くだけで、雰囲気はアジアです。
そして、次のポイントは照明です。
アジアンテイストの部屋には、オレンジ系の暖かい雰囲気の照明がよく合います。
天然素材や貝殻で作られた照明を置いたり、アクセントカラーを取り入れたペンダントライトを吊るしてもおしゃれです。
次に、観葉植物です。
ダークブラウンとアクセントカラーでまとまった部屋に、葉が大きめの観葉植物を置くと、よりアジア感が増します。
1LDKの部屋を、心地よいアジアンリゾート風にしてみませんか?
1LDKに和室がなくても!おしゃれな和モダンインテリア
和風インテリアというと、和室、と考える方が多いことでしょう。
和室があれば、和風インテリアが作りやすいのは事実ですが、1LDKの間取りでは、洋室になっていることがほとんどです。
そこで、洋室でもできる、和モダンインテリアをご紹介します。
和モダンにするためにポイントとなる要素は、カラー・照明・畳です。
和室がないのに、なぜ畳なのかは、後ほどご説明するとして、まずカラーを決めます。
和モダンにおすすめのサブカラーは、優しい木の温もりを感じることができるナチュラルブラウン、アクセントカラーはお好みですが、紫を使うとモダンでおしゃれになるのでおすすめです。
サブカラーを黒をするのも、大人の和モダンで、おしゃれです。
次に照明は、和紙でできたペンダントライト、陶器でできたインテリア照明などを使い、オレンジ色の光にすると雰囲気が出ます。
そして、畳は、十分な広さがある1LDKならば、小上がりの畳を置いて和室スペースとし、和花や和風の置物で飾れば、和の存在感が増します。
小上がりの畳は、下が収納になっているものもあるので、チェックしてみてください。
そこまでスペースが取れない1LDKの場合には、リビングテーブルの下にラグの代わりに、置き畳を置くことをおすすめします。
色も選べるので、部屋のカラーを元に色を組み合わせて市松模様にしたり、アイディア次第でおしゃれに足元を飾ることができます。
同系色のクッションを置くと、引き締まってモダンな雰囲気になります。
インテリアの定番!憧れの北欧インテリア
アジアン、和モダンの2つと並んで不動の人気を誇るのが、北欧インテリアです。
北欧インテリアをおしゃれに見せるポイントは、カラー・ファブリック・雑貨です。
北欧スタイルのカラーは、白やナチュラルブラウンをベースカラー、サブカラーに選ぶとまとめやすくなります。
そして、アクセントカラーにパステルカラーを使うと明るい雰囲気に、黒や紫を使うとモダンな雰囲気になります。
次に、北欧スタイルを演出するのに便利なアイテムが、ファブリック類です。
ファブリックは、クッションカバーやテーブルクロスなど、布で作られたもののことです。
シンプルなカラーの中に、大柄な花がデザインされたクッション、色鮮やかなテーブルクロス、大柄のカーテンなどを使うと定番の北欧スタイルができます。
また、布を板に張り付け、壁にかけて飾れる、ファブリックパネルを使うのも、おしゃれでおすすめです。
そこに、部屋の雰囲気に合わせて、雑貨を飾っていきます。
北欧インテリアでよく見られる雑貨は、キャンドルです。
キャンドルを点灯して、優しい雰囲気を作るのはもちろん、様々な大きさ、形のキャンドルを置くだけでもおしゃれになります。
1LDKならば、寝室にもベッドカバーを北欧風にしてみるなど、どこか一点、北欧雑貨を取り入れるだけで、LDKと一体感が出て、楽しいですよ。
1LDKの特性を生かして!おしゃれなカフェ風インテリア
1LDKに住むなら、LDKの特性を生かし、おしゃれなカフェ風インテリアにしたいと思っている方もいらっしゃるでしょう。
特に、対面キッチンのある1LDKにはおすすめのインテリアです。
おしゃれなカフェ風にするポイントは、収納・雑貨・植物です。
収納というは、クローゼットのような大掛かりなものではなく、卓上ショーケースやカウンタータイプの背の低い収納のことです。
卓上ショーケースは、通常のカフェでいう、ケーキディスプレイのイメージです。
扉がないものや、透明で中が見えるようなショーケースに、コーヒーカップや陶器の入れ物に入れたシュガー、ちょっとしたおやつなどを入れてキッチンカウンターに置くと、カフェに早変わりです。
LDKのスペースに余裕があれば、LDとKを分けるイメージでキッチンカウンターの下に、見える収納棚を置いて、雑誌や雑貨を飾ってもおしゃれです。
カフェ風の部屋におすすめの雑貨は、黒板です。
壁に黒板を掛けたり、カウンターに小さめの黒板を置いたりするだけで、カフェの雰囲気を演出できます。
チョークで文字を書いたり、マグネットで写真を貼ったりしてもおしゃれですね。
そこまで部屋ができたら、ホッと寛げる空間を作るため、グリーンを置きます。
大きめの観葉植物を置いたり、ハンギングで吊るしてもおしゃれです。
自分だけのカフェは、お客様を呼んで、おもてなししたくなってしまいますね。
人気上昇中!おしゃれなハワイアンインテリア
最近、人気急上昇中のインテリアが、ハワイアンインテリアです。
中でも、落ち着いた優しい雰囲気の大人ハワイアンのインテリアは人気があります。
大人ハワイアンインテリアのポイントは、カラー・植物・雑貨です。
特にカラーと雑貨は、海を感じられるものがおすすめです。
ベースカラーとサブカラーにホワイトとナチュラルブラウンにし、そこに海の色、ブルー系を取り入れるとハワイアンテイストに近付きます。
植物は、ハワイアンテイストの代表格といえるモンステラをはじめ、大きめの観葉植物を置くとまとまります。
続いて、置くだけでハワイの雰囲気を出せる雑貨です。
モンステラ、ハイビスカス、プルメリアなどの花柄のクッションカバーやアートパネルは手軽でおすすめです。
色を選べば、明るい雰囲気にも、落ち着いた雰囲気にもできます。
そして、小物はハワイアンインテリアの強い味方です。
貝殻をモチーフにしたものや、サーフボードをかたどったものなど、ビーチを連想させるものがおすすめです。
また、壁面ラックを作ってフォトフレームを置いたり、サーフボード型のハンガーラックを付けて、レイやハワイアンアクセサリーをぶら下げて飾るのもおしゃれです。
1LDKなら、寝室もハワイアンインテリアでまとめたいところです。
ハワイのリゾートホテルにいるような雰囲気もおしゃれですが、ベッドカバーやカーテン、ラグなどにハワイアンテイストのものを取り入れるだけで、ハワイアンな空間を作ることができます。
南国独特のあの解放感と、緩い雰囲気を感じられる部屋でリラックスしたいですね。
1LDKの部屋をお気に入りのインテリアでおしゃれに!
いくつか、おすすめのインテリアを挙げてきましたが、他にもカントリーやモダンなど、インテリアのテーマはまだまだ数えきれないほどあります。
テーマを決めたら、カラーを統一し、落ち着いた家具を選んでおけば、雑貨や照明でガラッと雰囲気を変えることもできます。
自分だけのインテリアを実現して、おしゃれで快適な、家時間を過ごしてくださいね。