1LDKは一人暮らしだけでなく、同棲カップルにも人気の間取りです。
人気の間取りですが、一人暮らしに比べると少々狭く感じてしまうかもしれません。
どのようなレイアウトにすれば、二人でも快適に生活していくことができるのでしょうか。
1LDKで快適に同棲していく方法ご紹介していきますので、参考にしてみてくださいね。
1LDKは同棲カップルに人気の間取り
これから同棲をするというカップルは、まず住む物件を探すところから始めるでしょう。
同棲に向いている間取りはいくつかありますが、中でも1LDKは人気があります。
1LDKとは、8帖以上の広さがあるリビングダイニングキッチンと、別にもう一部屋あるある間取りを指します。
物件によってはリビングが12帖以上もあるようなものもあり、その場合には二人で住むにも十分な広さがあります。
1LDKの使い方としては、リビングに食事を取るダイニングスペースとソファなどでくつろぐスペースを作り、もう一部屋は二人の寝室とするのが一般的です。
全ての空間を共有することになりますから、インテリアや家具のレイアウトはお互いが納得し、快適に過ごせる形にすることが大切ですね。
それぞれのプライベートな時間が必要というカップルは、リビングと寝室がしっかりとドアやふすまで仕切られている物件を選びましょう。
そのような物件であれば、どちらかはリビング、どちらかは寝室で過ごすという使い方もできるからです。
同棲生活におすすめのリビングのレイアウト
同棲している場合、二人でくつろぐ時間はリビングということが多くなるのではないしょうか。
長く過ごす場所ですから、できるだけ快適な空間にしたいですね。
おすすめなのは、くつろぐスペースとしてソファを置くことです。
リビングの広さにもよりますが、やはりソファがあるとそこが二人の定位置となるでしょう。
1LDKでの同棲は部屋の広さに余裕があるわけではないですから、大きすぎないソファを選ぶ方が良いでしょう。
ソファのサイズはさまざまなものがありますが、二人暮らしにはやはり二人掛けのソファがおすすめです。
三人掛けのような大きなソファは、お店で見たときはちょうど良いサイズだと思っても、実際に部屋に運ぶと大きすぎると感じることもあるようです。
また、アーム部分がないタイプのソファ・ビーズクッションタイプ・ローソファなどをを選べば、よりスペースを取らずコンパクトに収めることができます。
反対に、ソファを置かないというレイアウトも考えてみてはいかがでしょうか。
あえてソファは置かず、床に敷いたマットやラグの上に座る生活も悪くありません。
スペースが広く取れますし、移動させたり掃除したりがとても楽にできます。
小さめの1LDKに住む方には特におすすめです。
リビングのレイアウトは生活導線を意識して快適に
同棲生活は一人暮らしの自由さから比べると、少々ストレスが溜まりやすいものです。
特に1LDKでの同棲は、多少の狭さを感じることもあるでしょう。
些細なことでストレスにならないよう、リビングの生活導線はしっかりと確保することが大切です。
生活導線が快適でないと、無駄な動きが増える・家具にぶつかりやすい・むだなスペースを取るというようなデメリットが考えられます。
では、どのようなことを意識すると生活導線が確保されたレイアウトになるのでしょうか。
大切なことは、人が通るのに必要な広さを確保するということです。
まず生活導線の確保で大切なのは、導線の広さ自体を確保することです。
二人がすれ違うときにぶつからないか、椅子をひいたときに壁にぶつからずスムーズに座ることができるか、椅子に座っているときもう一人が後ろを通れるかなどを考えましょう。
必要な広さを具体的な数字で示すと、以下のような広さが必要になると言われています。
・横向きに通る:約45cm以上
・正面を向いて通る:約55cm以上
・二人が正面を向いてすれ違う:約110cm以上
1LDKの生活導線をより快適にするリビングのレイアウト
