アパートに住んでいる方も多くいると思いますが、うっかり家賃の支払いを忘れてしまい、家賃を滞納してしまったという方もいるかもしれませんね。
では、家賃滞納をしてしまったらどうなってしまうのでしょうか。
保証人に連絡はいくのでしょうか。
この記事では特に、引き落としによる支払い漏れで家賃滞納をしてしまった場合についてお話をしていきます。
家賃滞納になることも!?支払いが引き落としの場合は要注意
賃貸アパートで生活をしていれば、毎月家賃を支払うのは当然といえますね。
家賃の支払い方法にはいくつかありますが、「引き落とし(口座振替)」の場合は注意が必要です。
引き落としは、決められた日に自動で家賃の支払いが完了するので、時間も手間もかけずに家賃を支払うことができます。
しかし、これは口座にきちんと入金されていることが前提で、口座残高が家賃よりも少なければ引き落としはされません。
引き落としがされなければ家賃の支払いができていなかったとされ、1日でも支払い日から過ぎてしまえば滞納となってしまうでしょう。
このように自動で家賃の支払いができるという便利な一面がありながらも、うっかり入金を忘れてしまい家賃滞納となってしまう一面もありますから、引き落としの際はこの点に注意しなければいけません。
では、家賃の支払いができず滞納してしまった場合はどうなるのでしょうか。
保証人に連絡がいったり、アパートを強制的に退去させられたりするのでしょうか。
次の項では家賃を滞納してしまったときに影響があることついてお話しします。
家賃滞納すると危険!今後の生活にも影響が…
アパートの家賃を滞納してしまった場合に影響することについては、多くの方がそんなに気にしていないかと思います。
しかし実は、アパートの家賃の支払い漏れは、今後の生活に多少なりとも影響することがあるのです。
それは「ローン審査」です。
今はアパートで一人暮らしという方も、結婚をし、子どもも生まれれば、マイホームの購入を検討するでしょう。
そのマイホームを購入するにあたっては、住宅ローンを利用することもあるかと思います。
住宅ローンを利用するには審査があり、この審査を通過しないと住宅ローンを利用することはできません。
アパートの家賃を滞納すると遅延記録が残り、これが住宅ローンの審査に影響することがあるようです。
これにより審査に落ちてしまうことも十分にあり得ますので、今だけでなく将来のことを考えても、アパートの家賃は滞納なく支払いたいものです。
それでも家賃滞納をしてしまった場合はどうなるかを次の項でお伝えします。
保証人に連絡がいくかどうかも気になるところかと思いますので、この点にも触れていきましょう。
保証人に連絡?強制退去?家賃滞納した場合の一般的な流れ
ではもし、アパートの家賃を滞納してしまったらどうなってしまうのでしょうか。
保証人にすぐ連絡がいってしまったり、強制退去となってしまったりするのか不安に思う方も多いと思いますので、ここから家賃滞納した場合の一般的な流れをご説明していきます。
まず、残高不足などできちんと引き落としがされないと、当然家賃の支払いができなかったとなり、1日でも過ぎれば家賃滞納となってしまいます。
引き落としの場合は「毎月◯日」と決められていますから、その後きちんと家賃が支払われているかを貸主も確認することでしょう。
そのときに家賃の確認ができなかった場合は、まずは貸主から家賃の支払いができていないという連絡が来ることが多いです。
多くの方は、1回でも家賃を滞納すれば強制退去となってしまうと思っているようですが、そんなことはありません。
うっかり口座に入金するのを忘れてしまうことは、多くの貸主が考慮しています。
そのため、その1回の支払い漏れですぐに退去ということはならないことが多いでしょう。
しかし賃貸借契約書に「1回でも家賃滞納があれば退去」というような記載がある場合は、退去しなければならないこともありますので、契約書の確認は必須といえます。
貸主からの連絡後も支払いができていないと保証人に連絡がいく?
引き続き、家賃滞納した場合の一般的な流れをご説明します。
家賃の支払いが確認できなかった貸主は、まず借主に電話連絡をすることがあり、その後も家賃を滞納し続けた場合は「内容証明郵便」が届く場合があります。
内容証明郵便とは、「いつ」「どんな内容の書面を」「誰から誰に送ったのか」ということを証明する郵便のことをいいます。
その書面には下記の内容が記されていることが多いです。
・未払い家賃の支払い督促
・賃貸契約解除の通知(支払いがされない場合)
より具体的にご説明すると、
「滞納している家賃を◯日期限で支払ってください。支払いがない場合は賃貸契約を解除します。」というような内容が記されているようです。
それでも滞納分の家賃を支払わない場合は、いよいよ保証人に連絡がいくようです。
だいたい家賃を滞納してから早い場合で1か月後、遅くても3か月後には連絡がいき、電話連絡もあれば上記の書面が保証人に届くこともあります。
保証人は必ず支払いに応じなければならない?
貸主から電話連絡、そして内容証明郵便があっても滞納した家賃を支払わなかった場合は、保証人に連絡がいきます。
では、家賃滞納の連絡を受けた借主の保証人は、必ず家賃の支払いに応じなければならないのでしょうか。
賃貸契約における保証人は「連帯保証人」であることがほとんどで、連帯保証人であれば支払いの拒否権は一切ないとされています。
そのため、借主が滞納した家賃を、保証人も一緒に支払わなければならないのです。
ちなみに貸主によっては、先に保証人に連絡をしてから、内容証明郵便を送ることもあるようです。
何にせよ、保証人に迷惑をかけてしまうことには変わりありませんから、やはり家賃の滞納は避けたいですね。
うっかり忘れで家賃滞納!気づいたらすぐ連絡
家賃の引き落とし日は「毎月◯日」と決められていることがほとんどですが、うっかりその日までに入金するのを忘れてしまったということもあるでしょう。
それにすぐに気づいた場合はどのような行動をとれば良いでしょうか。
それはやはり、貸主に連絡を入れることでしょう。
家賃の支払いができないわけではないので、多くの方ができるならすぐに家賃を支払いたいと思うでしょう。
しかし、いつもの支払い方法が引き落としであれば、どう家賃を支払えば良いか分かりませんよね。
ここで貸主に連絡することで、「いつまでに」「どのような方法で」家賃を支払えば良いかを明確に指示してくれるでしょう。
指示されたとおりに家賃の支払いを完了させれば、家賃滞納ということも保証人に連絡がいくこともないでしょう。
また、自分から家賃を支払い忘れたことを連絡するほうが、貸主が受ける印象は違ってきます。
うっかりとはいえ忘れてしまったのは借主ですから、きちんと謝罪をし誠意ある対応をするほうが、貸主との関係性に傷がつくことは少ないかと思います。
今後もアパートに住み続けるためには、貸主側との関係性に傷をつけるのは避けたいですから、万が一家賃を支払い漏れに気づいた場合は、すぐに貸主などに連絡することをおすすめします。
しかし一番は、入金の漏れなく家賃の支払いをすることですから、毎月の入金をルーティン化すると良いですね。
家賃滞納を避けるために!入金は忘れずにしよう
家賃滞納をしてしまうと、将来にまで影響が及ぶこともありますし、保証人にも迷惑をかけてしまいますから、できれは避けたいものです。
とはいえ、引き落としで家賃を支払う場合は、うっかり入金を忘れてしまったということもあるかと思います。
それにすぐに気づいた場合は自分から貸主に連絡を入れ、指示通りに支払いを済ませると貸主との関係性に傷がつくこともないでしょう。
けれども一番は毎月の家賃を滞りなく支払うことですから、毎月入金漏れのないようにしましょう。