窓の遮光シートははがせるタイプで!貼り方とオススメ5選!

夏場、「クーラーをかけているのに、なかなか部屋が涼しくならない…」ということはありませんか?

そんなときは、窓から強い日射しが入り込んでいないか、今一度チェクしてみて下さい。

もし、窓際に設置している物や床などを触ってみて、熱いと感じた場合、遮光シートの使用をおすすめします。

今回はDIYで簡単に貼れる遮光シートの中でも、はがせるタイプのものをまとめてみました。

部屋が暑いという方は是非参考にしてください。

窓の遮光シートにははがせるタイプのものがオススメ!

夏場のクーラーが効かない場合に注意して意識していただきたいのが、窓からの日射です。

日光が差し込んで、光が当たっている部分が熱くなり、その熱で部屋の温度が上がってしまいます。

例として、暑い夏の日に車を駐車場に駐めて数時間放置したときを想像してください。

車内はかなりの暑さになってしまいますね。

この時、シートが火傷するくらいに熱くなっている場合が多いかと思います。

これが日射熱による気温上昇の分かりやすい例です。

これは、建物の部屋においても同じ理屈で起こります。

天気の良い日に、窓際のチェストがかなり熱を持っていた、という経験はございませんか?

そんなときは窓の遮光シートを使用すると良いでしょう。

窓の遮光シートは、日射を遮ることにより、部屋の気温の上昇を押さえる効果があるからです。

部屋を真っ暗にすることが目的では無いため、光を適度に取り入れながら遮光・遮熱ができます。

ただ、遮光シートは、窓に貼り付けて使用します。

よって、後ではがすことを考えた場合、接着剤を使うシールタイプの遮光シートは気が引ける方も多いのではないでしょうか。

そこでオススメなのが、接着剤を使わないはがせる遮光シートです。

あとで簡単にはがせる窓の遮光シートは吸着タイプと水で貼るタイプ

遮光シートを貼る場合、プロの業者に頼むか、DIYで施工するかのいずれかの方法があります。

プロに依頼する場合、それなりに費用がかかりますが、職人の技がなすところとなり、かなりキレイに仕上がるでしょう。

プロに依頼した場合、ほとんどが接着剤を使用したシールタイプの遮光シートで施工されます。

よって、問題は、後で剥がすことを考えていません。

透明な窓ガラスを遮光性のある窓ガラスに「交換する」のと同じコンセプトで施工しますので、言ってみればあたり前のことです。

ちなみに、接着剤で貼り付けられた遮光シートも、「はがすことなど絶対に不可能」ということは一切ありません。

やり方を間違えずに取り掛かれば、ちゃんとはがせるのです。

ただ、かなりの手間はかかります。

では、自分でシートを貼る場合、後ではがせる遮光シートとはどのようなものがあるのでしょう?

大きく分けて、そのまま貼れる吸着タイプの遮光シートと、水だけを使って貼る遮光シートの2つに分けられます。

それらについては次項からご説明します。

そのまま貼れて後ではがせる吸着タイプの窓の遮光シート

では、それぞれのタイプの具体的な商品を見ていきましょう。

まずご紹介するのは、何も使わずそのまま貼れる、後ではがせる窓の遮光シートです。

吸着タイプは、スマホのディスプレイ用のフィルムなどでおなじみの仕組みとお考え下さい。

○アサヒペン:ガラス用遮熱シート 幅92cm×長さ1m 参考価格 2,368円(税込)

数多くある吸着タイプと同じように、何度もはがしながら貼っていくことが可能です。

日射を80%カットしてくれるので、日射熱による温度上昇は格段に軽減してくれます。

その他、紫外線はなんと98%もの量をカットし、さらに割れたときの飛散も軽減してくれる効果があるので安全です。

凹凸ガラス、ザラザラしたガラスには使用できません。

○LINTEC:遮熱シート(凸凹ガラス用 )92cm×90cm ホワイトタイプ(ツヤあり) 参考価格 2,250円(税込)

凹凸ガラス、網入りガラス、複層ガラスにも貼れるすぐれものです。

光を通しつつ、遮光、遮熱効果も高いので、エアコンを利用する際の省エネにもなります。

さらに、目隠し効果が高い他、湿気の多い浴室やトイレにも貼れるので、プライバシー保護にも期待できます。

ただし、曇りガラスなどのザラザラした面のガラスやLOW-Eガラスには貼れません。

水だけで貼れる!後ではがせる窓の遮光シート

続いては、水だけで貼るタイプの、後ではがせる窓の遮光シートを2点ご紹介します。

水を使う分吸着タイプよりも手間がかかりますが、吸着タイプに比べて、目に見えないホコリが比較的に入りにくいというメリットがあります。

○壁紙屋本舗:レトロ ガラスフィルム 幅92cm×長さ1m(1m単位で切売りOK) 販売価格 1,998円(税込)

