新築住宅の窓の種類と選び方は?基準別のおすすめをご紹介

住宅を新築する際に気になることはいくつもありますが、窓選びもその1つでしょう。

どんな窓を付けるかは、その家の印象や機能を決める大事な要素になります。

しかし、具体的にどういった種類の窓を選べばいいのでしょうか?

また、その基準についても気になるところです。

そこで今回は、新築住宅の窓選びの基準や、その基準に合う窓の種類などについて詳しく解説していきます。

新築住宅での窓選びの基準は?

新築住宅に設置する窓を選ぶ際、どういったことに気をつければよいのでしょうか。

まずは、窓選びの基準から見ていくことにしましょう。

窓の最大の目的と言えば、外の光を取り入れるということにあります。

ですから、自然光が十分に差し込む作りかどうかは、窓の種類を選ぶ際の重要なポイントになるでしょう。

窓の大きさはもちろんですが、取り付ける位置や形によっても採光性は変わってきます。

次に、通気性や通風性も大事なポイントです。

気持ちよく過ごせる部屋には、風通しのよい窓が欠かせません。

効率的に外気を取り込めるかどうかも、窓選びの基準にしましょう。

続いて、安全性や防犯性も考えておく必要があります。

空き巣などの犯罪は、窓から侵入するケースが多数を占めているのです。

その一方でこうした犯罪は、窓を突破するのに5分以上かかると、侵入を断念しやすいという特徴もあります。

ですから、特に1階に防犯性の高い窓を設置しておくことで、犯罪の確率をある程度減らすことができます。

さらに窓選びの基準として外せないのが、デザイン性でしょう。

窓のデザインは、家の外観の印象を決定する重要な要素となります。

せっかくの新築住居はしゃれたものにしたいという場合は、窓の選択に気をつけなくてはなりません。

その他にも、防音や断熱性といった機能面や、眺めの良さといった要素も、窓選びの大事な基準となります。

新築住宅におすすめの採光性に優れた窓の種類は?

ではここからは、新築住宅におすすめの、前述した基準に合う窓の種類について解説していきましょう。

最初は、採光性に優れた窓です。

このタイプの窓としては、まずは「出窓」が挙げられるでしょう。

出窓とは、文字通り壁から外に向かって突き出した窓のことを言います。

外に向かって張り出している上に、ガラス面も他の窓に比べて多いため、その分外光も多く取り入れられるというメリットがあります。

窓ガラスの組み合わせにはいくつかのタイプがありますが、よく見かけるものとしては、同サイズの窓ガラスを3~4面組み合わせたものがあります。

また、同じく採光性に優れた窓として、「掃き出し窓」も挙げられます。

こちらは高さが床から天井近くまであるという窓で、人の出入りも自由な大きめのサイズですから、外光もたっぷり取り入れることができます。

この他、2面の窓ガラスがどちらも開く「両開き窓」も、採光性の高い窓となっています。

通気性が高い窓はどんな種類?

続いては、通気性や通風性の面から見た、新築住宅におすすめの窓の種類についてご紹介していきます。

通気性に優れた窓としては、先にご紹介した掃き出し窓が第一に挙げられるでしょう。

この窓は前述のようにサイズが大きめで、窓を広く開け放てるため、風を多く取り込むことができます。

また、こちらも前述しましたが、両開き窓も両方の窓を開けられるので通気性は高くなります。

その他の通気性に優れた窓では、「回転窓」があります。

回転窓は、窓の上下または左右の中央を軸として180°回転する構造になっており、開口部が広くなって換気がしやすいという特徴があります。

ただ、回転窓は網戸やカーテンなどが取り付けにくく、他の窓に比べて値段もやや高めというデメリットもあります。

この他上下方向に開閉できる「上げ下げ窓」で、2枚とも動かせるタイプの場合は、かなり高い通気性が確保できます。

安全性・防犯性を重視するならどんな種類の窓がいい?

