アパートなどの賃貸物件に住んでいると、毎月支払わなくてはいけないのが家賃ですね。
家賃の支払いが引き落としとなっている場合は、お金を入金しておけば決まった日に自動で支払いが可能です。
しかしもし、家賃の引き落とし日が土日と重なる場合は、いつ引き落としされるのでしょうか。
この記事でお話ししていきます。
家賃の支払いが引き落とし!引き落としのメリットとは?
アパートなどの賃貸物件を借りると、毎月家賃を支払うことになりますね。
家賃の支払い方法はいくつかありますが、そのひとつに「引き落とし」があります。
これは、指定した口座から、決められた引き落とし日を迎えると、自動で家賃の支払いができるものです。
特に不動産会社を介してアパートを借りた場合は、家賃の支払いを引き落としにすることが多いようです。
引き落としのメリットは、家賃の支払いを忘れることが少ない点といえるでしょう。
先ほどもお伝えしたように、引き落とし日を迎えると、自動で家賃の支払いが完了しますので、うっかり忘れたというようなリスクが少なくなります。
さらに、銀行振込や直接手渡しのように、家賃の支払いに手間と時間をかけなくて済む点もメリットといえるかもしれません。
その家賃の引き落としですが、一般的な引き落とし日はいつなのでしょうか。
また、引き落とし日が土日と重なった場合はどうなるのでしょうか。
これらについては後ほどご説明しますが、次の項では引き落としにする際の注意点についてお話ししていきます。
家賃引き落としの注意点!手数料が平日土日関係なく発生
家賃の支払いを引き落としにすることで、手間なく支払いができるのは嬉しいポイントといえるでしょう。
しかし注意しなければいけない点もあります。
それは、「手数料」についてです。
家賃を引き落としにすると、引き落とし日には家賃の金額だけではなく、手数料も一緒に引き落とされます。
土日にお金を引き出すと手数料がかかりますが、引き落とし手数料は平日でも発生します。
引き落とし手数料は家賃と同様、毎月支払うことになりますから、もし手数料が500円の場合は1年間で6,000円支払うことになるのです。
家賃を銀行振込で支払う場合にも振込手数料がかかり、これは引き落とし手数料よりも高いことが多いです。
また、引き落としに指定する口座の銀行や利用条件などによっては、引き落とし手数料が無料になることもあるようですので、確認してみると良いでしょう。
引き落とし日前に!口座残高のチェックも漏れなく行おう
もうひとつ、家賃の引き落としでは注意したい点がありますので、ここでご説明します。
口座があってもお金が入っていなくては引き落としはできませんから、「口座残高の確認」は忘れずに行いましょう。
引き落としは自動で家賃を支払えるので便利ではありますが、それゆえ残高がいくらあるかを把握していない方も多くいるようです。
給与振込の口座と一緒にしている場合は問題ないかもしれませんが、給与の口座とは別にしている場合は、残高がいくらあるのかは把握しておきたいものです。
残高を把握していなかったことで、引き落とし日に残高不足で家賃の支払いができなかったということも実際にあります。
家賃の支払いができていなければ、家賃を滞納してしまうことになります。
そうなれば、アパートから追い出されないか心配になる方もいるかと思いますが、1回滞納しただけでは追い出されないケースがほとんどです。
もし家賃の支払いができていなければ、管理会社などから連絡が来ると思いますので、どういった方法で支払えば良いかを確認すると良いでしょう。
とはいえ、きちんと引き落としができるよう、引き落とし日までに口座残高を確認し、毎月の家賃と手数料の支払いを漏れなく行いましょう。
それでは次項より、家賃の引き落とし日についてお話ししていきます。
引き落とし日が土日と重なる場合についても後ほどお話ししますので、参考に見てみてくださいね。
一般的な家賃の引き落とし日はいつ?
それではここから、一般的な家賃の引き落とし日はいつなのかについてお話をしていきます。
多くの賃貸物件の引き落とし日は、27~31日の間で設定されます。
というのも、賃貸借契約では「当月中に翌月分の家賃を支払うこと」というような、前家賃方式を採用していることが多いため、月末に家賃の支払い日を設定することがほとんどといえるのです。
また、月末が採用される理由はさまざまですが、「25日あたりに給料日の人が多い」ということから、引き落とし日を月末にすることもあるようです。
しかし管理会社などによって引き落とし日は左右されますので、賃貸借契約を結んだ後に、いつ家賃の引き落としがされるかは確認しておくのが必須でしょう。
それではもし、引き落とし日が土日と重なってしまったらどうなるのでしょうか。
引き落とし日が土日と重なる!いつ引き落とされる?
月末に設定されることの多い家賃の引き落とし日ですが、もし引き落とし日が土日と重なってしまった場合はどうなるのでしょうか。
この場合、この日に引き落としされることはあまりないでしょう。
家賃の引き落としは基本的に、銀行が営業している日に行われますので、もし土日と重なった場合は「翌営業日」に後ろ倒しされることが多いとされています。
しかし大家さんや管理会社によっては前倒しにすることもありますので、これに関しては「賃貸借契約書」もしくは引き落としに設定する際に記入する「口座振替依頼書」のお客様控えなどを確認してみてください。
家賃の引き落とし日についての記載がされていると思いますので、いつ引き落としされるか悩んだらこれらを見てみると良いでしょう。
土日以外も祝日や連休前も注意しよう!
一般的には月末に設定されていることの多い家賃の引き落とし日ですが、祝日にも注意が必要です。
引き落とし日が祝日の場合、おそらく多くの物件では土日同様、引き落とし日は後ろ倒しになることでしょう。
では、連休と重なる場合はどうでしょうか。
2019年には、元号が平成から令和に変わるとき、ゴールデンウィークが10連休になりましたよね。
そのとき、家賃の引き落とし日が重なった方も多いでしょう。
10連休ともなれば、家賃の引き落としがいつになるのかは気になりますよね。
連休と重なる場合も、だいたいは後ろ倒しになることが多いといえます。
筆者も、当時住んでいたアパートの家賃(引き落とし日は27日)は、10連休後の5/7に引き落としされました。
このように例え長期連休と重なったとしても、基本後ろ倒しとしていれば、引き落としは後ろ倒しになるでしょう。
ここで注意しておきたいのが、いつもは違うクレジットや携帯などの引き落とし日も、連休などが絡むと全て後ろ倒しとなり、一斉に引き落としされることがあることです。
引き落としの口座を全て一緒にしている場合は、残金に余裕があるかをよく確認し、くれぐれも家賃を滞納することのないように気を付けましょう。
家賃の支払い漏れはないように!引き落とし日は要確認
アパートなどの賃貸物件の家賃の支払い方法のひとつには引き落としがあり、一般的には月末に引き落としされることが多いようです。
引き落としは便利ではありますが、注意しなければいけない点もありますので、家賃を滞納することのないよう口座残高を把握しておくことは大切です。
さらに土日や祝日、連休と重なる場合は、引き落とし日が変更になることもあるので、賃貸借契約書などで確認しておくと良いでしょう。