貼るだけでアンティークな雰囲気が出せるレトロなデザインの遮光シートです。

スタイリッシュなデザインなので、窓ガラスだけではなく、食器棚などにも利用できます。

見た目だけでなく、紫外線を99%カットしてくれるのでUV効果も絶大です。

目隠し効果も高いため、外からの視線も気になりません。

賃貸にお住まいの方で、おしゃれにお部屋をアレンジしたいという方には最適な遮光シートといえるでしょう。

○男前モノタロウ:遮熱&遮光フィルム 96cm×2m スモークタイプ 販売価格 1,393円(税込)

こちらの商品は、最小サイズが長さ2mとなり、他の製品のように1m程度のサイズのものがありません。

ただ、お値段はかなりリーズナブルです。

スモークタイプの遮光シートとなるため、遮光はおろか採光をほぼ遮断してしまいます。

よって、「光は必要ない」という場所には最適な遮光シートといえるでしょう。

例えば、工場や作業場等、常に電気を付けている場所の窓であれば、最もオススメの遮光シートとなります。

つるつるな表面のノーマルなガラスにのみ使用可能です。

そのため、くもりガラス、凹凸ガラス、網入りガラス、複層ガラスなどには使用できません。

また、浴室などの湿気が多い場所での使用もできない仕様となっています。

最初が肝心!後ではがせる窓の遮光シートを貼る前の準備作業

では、後ではがせる遮光シートを貼るときの注意点をご紹介します。

まずは準備段階です。

これは、吸着タイプ、水で貼るタイプ、両方に共通した方法となります。

○用意するもの

・窓拭き用のグッズ(洗剤、クリーナー、布、新聞紙等)
・遮光シート
・カッターナイフ

手順は以下です。

①窓ガラスをピカピカにキレイにする

汚れが少しでも残っていると、貼った遮光シートははがれてしまいます。

まずは窓ガラスをピカピカでシミひとつない状態にしましょう。

中性洗剤やガラスクリーナーなどを使っても良いですが、二度拭きなどで薬品はキレイに拭き取るようにして下さい。

ここでオススメなのが新聞紙です。

ガラスに霧吹きで水を吹きかけ、それを新聞紙でこする感じで拭き取ります。

面白いように汚れがとれますのでぜひ一度試してみてください。

②遮光シートをサイズに合わせてカットする

窓のサイズに合わせて遮光シートをカットします。

あらかじめサイズを測ってカットをしますが、1mmでも隙間を開けたくないという人は、多少大きめにカットし、貼り付けた後、カッターで切ると良いでしょう。

ハサミよりもカッターの方がキレイにカットできます。

③カットした遮光シートを窓ガラスに貼っていく

その後、カットした遮光シートを窓ガラスに貼ってください。

水で貼るタイプの遮光シートは、次項で詳しく説明します。

準備が完了すればあとは貼るだけ!後ではがせる窓の遮光シートの貼り方

続いて、水で貼るタイプの後ではがせる遮光シートの貼り方をご紹介します。

○用意するもの

・先程カットした遮光シート
・霧吹き
・カッターナイフ
・タオル(比較的キレイな布)

①霧吹きでガラス面に水を吹きかける

ガラス部分全体に、霧吹きで水を吹きかけます。

もし、ガラスの窓部分が簡単に取り外せるのであれば、作業がやりやすくなるため、窓を外しての作業がオススメです。

なお、水を吹きかけるとき、外側と内側を間違えないように注意してください。

まれに屋外用のシートもありますが、遮光シートは基本的に室内用となります。

②シート貼り、全体に水をなじませる

貼った保護フィルムの上を、布で軽くなでる感じでフィルム全体に水をなじませていきます。

四隅までまんべんなく水が行き渡るようにして下さい。

③遮光シートを窓に吸着させる

やや力を入れてタオルを押し付け、中央から外側に動かす要領で遮光シートを窓に吸着させます。

このとき、時気泡が発生しますので、同じ要領で、外側に押し付けて下さい。

また、窓からはみ出している部分があれば、カッターでカットします。

作業全体の中で、ここが一番大変な作業かもしれませんが、キレイに貼る一番重要な部分です。

④余計な水を拭き取って乾けば完成

タオルで余分な水を拭き取り、乾かします。

可能であれば、直射日光のあたらない場所で乾かして下さい。

なぜかというと、製品にもよりますが、仕上りが悪くなる可能性があるためです。

その後、乾いたら完成です。

自分の環境に合わせたタイプとデザインを選んで快適な居住空間を!

今回は後ではがせる窓の遮光シートについてご紹介しました。

持ち家、賃貸にかかわらず、後ではがせるタイプの遮光シートはDIYでも簡単に貼り付けることが可能です。

また、遮光シートには吸着タイプと水で貼るタイプがあり、デザイン性にもすぐれた商品も多数あることがお分かりいただけたかと思います。

使用される環境やお好みに合わせた遮光シートを選んで、快適なお部屋を実現していただければ幸いです。