マイホームとして新築の建売住宅を購入する予定の方や希望している方もいることでしょう。
その建売住宅は比較的安く家を購入できることで人気ですが、多くの人が生活に必要だと感じているものがついていないことが多いです。
そのひとつとしてエアコンが挙げられます。
そこでこの記事では、新築建売住宅にエアコンを設置するための費用等についてお話をしていきます。
新築建売住宅にはエアコンがない!?
新築の建売住宅には、基本的にエアコンは設置されていないので、必要であれば購入・設置をしなければなりません。
また、エアコンと同様、多くの人が必要とするカーテンやカーテンレール、網戸、テレビのアンテナなども追加工事が必要になることが多いです。
これからずっと生活することになる家に、これらがないと快適な生活を送りにくくなってしまうため、必要なものはぜひ設置しておきたいですね。
これらのほとんどは住宅購入の際に、別途費用でつけることが可能です。
今回取り上げるエアコンは、以前よりも猛暑日が多くなっている夏には特に欠かせないものです。
熱中症予防のためだけでなく、快適に過ごすためにもエアコンの設置は必須ともいえるでしょう。
そのエアコンは簡単には設置することができません。
エアコンの設置をするために必要なことについては次項でご説明します。
エアコンは本体とは別に設置するための費用が必要
新築の建売住宅には、エアコンが設置されていないないため、別途費用で設置することになりますが、ただ本体を購入すれば良いというわけではありません。
空気清浄機などのように、箱から取り出してコンセントにつなげれば設置完了ということではないからです。
エアコンを設置するためには、屋内に設置するエアコン本体と、屋外に設置する室外機をつながなくてはなりません。
そのための穴を、家の壁にあける工事が必要となるのです。
ですから、エアコンの設置は簡単に済むものではないといえるのです。
そして多くの住宅では、エアコンは複数の部屋に設置していますから、その工事も設置する部屋分必要となるでしょう。
次の項では、エアコンの購入方法と設置方法についてお伝えしていきます。
新築建売住宅のエアコンの購入・設置方法
新築建売住宅のエアコンの購入方法と設置方法は、大きく下記の3種類が挙げられるでしょう。
・住宅購入時のオプションでエアコンをつける(設置工事含む)
・家電量販店でエアコン購入+設置工事も依頼する
・インターネットでエアコン購入+設置工事はまた別の会社に依頼する
住宅購入時にオプションでつけるのは手間がかからず、引渡し前までに設置してくれるので便利ですが、比較的費用は高めであることが多いです。
また、オプションで取り扱っているものしか選べないため、エアコンの機種が限定的であることもあります。
手間はあまりかけたくないけれど、エアコンの機種を選びたい場合は、家電量販店で購入することをおすすめします。
家電量販店で購入すれば設置工事も依頼することができるので、オプション同様手間がかからないことがメリットといえるでしょう。
ただし、工事業者の指定はできないため、当日どのような業者が来るかが分からないのはデメリットになるかもしれません。
そして、費用を極力抑えたいという方はインターネットでエアコンを購入することをおすすめします。
さらに設置してくれる専門の業者もインターネットで探してみるのです。
上記の2つよりも手間はかかりますが、比較的費用を安く済ませられることが多いです。
エアコン設置の工事業者を選ぶ場合のポイント
もし新築に設置するエアコンをインターネットで購入し、設置工事業者も自分で依頼する場合、工事業者の選び方にポイントがありますので、ここでご紹介します。
●保証期間
エアコン自体にはメーカー保証で1年、長期保証で5年、10年と設定されていることがほとんどです。
ここで、設置工事に対しても保証がついている業者を選ぶのがおすすめです。
費用と比較しつつ、可能な限り長期設定されている業者が良いでしょう。
なかには、工事費用自体は安くても工事に対して保証がない業者もありますので、注意して選ぶようにしましょう。
●見積もり
あとで工事費用でトラブルになることのないよう、事前に見積もりをくれる業者がおすすめといえます。
エアコンの工事費用は、エアコンの機種や室外機の設置場所、家の構造などによって変動することもあります。
正確な見積もりをもらうためには、現地調査をしてもらうことが重要です。
現地調査をしっかりしてくれたうえで、見積もりもしてくれる業者を探してみてください。
新築建売住宅のエアコン設置の工事費用はどのくらい?
新築の建売住宅ではエアコンが設置されていないことが多いので、設置する場合は先ほどのお話しした3つの方法で購入し設置することになるでしょう。
それでは、エアコン設置の工事費用はどのくらいかかるのでしょうか。
あくまでも相場となりますが、新品エアコンの標準の設置工事は10,000円~15,000円であるようです。
インターネットでは「設置費用5,000円!」というものもありますが、安さにとらわれずに、どこまでの工事がこの費用に含まれているのかを確認しておくことが重要です。
工事した後で追加費用がかかる可能性もありますから、頼んでから後悔しないためにも、先ほどの業者選びのポイントを参考にして選んでみてください。
ちなみにエアコン本体の価格は、メーカーや機種によって違ってきますので、価格を比較するサイトや口コミなどを見て選んでみてはいかがでしょうか。
費用とあわせて確認しておきたい!設置工事の日程
新築建売住宅のエアコンの設置工事についてお話をしてきましたが、費用とあわせて確認しておきたいのが「工事の日程」です。
エアコンの設置工事は、家の壁に穴をあけますから、石膏ボードの粉や塵、ホコリが舞うことが多いです。
そのため、家に引っ越す前までには工事を済ませておくことがベストといえます。
そして、エアコンは工事当日よりも前に家に運び込むことが重要です。
一般的には、引渡し前の物件に荷物を運ぶことはできませんから、引渡しが終わった後にエアコンを運び込むことになるでしょう。
そのため、流れとしては
①家の引渡し
②エアコンの搬入
③エアコンの設置工事
④引っ越し
となるのが理想といえます。
注意したいのが、人気のある業者を選んだ場合です。
人気の業者ですと、2~3週間先まで予約が埋まっていることもあるようです。
その場合、現地調査の日程も都合がつかないことも考えられます。
こういったことを踏まえると、希望する業者がある場合は、工事希望日の1ヶ月半前までには問い合わせをしておくと安心かもしれません。
家を購入するとエアコンだけでなく、さまざまなことでバタバタするかと思いますので、余裕を持ったスケジューリングをすることが必須といえるでしょう。
新築建売住宅を購入する場合はエアコン等の設置を忘れずに!
新築の建売住宅を購入したとき、あって当たり前と感じているものが設置されていないことが多くありますから、引越しの前までには忘れずに設置をしておきたいものです。
ここでは特にエアコンについてお話をし、購入と設置方法についてもご紹介してきました。
新たな家での生活をスムーズにはじめられるよう、エアコンの設置も余裕を持ったスケジュールを立てておくようにしましょう。