マイホームを新築したら階段で失敗!?その事例をご紹介!

注文住宅で新築し、実際に住みはじめると、「何でこんな間取りにしてしまったんだろう」と後悔してしまう方が多くいます。

その一つには、「階段」も挙げられます。

この記事では、新築マイホームの階段にまつわる失敗例をご紹介していきます。

失敗例を参考にして、後悔しないマイホームづくりに活かしましょう。

念願のマイホーム!注文住宅でも後悔する?

多くの方が目標にする、新築一戸建てのマイホーム。

それが注文住宅ともなれば、胸を弾ませて間取りなどを決めていくことでしょう。

しかし、そんな夢いっぱいのマイホームを建築後、いざ住みはじめると、「なぜ、このようなつくりにしてしまったんだ?」と後悔している方も多くいるのです。

その新築住宅における後悔の多くは、間取りです。

「こんな家にしたい」という思いを図面に反映させて家を建築することになりますが、実際に住むと不便な間取りであることも多く、そのギャップから後悔につながってしまっています。

その一つには、階段部分も挙げられ、階段だけでも多くの失敗談がブログなどのSNSでも紹介されています。

それでは、実際にどのような失敗例があるのでしょうか。

次項から、新築住宅で階段にまつわる失敗例をご紹介していきます。

新築住宅の階段失敗例①リビング階段

注文住宅で新築しても、多くの方が「間取りに失敗した」と後悔しています。

その一つには階段も挙げられますが、どのようなことに失敗しているのでしょうか。

まず1つめの事例は、リビング階段です。

リビング階段とは名前のとおりですが、リビングに階段がある間取りをいいます。

過去に「お子さまがいるご家庭にはおすすめ」と紹介されたことで、多くの住宅に採用されています。

ではなぜ、リビング階段を採用した方の中には、失敗したと思ってしまう方もいるのでしょうか。

多くの方は、「においや音が伝わりやすい」ということを挙げています。

リビングから2階につながっていることで、料理のにおいや階段の足音が気になってしまうようなのです。

さらに、子供の友達が家に来た時に、2階の子供部屋まで行くのにもリビングを通ることになるので、プライベートな部分が丸見えになってしまうことにも後悔している方がいます。

ほかにも、リビングの暖房効率があまり良くなく、電気代がかさむということも挙げられています。

中には「暖房を付けてもいっこうに温まらなく、とにかく寒い!」という方もいます。

こういった点から、リビング階段に失敗している方もいますので、リビング階段を検討している方は以上の点も踏まえて採用するようにしましょう。

新築住宅の階段失敗例②デザイン重視

近年は住宅の階段部分もデザイン性のあるものが多いため、おしゃれな階段を採用する方も多くいます。

しかし、デザインだけで選んでしまうと、やはり失敗につながることがあるようです。

スケルトン(シースルー)階段を例にご紹介します。

スケルトン階段は、蹴込板(けこみいた)という階段の垂直部分の板や手すり壁のない階段を指します。

開放感があり、おしゃれな空間にもなるため、先ほどのリビング階段にもこのスケルトン階段が採用されることが多いです。

ですが、階段の垂直面に板などがないため、安全面に不安を持つ方も多いです。

新築して住みはじめたあとに子供ができた場合、階段の隙間から子供が落ちてしまわないか心配になるようなのです。

また、階段に付けることの多いベビーゲートを、スケルトン階段では付けることができません。

そのため、特に小さいお子さまがいるご家庭の多くが、この階段にして後悔をしています。

そのほか、階段下にゴミやホコリがたまりやすく、掃除しにくい点でも失敗したと感じているようです。

デザインだけで選んだ結果、以上のような点で後悔している方も多いですので、これらも頭に入れておくと良いですね。

新築住宅の階段失敗例③階段の仕様

階段はどこに配置するかや、どのようなデザインにするかも大切ではありますが、一番重要なのはその仕様です。

具体的にいえば、階段の手すりや段差などを重視しなければなりません。

これらが自分たちに合った仕様でないと、住みはじめたあとで後悔することにつながるかもしれません。

失敗例の中には、以下のような意見を多く目にします。

・階段の段差が急すぎる

・広いてすりにしたら子供が落ちそうになった

・階段の勾配が急すぎる

・階段の幅が狭い

これらが1つでも当てはまると、生活の不便さに直面しやすいといえます。

今は感じなくても、年をとるとともに感じてくる方もいるでしょう。

新築マイホームを購入すれば、おそらく一生住むことになるでしょうから、老後のことも考えて階段の仕様を選ぶようにすることをおすすめします。

失敗例から学ぶ!階段で後悔しないためのポイントとは?

ここまで、新築住宅の階段にまつわる失敗例を大きく3つご紹介してきました。

これらから、階段で後悔しないためのポイントをここでご紹介します。

1つめは、転倒や転落を防止するための対策を施すことです。

どうしてもデザイン性のあるスケルトン階段にしたいという方であれば、床材は滑りにくいものを採用します。

そして、お子さまがいるご家庭であれば、転落防止用のネットを取り付けておくと良いでしょう。

全ての階段にいえることが、十分な明るさを確保するです。

これからも転落などの防止に効果が期待できます。

天井のライトのほか、フットライトや手すりの照明なども付けておくと安心です。

2つめは、不便のない仕様にすることです。

上りにくかったり安全面に不安を感じたりする階段だと、生活を送るうえで不便さを感じやすくなります。

マイホームを購入すれば、おそらくずっとその家で住むことになるでしょう。

ずっと不便さを感じながら生活を送るのは誰も嫌だと思いますから、年をとったときのことを考えながら階段の設計をすることが重要です。

段差や勾配は急すぎず、階段の幅も狭すぎないなどのものにしましょう。

以上の2点を押さえるだけでも、後悔とまではいかない階段に仕上げることができるでしょう。

自分にとってベストな階段を配置するようにしてくださいね。

階段を有効活用!成功例もご紹介!

新築マイホームで、階段に失敗したと嘆く方もいれば、成功した方もいます。

それでは、どのような階段にすると満足するものになるのでしょうか。

ここでは、階段の間取りに成功した方の事例をご紹介しましょう。

階段に成功した方が採用したのは、「階段下収納」のできる階段です。

本来であれば、デッドスペースともなり得る階段の下のスペースを有効活用することで、おしゃれな収納スペースを作り上げるのです。

例えば、階段を壁際に配置し、その下のスペースを「見せる収納」のスペースととして活用するのです。

階段の段差に合わせて棚を設置したり、イスや観葉植物などを置いてみても良いですね。

収納としてだけでなく、インテリアとしても楽しむことができるので、多くの方が階段下収納に満足しています。

この記事では、階段についてお話をすすめてきましたが、ほかにも住宅のさまざまな箇所で後悔している方もいます。

念願のマイホームに後悔しないためにも、多くの方の成功談・失敗談を参考に、家づくりを進めてくださいね。

新築マイホームの階段で失敗しないために!

マイホームを新築したあとで、後悔している方は多くいます。

後悔する理由の一つには階段も挙げられます。

住宅はおそらくずっと住み続けることになりますから、失敗しないよう階段部分においても念入りに考慮することが大切です。

ここでご紹介したポイントも参考にして、後悔のないマイホームをつくり上げましょう。