木造住宅は床が抜けないか心配!耐荷重はどのくらい?

皆さんは、木造住宅に住んだことはあるでしょうか?

中には、「木造住宅に興味はあるけど、重い家具が原因で床が抜けないのかが気になる」という人もいますよね。

実際、木造住宅の床の耐荷重はどれくらいなのでしょうか。

今回は、木造住宅の床の耐荷重について見ていきましょう。

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木造住宅に住みたい人は多い?

「木造住宅」と聞いて、あなたはどんな印象を持ちますか。

最近では、木造住宅に住むメリットが注目を集めているので、マイホームとして木造住宅を建てる人も増えています。

木造住宅を建てて、そこに住むメリットには、

・材料費が安く済む

・家のデザインが比較的、自由に選べる

・精神的にも機能面でも、快適に過ごせる

などがあります。

さらに、学校などでは、「木造の校舎にしたら、児童・生徒が落ち着いて勉強できるようになった」という例もあるようです。

ヒノキなどはとても良い香りがしますよね。

その香りには、「人の気持ちを癒す効果がある」と言われています。

木の持つ自然の力が、そこで過ごす人にも良い影響を与えるのでしょう。

しかし、木造住宅に住むことに不安を持つ人もいます。

耐震面での不安や火事の不安はもちろんですが、実は、それ以外に木造住宅の床の「耐荷重」を気にする人が多いのです。

耐荷重が何なのかについては、次の章でお伝えします。

木造住宅は床が抜けないか心配!耐荷重とは?

先ほど「耐荷重」という言葉が出てきましたが、「これだけでは何のことか分からない」という人も多いのではないでしょうか。

「耐荷重」とは、「その部屋の面積全体に、均等に荷重がかかったときに耐えられる荷重」のことで、建築基準で「180㎏/㎡」ときちんと定められています。

つまり、木造住宅の耐荷重を気にしている人は、「家具の重さが原因で床が抜けないかを心配している」のです。

筆者の実家は木造住宅で、30年近く住んでいましたが、床が抜けたことは一度もありません。

もちろん、平屋ではないので2階がありました。

そして、2階にも、1階と同じく大きなタンスや机などが置いてありましたが、床が抜けるどころか何の不具合もありませんでした。

このように、木造住宅であってもその造りは意外にしっかりしているのです。

木造住宅の場合、床の耐荷重はどれくらいある?

そうは言っても、「木造住宅の床の強度が心配だ」という人もいるでしょう。

そこでここでは、木造住宅の床の耐荷重について詳しくお伝えします。

木造住宅で、床が抜けることを心配するということは、「2階以上の部屋に重いものを置く予定がある」ということになります。

家に置けるもので重いものと言えば、

・ピアノ
・水槽
・学習机
・タンス
・ベッド

などが考えられますね。

大きな家具や大きな楽器は重さがあるので、「いくつも置くとトータルの重さで床が抜けるのではないか」と、心配になりますね。

繰り返しますが、住宅の床の耐荷重は「180㎏/㎡」という建築基準があります。

しかしこれは、1㎡の範囲には180㎏までのものしか置けないということではないので、注意が必要です。

あくまでも、部屋全体での耐荷重を示すものです。

例えば、2階の部屋の広さが6畳ならば面積は9.72㎡なので、9.72㎡×180㎏=1749.6となり、大体1,750kgまでの重さには耐えられるということになります。

木造住宅の2階の床には、どこまで重いものが置ける?

では実際に、木造住宅の2階に何をどのくらい置くことができるのか見てみましょう。

先ほどもお伝えしましたが、木造住宅の2階の床の場合、建築基準で「耐荷重は180㎏/㎡」という基準があるので、普通に暮らす分には床が抜けることはありません。

そうでないと、「水槽を置いただけで床が抜けてしまい、何も置けない」ことになってしまいます。

先ほどの例でご説明すると、6畳の部屋にも1,750kgまでのものが置けるので、

・学習机
・タンス
・ベッド

などは置くことが可能です。

ただし、水が入った水槽は、その重さが一部分にかかるので注意が必要です。

床がたわんだり、抜けたりすることに繋がりやすくなります。

また、「どうしても、2階にピアノを置きたい」という場合には、設計の段階から建築士などに相談する必要があります。

ピアノはかなり重い楽器なので、置く予定の場所に大きな荷重をかけ構造計算を行なったり、床の補強をするなどして置けるようにすることになるでしょう。

耐荷重以外が原因で木造住宅の床が抜けることがある?

ここまで、木造住宅を建ててそこに住むメリットや、木造住宅の2階の床の耐荷重についてお伝えしてきました。

ここまでの内容を読んで、「メリットもあるし、耐荷重にも問題ないなら木造住宅を建てて住みたい!」という気持ちになってきた人もいることでしょう。

しかし、家を建てるのであれば慎重に検討しなければなりません。

木造住宅にもデメリットはあるからです。

それが、「木材の品質」と「耐久性」です。

木材の品質は、建材として使う木の種類によって変わります。

また、鉄骨造(または鉄筋コンクリート造)に比べると耐久性が低いのも、木造住宅のデメリットと言えます。

つまり、耐荷重や家具の重さには問題なくても、

・木材の品質が元々あまりよくなかった

・耐久性を点検していなかった

ことで、「木造の家で2階の床が抜ける」可能性はあるのです。

もちろん、適切な木材を使うハウスメーカーを選んだり、定期的に家のメンテナンスを行えば床が抜けるのを防げますが、かなり年数が経っている木造住宅では床の木材が傷んでいることもあるでしょう。

もし、木材の耐久性が限界を超え、床が抜けてしまったらどうすれば良いのでしょうか。

最後は、その対処法をお伝えします。

木造住宅の2階の床が抜けたらすぐに修理依頼を!

木造住宅の2階の床が抜けたら、すぐに業者へ修理を依頼しましょう。

床が抜けた原因が耐荷重であってもそうでなくても、床が抜けるというのは重大な住まいのトラブルです。

いつも通りの生活をするには、とにかく早く床を修理してもらう必要があります。

その際は、以下の基準に照らし合わせて業者を選ぶと良いでしょう。

・問い合わせ時の対応が良い

・見積もりを出し、どこの修理にいくらかかるのか示してくれる

業者に頼めばもちろん費用がかかりますが、床が抜け落ちた場合は、さすがに自力では修理できません。

プロに相談するに限ります。

業者による修理は、床の抜け具合によって費用や方法が異なります。

床の不具合に早く気づけば、一度床板を剥がし、それを再び接着剤で付けて乾燥させるだけで修復できることもあります。

しかし、業者に修理を依頼した時点で基礎材が大きく破損している場合には、大掛かりな修理が必要になるでしょう。

水が浸透したことで腐食や劣化しているならそこを修復し、もしもシロアリの被害などが見つかれば、その駆除もすることになります。

点検すれば、木造住宅でも床が抜ける心配は少ない!

今回は、木造の家の床の耐荷重についてお伝えしました。

木造の建物でも、1㎡につき180㎏までの重さには耐えられるように作られています。

そのため、普通に住む分には、「重い家具が原因で床が抜けてしまうのでは」と過剰に心配する必要はありません。

ただし、もし、点検不足などで床が抜けてしまったら、自力での修理は困難です。

その際は、速やかに業者へ連絡し、修理を依頼しましょう。