防音したい方必見!賃貸アパートで気になる騒音をdiyで対策

賃貸アパートに住んでいると、周りのお宅の生活音が気になるものです。

また、周りから音が聞こえていると同時に、自分の出している生活音も、周りのお宅に騒音となって聞こえている可能性が高いです。

しかし、防音工事を業者に依頼するのは時間もお金もかかる上、賃貸物件では自由に行えないことが多いでしょう。

今回は「diy」で、お金をかけずに部屋を防音する方法をご紹介していきましょう。

騒音となる「音」の種類とは

賃貸アパートに住んでいて、周りから聞こえてくる音はさまざまなものがあります。

気になる騒音はdiyで防音対策をとりたいものです。

ところで、部屋に伝わる「音」には2つの種類があるのをご存知でしょうか。

それぞれの音を理解することで、より効果的な防音対策をとることができるでしょう。

●個体音

これは個体が動くことで伝わる音のことを指します。

部屋の中で走ったり、飛び跳ねたりすると、壁や床が振動し、アパートの構造体を通して素早く別の部屋へと伝わる音です。

発生した振動を止めることはできないため、アクションを起こさずに過ごすことで、伝わる音を防ぐことが可能です。

●空気音

空気音は、話し声やスピーカーから出た音といったように、空気で伝わる音を指します。

個体音と比べると、振動するスピードは遅く、範囲も広くはありません。

しかし、部屋の壁や床に空気音が当たると、個体音へと変わって他の部屋に伝わります。

隣の部屋の話し声が聞こえる場合は、「空気音が個体音となり、建物の構造体を伝ってきた」と考えられます。

賃貸アパートで防音する場所は?

周りからの騒音や、自分の生活音を防ぐためにも、賃貸アパートの防音対策はしっかり行いたいものです。

diyで対策する場合、部屋のどの部分を防音すればよいのでしょうか。

いくつかに絞って、ポイントをご紹介していきます。

●床

防音の基本となるのが床になります。

歩いた際の音も響くため、普通に生活しているだけで騒音となってしまう場所です。

●壁

薄さにもよりますが、壁は個体音も空気音も伝わりやすい場所になります。

薄ければ薄いほど、騒音が他の部屋へ届きやすくなるでしょう。

●ドア

ドアの開閉の際に発生する音は響きやすい傾向があります。

また、基本的にに壁よりも薄いため、個体音と空気音を両方伝えてしまうでしょう。

●窓

ドアと同じように厚みがないため、個体音と空気音をともに伝えてしまいます。

●家電

テレビやパソコン、洗濯機など、騒音となる家電は部屋にたくさんあります。

これらの家電の使い方しだいで、音をぐっと抑えることができるでしょう。

賃貸アパートで「床」の防音対策をdiyしよう

ここからは、diyで賃貸アパートの部屋を防音対策する方法をご紹介していきましょう。

まずは「床」からです。

●カーペットを敷く

足音を防ぐためには、カーペットを床の上に敷くことが効果的です。

カーペットがあれば、高い場所からものを落とした場合も音が響かず、床が傷つくこともないでしょう。

また、カーペットはクッション性のあるものがおすすめです。

毛足の長いシャギーラグなども防音効果が高いため、選択肢に入れても良いでしょう。

●ジョイントマットを敷く

カーペットの代わりにジョイントマットを敷くことで、防音効果が期待できます。

タイルのように組み合わせて敷いていくため、部屋の大きさに合わせて設置できます。

カーペットの下に敷いて2重で使用すれば、高い防音効果が期待できるでしょう。

●スリッパを履く

スリッパを履いて移動すれば、足音をスリッパが吸収するため、音が響きません。

大き目のスリッパではパタパタと音がしてしまうため、自分にちょうど良いサイズを選ぶようにしましょう。

賃貸アパートで「壁」の防音対策をdiyしよう

続いては、部屋の「壁」をdiyで防音対策していきましょう。

賃貸アパートで手軽にできるものばかりになります。

●家具を置く

壁側に背の高い家具を置くことで、防音効果を期待できます。

本棚やタンスを壁際に置くと、空気音や個体音が伝わることを緩和することができるのです。

ポイントとしては、壁に家具をつけずに、少し離して空間を作ることです。

こうすることで防音効果がより高まります。

●遮音シートを貼る

遮音シートとは、基本的に「壁の内側に設置する建材」です。

効果が高いため、壁に直接貼りつけても防音効果が期待できるでしょう。

しかし、見た目があまり良くないため、インテリアを重視する人にはおすすめできません。

●段ボールを貼る

段ボールやポスターを壁に貼ると、壁との間に空間ができるため、防音効果があります。

段ボールの場合は、構造上すでに空気の層がいくつもできあがっています。

そのため、壁に貼ることで防音することに繋がるのです。

賃貸アパートで「ドア」と「窓」の防音対策をdiyしよう

続いては、賃貸アパートの「ドア」と「窓」をdiyで防音対策していきましょう。

まずは「ドア」からです。

●隙間テープを貼る

窓サッシに貼るイメージの強い隙間テープですが、実はドアにも使用することができます。

ドアの下には隙間が空いていることが多いですが、その部分を隙間テープで塞ぎます。

こうすることで、部屋の中の音が外に漏れることを防ぐことができるでしょう。

続いては、「窓」になります。

●厚いカーテンをする

カーテンには「防音カーテン」という種類のものがあり、高い防音効果が期待できます。

カーテンを2枚重ねにしても音が伝わりにくくなるため、おすすめの方法です。

●遮光フィルムを貼る

直射日光を防ぐために窓に貼る遮光フィルムですが、窓の振動を少なくすることができるため、音に対しても有効です。

遮光フィルムはホームセンターや100均ショップでも購入することができますよ。

●プチプチシートを貼る

遮光フィルムよりも防音効果が高いのがプチプチシートです。

プチプチシートには空気の層がたくさんついているため、音が伝わりにくい構造となっているためです。

自分でできる防音対策とは?

ここまで、diyで賃貸アパートの防音対策をする方法をご紹介してきました。

では、自分自身が行える防音対策とはどのような行動なのでしょうか。

それは、「なるべく大きな音を出さない」ように気をつけて生活することに尽きます。

歩き方1つをとっても、どたどたと音を立てて歩くのではなく、つま先から地面につけて歩いてみましょう。

すると、かかとからつけるよりも静かに歩くことができるのです。

忍び足のように歩く必要はありませんが、少し歩き方を意識してみてください。

また、生活音を出す時間にも注意しましょう。

洗濯機や掃除機は、なるべく夜は使用しないのは前提として、テレビも必要以上に大きな音にしないように注意することが大事です。

話し声も、時間によっては小さな声で話します。

夜中や早朝は静まり返っているため、小さな音でも響きやすい傾向があるのです。

騒音トラブルへと繋がるため、一般的に人が寝ている時間帯に大きな音を立てることは避けましょう。

賃貸アパートは防音対策をすることが大事

アパートで生活していて、周りから聞こえてくる生活音は、どうしても気になるものです。

特に自分がリラックスしている時間帯は、ストレスでしかありません。

しかし、自分の出している音も、周りのお宅で「騒音」ととらえられている可能性もあるのです。

diyでお金をかけずにできる防音対策はたくさんあります。

ご紹介した防音対策をとり、快適な空間を手に入れてください。