続いて安全性や防犯性を意識した、新築住宅におすすめの窓について見ていきましょう。

防犯性の高い種類の窓の特徴としては、開口部が小さいことが挙げられます。

開く部分が小さいほど人間が侵入しづらく、したがって比較的犯罪も起こりにくいというわけです。

その点から見ると、「突き出し窓」は防犯効果の高い窓と言えるでしょう。

これは、窓枠上部を軸として、窓を外に突きだす形で開けるタイプです。

また、部屋の内側に向かって倒すように開ける「内倒し窓」も、開口部を小さくすることができます。

逆に外に向かって倒す「外倒し窓」も、やはり開口部は小さくなっています。

一方、安全性の観点から見ると、「腰高窓」はメリットの多い窓です。

こちらは成人の腰あたりの高さに設置されているので、子供が誤って転落する危険も少なくてすみます。

その他に安全性・防犯性の高い窓の種類というと、「はめ殺し窓」が挙げられるでしょう。

はめ殺し窓は別名「FIX窓」とも言い、サッシが完全に固定されているのが特徴です。

窓の開閉ができないので、やはり子供の転落などを防ぎやすいというメリットがあります。

また、窓の外側に格子をはめた「格子窓」も、防犯や安全性の点からするとおすすめの窓と言えます。

デザイン性の優れた窓の種類は?

前述のように、新築住宅で窓を選ぶ際は、デザインの面も見落とすことができません。

ここでは、デザイン性に優れた窓の種類について見ていきましょう。

デザインの観点で見た場合、出窓はかなりポイントの高い窓と言えます。

見た目が欧風でおしゃれな上に、さまざまなインテリアを飾り付けることもできます。

外から見て目を引きやすいので、家の印象もぐっと上がりやすくなる窓です。

また、はめ殺し窓もデザイン性の点では優れていると言えるでしょう。

こちらは開閉を考えて作られていませんから、好みの形状に設計することができます。

この他、掃き出し窓に関しても、デザイン目的で設置されることが多くなっています。

前に触れたようにサイズが大きいため、外からの見栄えも良いためです。

また、眺望が大きく開けるので、室内が広く見えるというメリットもあります。

新築住宅で避けたほうがよい窓の選び方は?

ここまでは、新築住宅での窓の選び方の基準などについて見てきましたが、反対に避けた方がよい窓の選び方についても見ておきましょう。

窓のNGな選び方としてまず挙げられるのは、1階部分に防犯性の低い種類の窓をつけるということです。

例えば、玄関に縦スリット窓(縦長の窓)を数枚並べたりすると、外からも内部が丸見えになってしまい危険です。

どうしても付けたいという場合は、窓を防犯ガラスにするなどの対策を忘れないようにしましょう。

同じく防犯上の観点から言えば、道路から見えやすい位置に窓を置くのも要注意です。

場合によっては、2階に地窓(床面に接した低い窓)を付けることがありますが、道路側に面した場所を選ぶのはよくありません。

これも中の様子が分かりやすくなるため、こうした場合には曇りガラスにするよう気をつけましょう。

他には、小窓の数を少なくするのもあまりよくない行為です。

小窓は1枚ごとの費用が高めのために、代わりに引き違い窓(2枚以上の窓を水平方向に動かせる窓)を付けることが少なくありません。

しかし、そうすると外から中が見えやすくなる上に、冷気が入り込んだりデザインも損なわれやすくなります。

ですから、費用ばかりを気にして小窓を減らしすぎないよう注意することも大切です。

新築住宅の窓選びは慎重に

新築住宅で窓を選ぶ際の基準や、その基準に沿ったおすすめの窓の種類などについてご紹介してきました。

新築住宅でどんな窓を付けるかは、さまざまな条件や基準を考えあわせることが重要となっています。

例えばデザインを重視しすぎると、防犯がおろそかになることもありますから、偏った基準で選ばないことが大切です。

上で紹介したような種類ごとの窓の特徴を参考に、バランスの取れた窓選びを心がけてください。