新築住宅を購入すると、せっかくだからと家具やインテリアを新調する人は少なくありません。
中でも窓の装飾は、家が変われば窓のサイズも変わるため、ほとんどの人が買い直すでしょう。
ここでは、新築住宅の窓の装飾にはカーテンがいいのか、ブラインドがいいのか、メリットとデメリットを比較しつつお話します。
新築住宅を購入したときの参考にしてください。
新築の家にカーテンを選ぶメリットとデメリット
新築住宅の窓の装飾を考えたとき、ブラインドやロールスクリーンといった選択肢もありますが、まず候補としてあげるのはカーテンでしょう。
ここでは新築住宅の窓に、カーテンを装飾するメリットとデメリットをご紹介します。
【カーテンのメリット】
・手入れがしやすい
レールに引っ掛けて取り付けているカーテンは、自分でも簡単に着脱することができます。
そのため季節に合わせてカーテンを交換することも可能です。
また、洗濯可能な生地で作られているカーテンを選べば、取り外して洗うことができ、いつも清潔に保つことができます。
・種類が豊富
販売されている窓の装飾は、圧倒的にカーテンが多いです。
そのため色やデザインなど、多くの種類の中から好みのものを探すことができます。
【カーテンのデメリット】
・間取りによっては邪魔になることがある
カーテンを開けているときは、両サイドに束ねておきます。
それ故に窓付近に大きな家具があったり、部屋自体が狭い場合、束ねたカーテンが邪魔になることがあります。
・小さい子どもがいると壊れやすい
小さい子どもはカーテンに隠れて遊んだり、ふいに引っ張ったりすることがあります。
それによりカーテンを引っ掛けてあるフックが折れてしまったり、カーテンが破れてしまうことがあります。
新築の家にブラインドを選ぶメリットとデメリット
新築住宅を購入し、窓の装飾を決めるとき、ブラインドに興味を持つ人は少なくありません。
カーテンのメリットやデメリットに対して、ブラインドのメリットやデメリットはどのようなものがあるのかご紹介します。
【ブラインドのメリット】
・見た目がスッキリし、おしゃれに見える
ブラインドはカーテンと違い、ブラインドそのものを全て開ける機会が少ないです。
閉めている時も、ひだがない分シャープな見た目でスッキリしています。
近くに大きな家具やインテリアが置いてあっても、邪魔にはなりません。
商品もデザイン性の高いものが多く販売されています。
・一台でドレープとレースの役目を果たせる
ブラインドは、羽根の角度を変えることで、光や視線を調整することができます。
そのためブラインド一つでレースカーテンとドレープカーテン、双方の役割を果たしてくれます。
【ブラインドのデメリット】
・手入れがやや面倒
水平に羽根が連なったブラインドは、ホコリが溜まりやすくなります。
溜まったホコリを掃除するにも、羽根を繋げている紐の存在があるために、窓を拭くように掃除することはできません。
・選び方を間違えると部屋が安っぽく見える
ブラインドはアルミ製や木製、樹脂製と、様々な素材で作られています。
中にはオフィスなどで使われるような見た目の物もあるため、選ぶ素材によっては部屋の雰囲気を損なったり、安っぽく見せてしまう可能性があります。
部屋別に見る、カーテンとブラインド、どっちが最適?
