2DKで暮らすことを考えている方の中には、夫婦と子供1人の家族3人暮らしであることも多いものです。
1人暮らしであれば2DKは広い間取りと言えますが、それが家族3人となると話が違ってきます。
今回は、家族3人が2DKで仲良く暮らしていくために、部屋別の家具配置に焦点を当ててご説明していきます。
2DKダイニングキッチンの家具配置はダイニングテーブルがメイン
家族3人が2DKで有意義な暮らしをするために、ここではダイニングキッチンの使い方ついてご説明します。
2DKの場合、料理はもちろん、食事もダイニングキッチンで済ませたいという方もいるでしょう。
しかし、2DKのダイニングキッチンは6帖~10帖までの広さとされており、そこで家族3人が食事を取るとなると狭さも否定できません。
そのため、家族3人が暮らす2DKのダイニングキッチンでは家具配置に注意しましょう。
まず、ダイニングキッチンに配置する家具と言えばダイニングテーブルですよね。
おすすめとしては、丸形のダイニングテーブルの配置です。
家族3人が食事中の動きを妨げられず、また配膳もスムースに行えるかをよく考慮してそれを選び、ダイニングキッチンに配置してください。
また、2DKのダイニングキッチンを広く使うためにも、ダイニングテーブル以外の家具配置は極力シンプルにしましょう。
食器や調理器具などを1つに収納できる家具配置を心掛ければ、家族3人暮らしのダイニングキッチンとは思えないほどすっきりとした空間を作ることができます。
2DKダイニングキッチンと部屋を繋ぐ!家族3人の家具配置は最小限
前項では、2DKのダイニングキッチンを独立させて使用する場合の家具配置などについてご説明しました。
2DKのダイニングキッチンを独立させることは、各部屋とのメリハリが出るなどの魅力がある一方、述べた通り3人暮らしとなると狭さを感じやすいです。
それだけでなく、年齢が小さい子供がいる家族3人暮らしの場合には、遊んでいる様子などを見ながら料理をしたいという方も多いでしょう。
そこでおすすめなのが、ダイニングキッチンと1つの部屋を繋げる使い方です。
また、そこでの大きめの家具配置は、使用するものを吟味し最低限の数にとどめてください。
ダイニングキッチンと1つの部屋を繋げるとなると、そこをリビング代わりとして使用することになるため、家族3人にとって必需品となる家具配置を考えましょう。
おすすめとしては、老若男女が楽しめるテレビはもちろん、それをリラックスしながら視聴するためのソファと小さめのテーブルです。
それから来客時の対応も想定して、生活感が出てしまうような衣類用のものやベッドなどの家具配置は避けてください。
家族3人の所有物が原因?部屋を狭くするあの行為
2DKは、ダイニングキッチンと1つの部屋を繋げることで、そこを広いリビングのように使えることは述べた通りです。
しかし、部屋が広くなったからと言って、生活の仕方次第ではその良さを実感できなくなってしまいます。
特に注意したいのが、床へ直に物を置きっぱなしにする行為です。
リビングとして使う部屋を広く見せるためには、大き目の家具配置数を絞ることと同時に、いかに床を物で埋め尽くさないようにするかもポイントです。
特に、文房具や書類などは普段の生活で使うことも多いため、つい床へ直に置きっぱなしにしがちですよね。
それを防ぐためにも、もう1つの部屋には収納棚を配置するようにしてください。
また、収納棚にラベリングをするなどして、物の定位置を決めておくこともおすすめです。
個人ごとの所有物に関しては、それが家族3人のうちの誰のものであるかが一目で分かるようにしておくとより便利です。
このようにすることで、使いたい時にすぐ取り出すことができ、ストレスも感じにくくなります。
2DK和室は家族3人の寝室に!押し入れの便利さも実感
2DKの間取りの中には、部屋の1つが洋室、もう1つが和室である場合もあります。
