1LDKでこれから新生活をスタートさせるという方もいらっしゃるでしょう。
部屋に配置するインテリアについて、頭を悩ませる方も少なくないと思いますが、キッチンについてはいかがでしょうか。
キッチンは毎日使う場所だからこそ、快適に使えるようなレイアウトを意識してみましょう。
「1LDK」の間取りとは?
一人暮らしの際に選ばれることもある「1LDK」ですが、そもそもどのような間取りなのでしょうか。
キッチンの配置についてお話する前に、「1LDK」についてご説明していきましょう。
1LDKは、LDK(リビング・ダイニング・キッチン)と1つの居室で構成された間取りのことを指します。
一人暮らしで1LDKに住むとなったら、インテリアを多めに配置しても十分広々と生活ができます。
広さの理由としては、ダイニング・リビング・キッチンが1つの大きな空間であるためでしょう。
しかし、やはり同じく一人暮らしで選ばれることの多い1R・1K・1DKの間取りの部屋と比較すると、家賃が高いことがデメリットとしてあげられます。
また、物件によっては二人暮らしが可能で、赤ちゃんが生まれるくらいまで住むことが可能な場合もあります。
1LDKのキッチンはこう配置する!ダイニングテーブルを使ったレイアウトのアイデア
1LDKがどのような間取りであるか理解したところで、毎日使うと言っても過言ではない、キッチンレイアウトについてお話ししていきます。
キッチンレイアウトは上手にできていると、料理がしやすくなるので、配置には気をつけたいですね。
まず、これから住む・または今住んでいる1LDKのキッチンには、カウンターがあるか確認してみましょう。
ある場合には、これを活用しながらレイアウトを行っていきます。
カウンターキッチンのある1LDKでは、カウンターの前にダイニングテーブルを配置してみましょう。
このようにすることで「リラックスするためのリビング」と「食事を摂るダイニング」とスペースをしっかりと分けることができます。
また、ダイニングテーブルを配置する時も、キッチンカウンターと平行になるようにして配置することで、部屋を広く見せることができます。
この時注意したいのが「普段カウンターの上に物を置いておかない」ということです。
物を置きっぱなしにしてしまうと生活感が出てしまい、すっきりとした部屋に見せにくくなってしまいます。
そのため、カウンターの上に物を置いておく場合には、「見える収納」を意識した配置にしましょう。
1LDKで子育てをする人必見!こんな配置がダイニングキッチンを使いやすくする!
こちらも、キッチンカウンターがある場合に活用できる方法となります。
1LDKで子育てをするという方は、おそらく「空間を広くとって子供が動きやすくしたい」と考えるのではないでしょうか。
1LDKのダイニングで配置することの多いダイニングテーブルですが、これを置くと圧迫感が出て、子供の動きの妨げとなってしまうことがあります。
そのため、キッチンにカウンターがある場合には、ダイニングテーブルを配置せず、カウンターをテーブル代わりにするという方法を取りましょう。
このようにすることで、リビングのスペースを広く使うことが可能となります。
また、キッチンのすぐ目の前で食事を摂ることになりますので、食事の準備や片付けが楽になります。
食器類に関しても、子供がいる家庭では、扱いに注意が必要です。
子供がつたい歩きをするようになると、好奇心から引き出しを開けるようになります。
このことを考え、子供が引き出しから取り出しても危険が無い物はシンク下などに収納し、割れてしまうなど、危険性の高い物は、子供の手の届かない場所に収納しておくようにしましょう。
1LDKのキッチンが狭い…こんな時の配置はどうしたらいい?
一人暮らしをしていると、1LDKのキッチンは「狭い」と感じることは少ないでしょう。
しかし、一人暮らしから同棲を経て結婚・出産をすると、住まいが1LDKのままでは手狭に感じてしまうものです。
家族が増えたら、いずれはもっと広い間取りの部屋に引っ越しをしなくてはなりませんが、それまではどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。
キッチンのあるダイニングスペースで最も場所を取ってしまうことが考えやすいのが「ダイニングテーブル」です。
このダイニングテーブルがキッチンの広さを左右すると言っても過言ではないでしょう。
ダイニングテーブルを配置する際には、「いつまで1LDKで生活をするか」といったことを考えながら配置をしましょう。
1LDKで新婚生活をすると仮定して考えてみましょう。
新婚夫婦では、人によって様々な将来設計が考えられますが、中には「子供はしばらくはつくらず、2人の時間を満喫したい」と考える方もいるかもしれません。
このような場合では、ダイニングテーブルは配置せずに、代わりにソファを配置してのんびりと過ごせる空間にしてみても良いでしょう。
また、「子供が小学生になるまでは、1LDKの部屋で過ごしたい」と考える場合には、子供が勉強することができるように、大きめのダイニングテーブルを配置することをおすすめします。
家族が増えると、それに伴い食器などの物も増えるので、キッチンが狭く感じてしまいますが、このようにその時のライフスタイルに合わせて配置することで、キッチンを快適に使うことができます。
1LDKではキッチンで食器棚は配置しない!?
1LDKの部屋に限らず、キッチンには食器棚を配置するのが一般的ですよね。
しかし1LDKの部屋では、一人暮らしならまだしも、家族が増えるとなると、その分食器も増えてしまいます。
「食器の数が増えるのなら、食器棚は必要ではないのか」と思ってしまいますよね。
食器を買いそろえる際には、多くの方が「食器棚に収納できる量」を目安に購入することでしょう。
しかし、食器棚をきちんと把握しなかったことで、食器を購入しすぎて食器棚に入りきらないといったことも考えられます。
そこで、食器棚を新たに配置するのではなく、「見せる収納」にして食器を収納してみましょう。
食器が増えた分だけ食器棚を配置してしまうと、「食器棚に隠せばいいか」とさらに数が増えてしまうことが考えられます。
見せる収納であれば、「きれいに片づけておかなければ」と意識するため、余計な食器は増えず、キッチンをきれいに保つことができます。
さらに「食器は使ったら片づける」という習慣を身につけておくことで、キッチンをきれいにすることができます。
キッチンをスッキリさせる配置とは
キッチンにつきものなのが、「調理家電」ですよね。
これは、1LDKの部屋に限ったことではないでしょう。
キッチンに必要とされている調理家電と言えば「冷蔵庫」「電子レンジ」「炊飯器」などです。
これらのものは、生活していくうえで必要なものでありながら、生活感を一気に引き立たせるものでもあります。
特に、炊飯器のは配置場所は、使い勝手を考えて、キッチンカウンターに配置してしまいがちです。
このようにするのは、生活感を醸し出してしまうため、あまりおすすめできません。
そのため、炊飯器はキッチンに配置するようにしましょう。
おすすめする配置は、冷蔵庫・電子レンジ・炊飯器をひとまとめに配置してしまうという方法です。
これらの家電には、電気コードがついているため、まとめておくとすっきりとした印象になるでしょう。
1LDKは人数にあった配置で快適に暮らそう
1LDKの部屋は、一人暮らしから子育て世代まで、幅広く住むことのできる間取りです。
しかし、住んでいる人数が増えると、その分物が増えるので、それにあった収納ができるように配置を考えることが重要となります。
今回は、キッチンに焦点を当ててきましたが、これは居室などにも当てはまることです。
快適に過ごすことのできる空間になるように工夫をしてみましょう。