アパートなどの賃貸物件で生活を送っている方も多いかと思います。
中には2DKで2人暮らしをしている方もいるかと思いますし、これから住む予定の方もいることでしょう。
これから入居となれば、家具などのレイアウトも決めなくてはなりませんね。
この記事で、2DKで2人暮らしする方におすすめのレイアウトをご紹介しますので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
2DKってどんな部屋?2人暮らしには広い?狭い?
まずは2DKがどんな部屋かについてお話をしていきましょう。
2DKは、2つの居室とダイニングキッチン(DK)がある間取りのことをいいます。
居室の広さは物件によって違ってきますが、DKの広さに関しては「4.5畳以上10畳未満」とされています。
10畳以上ある場合は2LDKに該当することになるでしょう。
ではこの2DK、2人暮らしをする場合には広いのでしょうか。
それとも狭いのでしょうか。
これは物件によっても違ってきますが、「少し狭い」と感じることもあるようです。
とはいえ生活をする分には十分な広さともいわれていますし、各部屋のレイアウト次第では快適な2人暮らしにもなるそうです。
後ほどおすすめのレイアウトについてのお話をしていきましょう。
2DKに住む魅力!2人暮らしでもメリットはたくさん!
レイアウトについてのお話の前に、2DKの魅力についても触れていきましょう。
賃貸物件の間取りは、1LDKや1K、2LDKなどさまざまありますが、2DKを選ぶメリットは何かあるのでしょうか。
ここでざっとご紹介していきます。
●寝室とキッチン・食事スペースが分けられる
調理時や食事中のにおいは意外と気になるものです。
中には「お布団ににおいがつくのは嫌」という方もいます。
2DKであれば、寝室とDKが分かれているので、においがうつることは少ないといえるでしょう。
●来客時にプライベートな部分を見られない
プライベートな部分でもある寝室を、来客に見られたくないと思う方は多いです。
2DKであれば、ドアを閉めておけば寝室を見られるということはないですので安心です。
2人暮らしの場合も、各居室を個人の部屋としていることもあるでしょうが、ドアさえ閉めておけばそれぞれの居室を来客に見られずに済むでしょう。
●1LDKの家賃と比較すると安いこともある
2人暮らしの間取りとしては1LDKも人気といわれています。
とはいえ、1LDKは1人暮らしにも人気の間取りですので、比較的家賃が高い傾向にあるようです。
2DKは築年数が経っている物件が多いため、1LDKと比較すると安い物件が多いようなのです。
例えば東京の足立区の場合、1LDKの家賃相場がおおよそ9万円に対し、2DK(2Kも含む)の家賃相場は約7万円とされています。
家賃の面から見ても、2DKに住むメリットはあるといえるでしょう。
ほかにもレイアウト次第で部屋を自由に使えるなどといったメリットもありますので、2人暮らしをする場合も2DKの間取りはおすすめですね。
次の項からは2人暮らしにもおすすめの、2DKのレイアウト方法をご紹介していきます。
まずは、2DKの一般的な使い方から見ていきましょう。
2人暮らしの場合に多い2DKの使い方は?その場合のレイアウト
2DKで2人暮らしをする場合、居室が2つあることで、一般的に2つの使い方が挙げられます。
1つは、各居室を1人ずつの部屋(寝室)にすることです。
お互い1人で過ごしたいときもあるでしょうから、2つの居室をそれぞれ個人の部屋にすると良いかもしれません。
この場合は各部屋にベッドを配置し、チェストやテーブルなどを自分好みにレイアウトするようになるでしょう。
もう1つは、1つの居室をリビングとして使い、もう1室を2人の寝室にすることです。
2人暮らしをする方の中には同棲中のカップルや新婚さんもいるかと思います。
その場合、2人の時間を少しでも多く共有したいと思う方々もいることでしょう。
この使い方ですと、食事・だんらん・睡眠まで2人で共有することができます。
リビングとする居室にはローテーブル、ソファ、テレビなどをレイアウトし、寝室となる居室にはダブルベッドをレイアウトすることになるでしょう。
とはいえ、カップルや新婚さんたちそれぞれ生活スタイルなども違ってきますから、2人にどちらの使い方が合っているかをよく相談して決めるようにしましょう。
ダイニングセットがポイント!レイアウト次第でLDKに
2DKには大きく2つの使い方が挙げられましたが、家具のレイアウトをどうするかによってほかにも違った使い方をすることができます。
2人暮らしでは狭いと感じることもある2DKですから、レイアウトを工夫してより快適な空間になるようにしてみましょう。
ここでおすすめするのは、DKに配置するダイニングセットのレイアウトについてです。
このダイニングセット次第では、DKをLDKとして使うこともできるのです。
例えば、ダイニングセットの椅子をソファに替えてしまうのです。
ほかにも、食事をダイニングセットでするというようなこだわりがなければ、ダイニングセットを配置せず、リビングセットをキッチンの隣にレイアウトするのも良いでしょう。
そしてソファに座った時の目線の先にテレビがくるように配置します。
これだけで、少し狭くはありますがLDKとしてDKを使うこともできますよ。
配置する家具も少なく済みますので、全体的にスッキリとした印象になることでしょう。
どんな家具をレイアウトするかで居室の使い方は変わる!
