ベランダの洗濯物にカメムシが!虫除けネットなどで対策!

二階建ての家や、アパートなどに住んでいる場合、ベランダに洗濯物を干している方は多いものです。

しかし、そこで問題なのが、洗濯物にカメムシが付いてしまうということです。

これは、ベランダ以外の外に洗濯物を干している方にとっても、もちろん身近な問題であると言えるでしょう。

そこで今回は、虫除けネットなどを使った、洗濯物に付くカメムシの対策法をご紹介していきます。

ベランダの洗濯物に虫が!臭いを発するカメムシには要注意

ベランダで洗濯物を干している際に、その洗濯物に虫が付いている場合があります。

ベランダは部屋から出た外の空間であるため、致し方ない部分もあるでしょう。

しかし、虫の中でも洗濯物に付いていると困る種類の虫がいます。

それは、カメムシです。

カメムシは、地域により「屁臭虫」や「ヘッピリムシ」などとも呼ばれています。

それらの名前には、「臭い」などの言葉を連想させるものがあると気付きます。

では、なぜカメムシはそのような名前で呼ばれているのでしょうか。

それには、カメムシが発する強い臭いが関係しています。

カメムシは、何か身体に刺激が与えられることで臭いを発します。

その臭いはとても強く、ほとんどの人にとっては悪臭なうえ、服などに付くとなかなか落ちないので迷惑極まりないです。

そのため、地域によっては「臭い」などの言葉を連想させる名前で呼ばれているのです。

このような特徴のあるカメムシが、もしベランダで干している洗濯物に付いてしまったらどうなるでしょう。

カメムシの発する臭いが、洗濯物に付いてしまうことも考えられます。

このような事態を防ぐためにも、虫除けネットなどを使ってカメムシがベランダで干している洗濯物に付くのを防ぐことが大切です。

ベランダの洗濯物にカメムシが付いてしまう原因

カメムシがなぜベランダで干している洗濯物に付いてしまうのかも気になるところでしょう。

それには、カメムシが白い色を好む傾向があるということが原因とされています。

よほど白を避けている人でなければ、洗濯物にはシャツやシーツなど、白っぽいものも多いのではないでしょうか。

そのため、白を好むカメムシにとっては、とても魅力的な場所となります。

それに加え、洗濯物の暖かさもカメムシが付く原因の1つです。

種類に関係なく、カメムシは寒さを嫌います。

ベランダであれば、日当たりも良く、その暖かさで洗濯物も良く乾くでしょう。

その暖かい洗濯物は、人間にとって気持ちの良いものですが、カメムシにとっても居心地の良い場所となるのです。

そして、カメムシは比較的小さな虫のため、洗濯物を取り込む際に、気付かず家の中に一緒に入れてしまうことが考えられます。

では、それを防ぐにはどのような対策が必要なのでしょうか。

前項でも触れた、虫除けネットを使った対策法についても見ていきましょう。

ベランダの洗濯物をカメムシから防ぐ!虫除けネットの選び方

ベランダで干している洗濯物にカメムシが付くのを防ぐためには、どのような虫除けネットが適しているのでしょうか。

以下でそのポイントをまとめました。

・通気性

虫除けネットは、洗濯物を囲うような形で設置します。

そのため、通気性のあるものが望ましいでしょう。

虫除けネットに通気性がないと、せっかくベランダに干している洗濯物が乾きにくくなってしまいます。

・細かい網目

虫除けネットは、網目の細かいものを選ぶことでカメムシが侵入できずに洗濯物に付くのを防げます。

網目が細かければ、カメムシ以外のより小さな虫が洗濯物に付くのも防ぐことができるでしょう。

・大きいもの

家族構成はもちろん、日によっても洗濯物の量は違いますが、なるべく大きいものがおすすめです。

洗濯物の中にはシーツなどの大物もあるため、大きい虫除けネットであれば余すところなく中に入れることができるでしょう。

ベランダの洗濯物をカメムシから防ぐ!市販の虫除けネット

ここでは、市販されている虫除けネットをご紹介します。

【ライジング 物干し竿用カバー】

洗濯物を丸ごと覆うようなデザインで、しっかりと洗濯物を防衛してくれます。

また、細かい網目によりカメムシなどの虫だけでなく、花粉やほこりなども防いでくれる優れものです。

黒いネットで、ベランダに洗濯物を干していても、視線が気になりません。

しかし、この商品をはじめ、市販されてる洗濯物の虫除けネットは人気のため欠品である場合もあるでしょう。
その場合には、虫除けネットの代用品を使うこともおすすめです。

では、どのようなものが虫除けネットの代用品として使うことができるのでしょうか。

次項では、意外なものでベランダで干している洗濯物にカメムシが付くのを防ぐ方法をご紹介しましょう。

ベランダの洗濯物をカメムシから守る!意外なアイテム

虫除けネットの代用品としておすすめのアイテムとは、蚊帳のことです。

蚊帳の本来の使い方は、寝ている間に身体を蚊にさされるのを防ぐものですよね。

しかし、ベランダで干している洗濯物にカメムシが付くのを防ぐことにも役立つのです。

ベランダに設置した蚊帳で洗濯物を干す方法を、以下で見ていきましょう。

①蚊帳をベランダに設置する

まずは、蚊帳をベランダに設置しましょう。

戸建ての二階にあるベランダや、アパートなどの賃貸でも2階以上にあるベランダでは注意して作業を行いましょう。

脚立などを使い、ベランダから落ちないよう慎重に行ないましょう。

②洗濯物を蚊帳の中で干す

蚊帳から洗濯物がはみ出していないか、確認しながら干しましょう。

少しでもはみ出していると、その部分にカメムシが付く心配があります。

③蚊帳の端を閉じる

蚊帳の下部は開いている状態ですので、そこを閉じてください。

ベランダで、洗濯物を干す際に余る洗濯ばさみなどで閉じると良いでしょう。

虫除けネットと併用もおすすめ!ハッカ油虫除けスプレー

最後におすすめするのは、ハッカ油で虫除けスプレーを作り、カメムシを防ぐ方法です。

以下で、その虫除けスプレーの作り方をご紹介しましょう。

【用意するもの】

・ハッカ油
・無水エタノール
・精製水
・スプレーボトル(PET、PP、PEなどと表記されているもの)

【作り方】

①スプレーボトルにハッカ油を入れる

ハッカ油は、5~10滴を目安に入れてください。

②無水エタノールを入れる

無水エタノールは、薬局などで売られています。

10mlほど入れましょう。

③精製水を入れる

精製水も、無水エタノールと同様、薬局などで売られています。

90ml入れたら、よくスプレーボトルを振って混ぜ合わせてください。

この虫除けスプレーを、ベランダにまんべんなく撒きましょう。

虫除けネットで洗濯物を囲い、それと併せて使うのもおすすめです。

もし肌にスプレーが付いてしまっても、身体に害のある材料は使われていませんので安心です。

材料の1つであるハッカ油は、カメムシ同様、蜂やゴキブリが嫌がる匂いであるとも言われています。

そのため、ベランダだけでなく、玄関などに撒くのもおすすめです。

ハッカ油の良い香りで、来客などにも気兼ねなく虫除けができるでしょう。

カメムシ発生の時期に合わせて対策を

ベランダに干している洗濯物にカメムシが付いてしまったら、その洗濯物に臭いが付いてしまう心配もあります。

一度洗った洗濯物をまた洗わなければならないとなれば手間です。

それを防ぐためにも、虫除けネットなどを使って対策することが重要です。

カメムシは、5月~7月、9月~11月に発生すると言われています。

そのため、これらの時期に合わせて対策をしましょう。