1LDKのアパートやマンションにお住みの方もいれば、これから入居する方もいるかと思います。
これから1LDKに入居するとなれば、家具などのレイアウトも決めることになりますね。
そのとき、リビングにソファを配置するという方もいることでしょう。
このソファをどう配置するかによって、その部屋が広い印象あるいは狭い印象になるかは変わります。
この記事でお話ししていきますので、1LDKのソファのレイアウトを決める際の参考にしてみてください。
1LDKに配置するソファによってお部屋の印象は変わる?
1LDKは、1つの居室とLDK(リビングダイニングキッチン)がある間取りのことをいいます。
LDKでは「くつろぐ」「食事する」「調理する」を1つの空間の中で行うことが一般的です。
そのため、多くの時間を過ごす部屋でもあるので、まさに1LDKのメインの部屋ともいえるでしょう。
そんなLDKは、1LDKの場合は8畳以上の広さがありますので、ダイニングセットとともにリビングセットを配置することもできるかと思います。
そうなれば多く方はLDKのリビングスペースにソファを置くことでしょうが、そんなソファをどうレイアウトするかによってお部屋の印象が変わるようなのです。
ソファはリビングの主役ともいえる家具ですから、ソファが与える影響は大きいといえます。
そのため、ソファのレイアウトをどうするかで、お部屋の印象は異なってくることでしょう。
この記事で、特に1LDKに向けたソファのレイアウトについてお話ししていきますので、参考にしてみてください。
レイアウト同様に大切!ソファを選ぶポイント
1LDKのリビングスペースにソファを置くことを考えているとき、どうレイアウトするかでその部屋の印象は変わります。
しかしソファのレイアウト同様に考えなくてはいけないのが、「ソファ選び」です。
ソファを選ぶとき、人それぞれどんなソファを選ぶかは異なります。
例えば、「デザインが素敵」や「座り心地が最高」などの理由で選ぶかと思います。
もちろんこれで選ぶのも良いのですが、特に重視していただきたいのが「ソファのサイズ」です。
ソファには1人掛け用、2~3人掛け用など、幅広いサイズを展開しています。
そんなサイズを無視して選ぶと、いくらデザインが素敵であったり座り心地が良かったりしても、1LDKで快適な住空間をつくることができなくなる恐れも考えられます。
アパートやマンションは賃貸かどうかに関わらず、契約したお部屋を今より広くすることはできませんから、ソファのサイズで調整するしかありません。
実際に、「アパートの部屋の中に収まるサイズのソファを購入したけど、配置したら通路がなくなってしまった」という方もいます。
単にアパートの部屋に収まるサイズのソファであれば良いというわけではなく、通路やほかの生活動線のことも考えて、ソファのサイズを選ぶことが重要なのです。
そのため、レイアウトを考えつつ、ソファのサイズも一緒に検討することが大切なポイントとなるでしょう。
1LDKのリビングが狭い印象になってしまうソファのレイアウト例
それではここから、1LDKのリビングスペースに配置するソファのレイアウト例を見ていきましょう。
まずは、狭い印象のリビングになってしまうソファのレイアウト例からご紹介していきます。
多くの方は開放感があるようなリビングにしたいと思うことでしょう。
リビングは1日の疲れを癒す場所の1つでもありますから、窮屈な印象の空間にはしたくないですよね。
とはいえ、ソファのレイアウト次第では、狭い印象を与えるリビングになってしまいます。
例えばLDKに掃き出し窓がある場合、その窓の前を通路スペースとして1m程度空けて、窓と平行にI字型やL字型のソファをレイアウトをしたとします。
こういった場合、リビングスペースが少し狭い印象になりやすいです。
通路スペースを確保することは大切ですが、その分リビングに使える面積が小さくなってしまいます。
また、窓と平行にソファをレイアウトしたことでも、コンパクトなリビングの印象になりやすくなります。
窓との兼ね合いで、こういったレイアウトになってしまう場合もあるでしょうが、その場合はソファのサイズを小さくするなど工夫してみると良いかもしれません。
1LDKのリビングを広く見せたい!ソファはどうレイアウトする?
1LDKのリビングを狭い印象にはしたくない方は多いでしょうから、ここではリビングを広く見せるソファのレイアウト例をご紹介していきましょう。
ソファのベストポジションともいわれている場所は、リビングのコーナー部分です。
そのため、ソファをLDKのコーナーにレイアウトすると、広い印象のリビングになりやすいです。
ところがお部屋のコーナーは、窓やコンセントの位置関係により、なかなかソファを配置できないことも多いです。
そんなときは、お部屋の壁にくっつけるようにしてソファをレイアウトすると、リビングスペースの中央部分の床が多く空くかと思います。
空いた床面積が多いと、リビングを広く見えやすくすることができるので、広い印象のリビングにするのに効果的といえます。
同じサイズのソファをコーナーや壁側に配置するのと、部屋の中央に配置するのとでは、与える広さの印象も異なります。
広い印象にしたい場合は、コーナーもしくは壁側にソファをレイアウトしてみましょう。
ソファやテーブルも縦長に!縦長LDKのレイアウトはラインを活かそう
アパートやマンションによっては、1LDKのLDKが縦長になっていることもあるかと思います。
縦長のLDKでは、縦のラインが目立つ特徴から、ソファのレイアウト次第では狭い印象になってしまうこともあります。
縦長のLDKを開放感のあるような印象にしたい場合は、この縦のラインを活かしたレイアウトにしてみると良いでしょう。
このときのソファは形も重要で、できればI字型のソファが良いですね。
このI字型のソファを壁に沿って配置してみましょう。
テレビは、ソファと反対側の壁に沿って配置します。
そして、リビングに置くテーブルも細長いものを用意することで、縦のラインが強調されます。
このように縦のラインを活かしたレイアウトにすることで、風通しの良い空気感とともに、開放感のある印象のリビングスペースをつくることができますので、試してみてください。
壁側にソファをつける場合は防音対策もしておくと良い?
1LDKのリビングスペースを広い印象にするには、壁側にソファをレイアウトするのが良いと、記事の中で触れてきました。
もし壁側にソファをレイアウトする場合は、壁に防音対策をしておくと良いかもしれません。
というのも、アパートなどの集合住宅では騒音トラブルが多く起きています。
多くの音は窓から入ってくるものですが、壁からも音は伝わってくるのです。
もしソファを配置した壁に、隣室ではテレビを配置していたら、ソファでくつろいでいるときに隣室のテレビの音が聞こえてくることがあるかもしれません。
そうなればリビングでくつろぐことができなくなってしまいますので、防音対策をしておくと良いでしょう。
どのような対策があるかというと、多く行なわれているのは「壁用の防音シート」です。
貼ってはがせるものや、突っ張り棒を利用して立てかけるだけのものもありますので、女性の方でも簡単に取り付けることができますよ。
これを壁に施すことで防音効果に期待できますので、試してみてはいかがでしょうか。
ただし、賃貸の場合は原状回復の義務があったり、管理規約によっては制限されていたりすることがあるので、一度確認してから行うようにしてください。
快適な住空間をつくれるソファのレイアウトを考えよう
1LDKのメインともいえるLDKのリビングスペースには、多くの方がソファを置くかと思います。
そんなソファのレイアウトを決めるときには、どんなソファを置くかも考えておくと良さそうです。
特に重要なのはサイズですので、快適な住空間をつくれるサイズのソファを選びましょう。
そして、ソファをどう配置するかで広々とした印象のリビングになるのかも変わりますので、ここでお話ししたことを参考にソファのレイアウトを決めてみてください。