一人暮らしを始めるとき、「2DKに住みたいけど、部屋をどのように使えばいいの?」と考える方も多いでしょう。
また、「2Kと2DK、2LDKの間取りはどう違うの?」などの疑問もあるかもしれません。
この記事では、2DKで一人暮らしをするときの部屋の使い方を中心に、2DKの特徴などもご紹介します。
2K・2DK・2LDKの間取りの違い!2DKの広いダイニングキッチンの使い方!
まずは、2K・2DK・2LDKの違いをご紹介します。
2Kと2DKを比較すると違う部分は「キッチンの広さ」です。
2Kは居室が二つに6帖未満のキッチンで構成されている間取りなのに対して、2DKは二つの居室に6帖以上10帖未満のダイニングキッチンがついている間取りのことをさします。
2LDKは二つの居室と10帖以上のリビングダイニングキッチンで構成されている間取りのことをいいます。
2LDKは、一般的に2人以上で住む場合が多いようなので、一人暮らしでは広さに余裕があり家賃も高めです。
一人暮らしで2Kと2DKのどちらを選ぶか迷った場合は、「ダイニングキッチンが必要かどうか」について考えるとよいかもしれません。
料理好きの方など、広いキッチンスペースが必要な方には2DKはおすすめです。
また、ダイニングキッチンが8帖以上あるような場合には、ダイニングテーブルだけでなくテレビなどを配置することもできます。
広いダイニングキッチンの2DKを選べば、2LDKに近い感覚で部屋の使い方を考えることもできそうです。
家賃面からみると、2Kが一番安く、次に2DK、一番高いのが2LDKというのが一般的なので参考にしてください。
次の項からは、2DKについてお話ししていきます。
一人暮らしで2DKに住むメリットや使い方!
続いて、一人暮らしで2DKに住むメリットや部屋の使い方をご紹介します。
2DKであれば一部屋を寝室、もう一部屋を普段の生活に使うリビングルームとして使うことができます。
ベッドのない居室に、ソファなどを置いてゆっくりとくつろげる自分だけのスペースを確保することが可能です。
また、一人暮らしでワンルームに住んでいる方の悩みになることが多い「収納スペース」も2DKであれば広くとれます。
大きめの収納家具などを置くスペースがあり、片付けがしやすいのもメリットの一つでしょう。
収納スペースに余裕があると、心にも余裕が生まれますね。
そして、寝室と居室が分かれていることで生活にもメリハリがつくといったことにも繋がるようです。
ワンルームで生活スペースと就寝スペースが一緒の場合、「休日や夜など、どうしても生活のメリハリがつかない」といったこともあるようです。
規則正しい生活を送りやすくなるのもメリットと言えるかもしれません。
一人暮らしで2DKはプライベートを確保しながら自由に友人も呼べる間取り!
続けて、一人暮らしで2DKに住むメリットや部屋の使い方を見ていきましょう。
家に友人を招待した際、ワンルームの場合、気になるのがベッドスペースが見られてしまう点かもしれません。
2DKであれば、ドアを閉めておけば寝室を隠すことができるので気軽に友人を呼ぶことができます。
寝室が多少散らかっているときでも、ドアを閉めてすぐに隠すことができますね。
また、家族や友人を家に泊める場合にも、十分なスペースが確保されているので安心です。
2DKであれば、友人を呼んだり泊まってもらったりする場合にもプライベートを確保できます。
そして、近年LDKが主流となり、2DKは築年数が古い物件が多いため、一人暮らしに人気の間取りの1LDKよりも家賃が安いことが多いという特徴もあります。
2DKのデメリットを知って対策をしよう!