先述したように、快適な生活導線を確保したレイアウトにするためには、導線の広さが一つのカギとなります。
また、広さだけではなく家具の置き方も、快適な生活導線にするためのポイントとなります。
レイアウトで意識するべきポイントは「四角く配置する」ということです。
レイアウトの基本は、家具を四角く・平行に・直角に配置していくということです。
ハイセンスなお宅や高級モデルルームなどでは、スペースをたっぷりと取り、家具を斜めに配置したようなおしゃれなレイアウトを見かけることもあるでしょう。
そのようなレイアウトを1LDKの部屋で真似すると、生活導線が快適なものではなくなってしまう可能性があります。
1LDKで同棲する場合は、スペースがかなり限られていますから、四角を意識した基本的なレイアウトにするのがおすすめです。
TV台・ソファ・ダイニングテーブルなどは、壁と平行になるように配置しましょう。
特におすすめな配置は、ダイニングテーブルの一辺を壁に付けることです。
二人で四角いダイニングテーブルを使う場合、テーブルの二辺のみを使いますから、残りの二辺は壁に付いていても問題ありません。
むしろ、テーブルの一辺を壁に付けることでむだなスペースを無くすことができます。
1LDKの同棲でおすすめな寝室のレイアウト
ここまで、1LDKで同棲する際のリビングのレイアウトについてみてきました。
次は、寝室のレイアウトについても考えてみましょう。
1LDKの間取りの場合、LDK部分はリビングスペースとして、残りの一部屋は二人の寝室として使う場合が多いのではないでしょうか。
2DKや2LDK以上の部屋であれば、二人の寝室を分けることも容易ですが、1LDKの場合は同じ部屋で寝ることになるでしょう。
快適な睡眠を取るためにも、寝具の選び方は重要です。
ベッドに二人で一緒に寝る場合には、ダブル・クイーン・キングサイズのベッドが良いでしょう。
セミダブルは、「ダブル」という名前から勘違いしやすいのですが、一人用のサイズとなっています。
ダブルは横幅が140cm程度ですので、大人二人が寝るための最低限のサイズと言えます。
また、寝室は同じでも別々の寝具で寝るという方法もあります。
二つのベッドをぴったり隣り合わせることで、別々のベッドで寝ていながらもお互いを近くに感じることができますね。
それぞれが好きな硬さのマットレスを選ぶことができる他、相手が寝返りを打ったり起き上がったりしても自分のマットレスが振動しないなどのメリットがあります。
ただし、シングル二つを並べる場合は、ダブルを一つ置く場合よりも横幅を取るということは頭に入れておきましょう。
できるだけ物を減らして快適な同棲生活
レイアウトについて見てきましたが、レイアウトを工夫すると同時に物の量を減らしていくことも1LDKでの同棲には重要になってきます。
1LDKは、一人で暮らすことを想定した間取りであるため、同棲するには収納が足りないことも多いです。
二人が好きなだけ荷物を持ち込んでは、物が溢れた空間になってしまうことも考えられます。
収納や部屋の広さのことを考えて、物を減らしていく方が快適な同棲生活が送れるかもしれません。
例えば、一人暮らしでは必需品だったテレビも、二人で暮らすことでいらなくなる可能性もありますし、それに付随してソファやローテーブルも必要と感じなくなるかもしれません。
また、チェストやカラーボックスもあればあるだけその中にしまう物が増えていきますから、本当に必要な分だけを揃えるように意識しましょう。
同棲をきっかけに物を減らしていくことで、新たなライフスタイルを確立できるかもしれませんね。
1LDKでも快適な同棲生活
1LDKで快適に生活していくための、レイアウトやインテリア選びの工夫などをご紹介しました。
多少の工夫をすることで、1LDKでも快適な二人暮らしをすることができるでしょう。
ここでご紹介した方法を試して、ストレスを溜めず、二人で上手く生活できるレイアウトやライフスタイルを見つけていけると良いですね。