和室は、日本の風土に合っているなどの利点がある一方、家具配置に悩むことが多いという面もあります。
そこで、ここからは2DKの部屋の1つが和室である場合の家具配置についてご説明していきましょう。
まずおすすめなのが、和室に現代的な雰囲気をプラスするために、洋室との間の家具配置としてブラインドを選ぶことです。
ブラインドなど洋風の印象が強い家具配置をあえて和室にプラスすることで、一味違ったインテリアを楽しむことができます。
また、このような雰囲気の和室であれば、心を落ち着かせる空間としてそこを寝室として使っても良いですね。
その場合、寝具にはベッドなど大き目の家具配置は避け、布団を選ぶようにしてください。
家族3人がそこで睡眠を取るとなると、ベッドを3人分配置することは難しいでしょう。
それだけでなく、2DKの部屋の1つが和室の場合、押し入れが配置されている間取りがほとんどのため、そこに布団が収納できればスペースの確保に役立ちます。
和室は、日本人が暮らしやすい部屋の原点と言えます。
2DKでは、和室ならではの利点も充分に利用しましょう。
2DKでテレビを家族3人楽しむ!家具配置を変えて畳の状態を保つ
家族3人で暮らすとなると、どうしても視聴したいテレビ番組が一致しないことがあります。
そのため、2DKで家族3人それぞれが自由にテレビを楽しむために、部屋ごとにそれを配置するのも良いでしょう。
また、和室を洋室のように使いたい方は、テレビ以外のソファーやテレビ台などに、畳と合う色味を選ぶのもおすすめです。
注意点として、これらの家具配置をする際には畳を傷つけないようにしてください。
畳は、傷つくと表面がささくれるなど劣化に繋がります。
そして、和室では家具配置場所を時々変えることも大切です。
家具には重さがあるものも多いため、長年同じ場所に配置しておくと畳がへこむことがあります。
2DKをいざ退去することになった際、畳を良い状態で次の入居者へ引き継ぐために、このような配慮を忘れないようにしましょう。
2DK和室を子供部屋に!家具配置に注意して健全性を確保
2DKの部屋の1つが和室の場合、そこを子供部屋として使うこともおすすめです。
特に、小さな子供がいる家族3人暮らしの場合、和室ならではの畳の柔らかさが生かされます。
子供が走り回ったりする際も足に衝撃を受けにくく、また転んでも畳の柔らかさで怪我をしにくいという利点があります。
もし和室の畳が汚れるのを避けたい場合は、ジョイントマットなどをそこに敷くのも良いですね。
ジョイントマットの柄によっては、和室を洋室のように変化させることもできるためおすすめです。
組み合わせて形を変えることもできるため、2DKの和室の広さに合わせて使うことができます。
供が小学生以上の場合、家具配置は主に学習机がメインとなるでしょう。
昨今の学習机は天然木を使ったものも多いため、和室にもよく馴染みます。
一方、学習机は背が高いものも多いため、それにより窓を塞いでしまわないよう注意してください。
子供の健やかな成長には、窓からの太陽の光を十分に浴びることも大切です。
それだけでなく、勉強中などに窓からの景色を眺めることで、子供の脳を休ませることも期待できます。
2DKの家族3人暮らしはそれぞれが考える家具配置を尊重して
2DKで家族3人の暮らしとなると、生活の仕方によっては狭さを感じやすくなってしまいます。
家族3人となればそれぞれの所有物もあるため、収納家具をうまく利用して物を散乱させないなどの工夫も大切です。
また、2DKでは家具配置数が少ないほど広いスペースを確保できるものですが、だからと言って家族3人にとって必要なものまで無くしてしまうことはおすすめできません。
例えば、親にとっては不必要と感じる家具も、子供にとっては必要であることもあります。
子供がある程度の年齢であれば、2DKの住まいにはどのような家具配置が必要か、家族3人で入居前に話合うのも良いですね。