新築住宅が完成・引き渡しが終わると引っ越しを行うことになります。
そんな引っ越し作業中にテレビを設置し、電源を入れると「あれ?つかない?」となってしまうことが意外にも多くあります。
電源をつけるだけでは、テレビを見ることはできません。
テレビを見るためには、光回線、アンテナが必要になります。
一体どちらを選べばいいのでしょうか。
新築住宅でテレビが見られない!一体どうして?
待ちに待った引っ越し当日に、テレビがつかなかったことに冷や汗をかいたことのある方もいるかもしれません。
電源を入れるだけではテレビは映りませんが、意外にもこのことを知らない人もいます。
アパートなどの賃貸住宅では、テレビにはコードをつなげば視聴が可能になるので、賃貸住宅から新築一戸建てに引っ越す場合、知らない人もいるようです。
新築住宅では、テレビを視聴するための設備が整っていないことから、電源を入れても見ることができないのです。
不動産会社がこのことを教えてくれることもありますが、知らされないこともあります。
では、このような場合、どのようにしたらテレビを見ることができるようになるのでしょうか。
テレビを視聴するには、3つの方法があります。
・アンテナを使う
・ケーブルテレビに加入する
・光回線を使う
新築住宅のテレビには光回線?アンテナ?
先ほどお伝えしたように、新築住宅では、テレビを見るための環境が整っていません。
テレビを見るためには、先ほどご紹介した3つのうちのどれかを行わなければならないのです。
まずはアンテナについてです。
目にしたことがあるという方も多いと思いますが、アンテナは住宅の屋根などに付けられている、魚の骨のような形状の物のことを指します。
これは、テレビの放送がアナログ放送であったころから使われている物です。
BS放送などを視聴したい場合には、このアンテナの他にパラボラアンテナが必要になります。
地上波のみを視聴する場合には、ブースターありのアンテナ場合、設置には約4~6万円がかかってきます。
このアンテナは、住宅を建てる際につけてしまってもいいような気もしますが、光回線やケーブルテレビを考えている方には必要のないものになってしまいます。
このことから、希望がない場合には設置をしない住宅が増えてきているのです。
対して光回線は、パソコンとテレビを一緒に契約するようになります。
月額の料金がかかってきますが、どこの企業の光回線で契約したかにもよって価格は変わってきます。
では、それぞれのメリット・デメリットにはどのようなことがあげられるのでしょうか。
新築住宅のテレビにはアンテナ?メリット・デメリットは?
新築住宅にアンテナを立てるとなると、どのようなメリット・デメリットがあげられるのでしょうか。
順番に見ていきましょう。
まずはメリットです。
何と言っても、月々支払いがないことがメリットとしてあげられます。
初期費用はどうしても掛かってしまうものですが、一度払ってしまえばNHKの受信料以外は、テレビを視聴するための費用は掛かりません。
「アンテナが倒れてしまうことはないの?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、簡単に倒れてしまうことはないので、心配は少ないでしょう。
デメリットとしては、アンテナの向きによってテレビの画質が左右されてしまうことがあげられます。
数年に一度、業者に依頼して、アンテナを調節してもらっても良いでしょう。
また、アンテナを立てた場所によっては、電波を上手く受信することができないことがあります。
このような場合には、NHKに連絡を取ってみることをおすすめします。
というのも、NHKに電波状況を確認してもらうことができるためです。
では光回線については、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
次項で見ていきましょう。
光回線のメリット・デメリットとは?
新築住宅のテレビに、光回線を繋いだ場合には、どのようなメリット・デメリットがあげられるのでしょうか。
光回線でテレビを視聴する中で、無料の地上波放送やBS放送のみを視聴したい場合には月額料金が安くなる傾向があります。
また、光回線を考えている方の多くは、インターネットを自宅で使うことを想定していることでしょう。
光回線の大きな特徴としては何と言っても通信速度の速さです。
もちろんこのことがメリットとしてあげられます。
例えば自宅でパソコンを使って仕事をする際には、速度が速い方が効率も良いですよね。
光回線は、多くの企業がサービスを行っており、大手携帯会社でも契約できます。
テレビ・自宅の電話・インターネット・携帯電話料金をすべて1つにまとめることができ、お得になることもあります。
一見すると、デメリットがないようにも思えますが、大きなデメリットが1つあります。
それは、「インターネットを使わないと勿体ない」ということです。
スマートフォンが普及してきている現在では、自宅でパソコンは使わず、インターネットにはスマートフォンしか使わないという人が増えてきています。
光回線は「テレビと電話のみの使用」という契約方法はないため、契約するとインターネット料金がかかってしまうため勿体ない場合があります。
自宅でパソコンを使うという方は、光回線を検討してみましょう。
新築住宅のテレビに光回線を使う時に注意すること
新築住宅に引っ越してきてから、パソコンでインターネットを多く使うことが分かっている方は、テレビにも光回線を使うことが向いているということがお分かりいただけたのではないでしょうか。
そんな光回線には、1つ注意していただきたいことがあります。
実は、テレビに関するサービスがあるのは、現在「フレッツ光」のみになっています。
つまり、多くは地上波放送を見られるようなオプションが存在せず、有料チャンネルになってしまうのです。
契約の際には、アンテナがなくても地上波放送が見られるのかについて、よく確認をするようにしてください。
アンテナ・光回線の他にもテレビが見られる
電力系インターネット回線というものをご存知でしょうか。
これは、インターネットや電話・テレビを契約するものになります。
これらの多くは、関西電力・四国電力といった地方電力会社が販売を行っています。
つまり、特定地域でないと契約することができません。
しかし、このような地域に該当している場合、フレッツ光と同じような利用が行えます。
また、多くはインターネットの契約を一緒に行わなければならないのですが、中にはテレビのみを契約することができるものもあります。
電力系インターネット回線には、具体的に以下のようなものがあげられます。
・コミュファ光テレビ(中部電力)
・eo光(関西電力)
・ピカラ光(四国電力)
・BBIQ(九州電力)
新築住宅がこのような地域にある場合には、テレビの回線にこのようなものを検討してみるのも良いでしょう。
新築住宅はテレビのことも忘れずに
新築住宅には、テレビを見るための環境がまだ整っていません。
そのため、住宅が完成するまでの間に、テレビにはアンテナがいいか、光回線にするかについて検討しておく必要があります。
決めるのが遅くなりバタバタしてしまうと、思うように工事がいかずに引っ越し当日からテレビが見られなくなってしまいます。
自分にはアンテナ・光回線のどちらが向いているか、光回線ならどれがいいのか、よく検討してみてください。