新築住宅でカーテンにするか、ブラインドにするか迷った時は、部屋によって使い分けるのも一つの方法です。
双方のメリット、デメリットから、部屋の用途や窓の形状によって、向き不向きがあります。
・リビング
テレビが置いてあり、人が集まる機会が多いリビングでは、遮音性を考えるとカーテンがおすすめです。
リビングに、南向きで直射日光をもろに浴びてしまう窓がある場合は、ブラインドを取り入れるのも一つの方法ではあります。
・寝室
寝室は寝ている時に光が入ってくると邪魔になります。
そのため隙間ができてしまいがちなブラインドは不向きです。
・子ども部屋
子どもが引っ張ったりすることを考えると、ブラインドが向いています。
ただ寝室も兼ねている場合や、子どもが出す音が気になる場合は、カーテンにした方が良いでしょう。
・お風呂場
水回りに使用する窓装飾は、ブラインドが向いています。
商品によっては防水効果があるものも販売されているので、水が跳ねることを心配する必要がありません。
・湿気の多い部屋
湿気が多いと、窓に結露が発生する可能性が高くなります。
カーテンが窓に接すると、結露でカーテンが濡れてしまい、カビの発生に繋がるので、ブラインドがおすすめです。
カーテンやブラインド、他にもある窓装飾の種類
窓の装飾はカーテンやブラインドだけでなく、他にも様々なものがあります。
ここでは、その他の新築住宅の窓装飾選びに役立つ窓装飾の種類を、わかりやすくご紹介します。
・バーチカルブラインド
ブラインドの一種ですが、良く見かける羽根が水平になったタイプのブラインドとは違い、羽根が縦に配置されたブラインドです。
素材は布製で、デザイン性が高い商品が多く販売されており、使い勝手としてもカーテンと同じように全開しなくてもバルコニーへ出入りできるため便利です。
ただ風に弱いので、窓を開けたままにしておくことが多い部屋には不向きです。
・ロールスクリーン
布を巻き上げるタイプの窓装飾です。
上部に綺麗に巻き上がるので、開口部はスッキリしますが、どちらかといえば窓よりも間仕切りとして活用されることが多い商品になります。
・プリーツスクリーン
和紙や不織布といった素材を用いた商品もあり、和室にもマッチするスクリーンタイプの窓装飾です。
色合いと質感を楽しめます。
・シェード
横型ブラインドやスクリーンと同じように、上下に動かして使うタイプの窓装飾です。
馴染むまでは上げるときにひだが綺麗にならないこともありますが、スクリーンと違ってある程度厚手の生地でも使うことができます。
長く楽しむためのカーテンアレンジ
ここまでブラインドを始めとする様々なタイプの窓装飾をご紹介してきましたが、その中でもやはり窓にはカーテンがいいという人もいるでしょう。
新築住宅においては、オーダーカーテンを注文する場合が多く、イメージチェンジしたくなっても、費用を考えると安易に交換する決断はできません。
そこで、オーダーカーテンを長く楽しむためのアレンジアイデアをご紹介します。
・カーテンにチャームを付けてアレンジ
カーテンを取り付けているリングや、タッセル、ヒダの間に引っ掛けることができるチャームが販売されています。
ウインドウチャーム、ラインドロップというアイテムです。
アクセサリーを吊り下げることで、カーテンが華やかになり、印象が変わります。
・タッセルを交換してアレンジ
カーテンを購入したときに付属しているタッセルは、基本的にカーテンの生地と同じもので作られたシンプルなものです。
タッセルはフリンジ付きのものや、パールビーズを繋げて作ったもの、ぬいぐるみが付いたかわいいものまで様々なものが販売されています。
好みのタッセルに交換するだけでも、まるで違う印象に変わります。
新築住宅を購入したらまず始めたいカーテン選び
窓装飾にカーテンを選んでも、ブラインドを選んでも、市販されている既製品に合うサイズがあればいいのですが、ない場合が多くあります。
その場合、オーダーして作ってもらう必要があるので、早めの準備が必要です。
新築住宅に引っ越したはいいけれど、カーテンがなくて丸見え、ということにならないようにしましょう。
ここでオーダーカーテンの注文から完成までの基本的な流れを簡単にご説明します。
(お店によって違いはあります)
1.お願いしたいお店に電話で予約
時期によっては混む場合もあるので、予約しておくと安心です。
2.来店して相談と見積もり
予算やおおまかな間取り、どんな雰囲気のカーテンを希望しているかなど、専門家に伝えて相談し、見積もりを作ってもらいます。
3.採寸と確認
新築住宅に来てもらって採寸をします。
カーテンサンプルがあれば、実際にお部屋で合わせてみて、雰囲気を確認することもできます。
ブラインドやスクリーンの場合、窓によっては取り付けできないこともあるので、取り付け可能かどうかの確認も行います。
4.注文
ここで初めて注文となり、基本的に見積もりや出張は無料で行う店が多いです。
注文を確定した後は、オーダー商品なのでキャンセルはできません。
5.制作
時期や商品にもよりますが、1週間から10日ほど制作に時間がかかります。
支払いは納品後に行うことが多いです。
新築住宅を更に素敵にする窓装飾を選ぼう!
窓装飾の代表とも言えるカーテンやブラインドには、それぞれにメリットとデメリットがあります。
お部屋の大きな開口部である窓は、何かと目につきやすいものです。
どんな窓装飾で彩るかによって、お部屋の雰囲気作りに大きな影響を与えます。
窓装飾に何を求めるのかを明確にし、新築住宅にピッタリのものを選んでください。