前の項でお話ししたようにDKをLDKとする方法を採用すれば、2DKの2つの居室の使い方はより自由になりますね。
2人暮らしでは、それぞれを個人の部屋にすることが一般的な使われ方の1つだと、記事の中でも触れてきました。
しかしほかにも使い方はたくさんあります。
これは家具をどうレイアウトするかで変わりますので、お話ししていきましょう。
●ハンガーラックを複数配置
1つの居室にハンガーラックを壁に沿って直線的に複数配置すれば、ウォークインクローゼットのように居室を使うことができます。
ファッションが好きな2人であれば、洋服やバッグなどを多く持っているでしょうから、元々備わっている収納スペースでは収まりきらない場合もあるかもしれません。
そんなときは、この方法でウォークインクローゼットをつくってみてはいかがでしょうか。
中央に全身鏡を配置すれば、コーディネートを決めやすくなるのでおすすめです。
●2台のデスクの間にオープンシェルフを配置
お互いに書き物や読書などをしたい場合は、1つの居室を2人の書斎として使用してみてはいかがでしょう。
壁側にデスクを2台設置し、そのデスクの間にオープンシェルフの本棚を配置してみましょう。
オープンシェルフは両側から本を取ることができるので、2人とも自分のデスク側から本を取り出すことができますよ。
またシェルフがあることで、集中したいときは本棚が間仕切りのような役割もしてくれます。
もしシェルフから来る視線が気になるときは、その分だけ布をつけてみても良いですね。
ぜひこちらのレイアウトも参考にしてみてください。
レイアウトを決める際のポイント
最後に2DKのレイアウトを決める際のポイントについてお話しします。
レイアウトによって2DKの使い方も変わってきますが、何となくで配置する場所を決めてしまうと、生活しづらい部屋になってしまうことも否定できません。
それが2人暮らしともなればなおさらです。
2人で快適な生活を送るためにも、ここでのポイントを頭に入れて、お話ししたレイアウトを試してみてください。
●生活動線の確保
2DKは玄関、浴室、トイレ、DK、そして2つの居室があることでしょう。
これらの部屋を行き来する際、動線が悪いとスムーズに移動ができなくなってしまいます。
そのため、それぞれの部屋へまっすぐ行ける動線を確保して、レイアウトを決めましょう。
●家具は部屋の広さの3割程度でおさめる
理想の家具の占有率というものがあり、部屋の広さの3割程度とされています。
3割以上を占めてしまうと煩雑な印象ともなってしまいますので、どの家具を配置するかなども大切なポイントとなりそうです。
以上のポイントなどを頭に入れて、2DKのレイアウトを決めてみてください。
快適な2人暮らし!ポイントを意識してレイアウトしよう
この記事で、2DKのレイアウトのご紹介などをしてきました。
家具のレイアウト次第で2DKをどう使うかも変わってきますので、お2人に合ったレイアウトをしてみてください。
ただし、生活動線の確保などのポイントを意識してレイアウトを決めないと、快適とはいえない生活になることもありますので、お話ししたポイントを参考に試してみてくださいね。