ここまで、2DKで一人暮らしをするメリットや部屋の使い方などをご紹介してきました。
この項では、2DKで一人暮らしをするときのデメリットについて触れていきましょう。
先ほど、2DKは一人暮らしに十分な広さがありながら、1LDKよりも家賃が安いことが多いとお話ししました。
前述したように、2DKの物件は築年数が古い場合が多いため、築浅物件を見つけるのが難しいといえるでしょう。
その分家賃が安くなるメリットもあるので、参考にしてください。
近年ではリノベーションを済ませた物件も沢山あるので、築年数が古いとは思えないようなおしゃれな部屋が見つかるかもしれません。
また、各部屋のドアを開けたまま一つのエアコンを付けると、温めたり冷やしたりする範囲が広くなるため、その分電気代がかかってしまいます。
各部屋のドアを閉めてから、エアコンを使用する習慣をつけることも大切ですね。
最後にご紹介するデメリットが、「慣れないと使いこなすのが難しいスペース」です。
特に、これまで一人暮らしでワンルームに住んでいた方などは、一部屋分以上のスペースをうまく使いこなすのが難しいといったことが挙げられます。
そのような場合は、間取りに合わせた家具が必要かもしれません。
一人暮らしで2DKに住むときの部屋の使い方をより詳しく!
一人暮らしで2DKに住む際の部屋の使い方について、メリットと併せていくつかお伝えしました。
この項では、それについてより詳しくご紹介します。
一つ目は、前述したようにダイニングキッチン・居室(リビングルーム)・寝室に分けて使うという一般的な方法です。
生活にメリハリが付くといったメリットがあり、各部屋でゆっくりとくつろぐスペースを十分に確保することができます。
また、ダイニングキッチンに近い部屋をリビングにすることで、生活動線を快適に作り上げることができます。
このようにすることで、寝室にダイニングキッチンからの匂いが入ってしまうのも防ぐことができます。
二つ目の部屋の使い方は、二つある居室の一つを趣味部屋や仕事部屋にするといった方法です。
前述したように、2DKの場合、ダイニングキッチンの広さは6帖以上10帖未満です。
広めのダイニングキッチンに、リビングに置くような家具(テレビ・テーブルセット・ソファ等)を配置して、「リビングダイニンルーム」として使います。
そうすることによって一つの居室を寝室として、もう一つを趣味部屋や仕事部屋として使用します。
ご自身の趣味でコレクションしているものが多かったり、在宅ワークの方で集中してデスクワークをしたいといった方にもおすすめの使い方です。
2DKの使い方!大切な持ち物の保管場所として一部屋は収納部屋に!
三つ目の部屋の使い方は、一部屋を思い切ってウォーキングクローゼットのような収納部屋にする方法です。
特に一人暮らしが長い方などは、ご自身も持ち物が大変多い場合もあるようです。
女性の場合は、洋服・靴・バッグ・アクセサリーなどが備え付けの収納などでは収まり切らないといった方も多いでしょう。
先ほどご説明した使い方と同様に、ダイニングキッチンをリビングとして活用し、残り二つの居室の一つを収納部屋にします。
ご自身の好きなやり方で、洋服などをおしゃれにレイアウトしたり、鏡を置いてそこで全身コーディネートしたりするなど工夫してみるのも楽しいですね。
男性の場合は、スキーやスノーボードのウェア、アウトドアが好きな方であればキャンプアイテムやバーベキュー用品などの収納場所に便利です。
もちろん、荷物をできるだけ減らして、居室を増やすことも大事です。
しかしこのような2DKであれば、大切にしたい持ち物の保管場所として使うことも可能なので参考にしてください。
2DKをご自身の好みやライフスタイル合わせて使いこなそう!
2DKで一人暮らしをするときの、部屋の使い方などを中心にご紹介しました。
2DKは、ダイニングキッチン・リビング・寝室として使用したり、ダイニングキッチンをリビングとして使用し、残りの2部屋を自由に使うなど、部屋の使い方が色々と工夫できます。
ご自身の好みやライフスタイルに合わせた部屋の使い方で、より快適に過ごせる空間づくりができるといいですね。