家を新築したときに失敗した点で挙げられるもののひとつが「カーテン」です。
まだ家を建てたことがない方からしたら、カーテンのどんなことで失敗するのかわからないかと思います。
そこでこの記事では、新築時のカーテン選びで起きた失敗例と、失敗しにくいおすすめの選び方についてお話ししていきます。
新築ではカーテン選びに失敗することも…
家を新築すれば、家具家電を何にするか、レイアウトはどうするかなども部屋ごとに決めていくことになるでしょう。
お部屋をどんなインテリアにするか考えるのも楽しみでしょうが、そのときはカーテンも一緒に決めなくてはなりません。
意外と新築時のカーテン選びに失敗している方は多くいます。
では、実際にどんな失敗例があるかをここでざっとご紹介していきましょう。
・量販店で安価なカーテンを購入したが、お部屋が安っぽい印象になってしまった
・カーテンレールが付いていないときに窓のサイズを測ってカーテンを購入したら、サイズが合っていなかった
・見た目を重視しすぎて、カーテンの機能性まで考えていなかった
・ハウスメーカーのアドバイスに従い、カーテンを専門家にコーディネートしてもらったらかなり高額だった
というような失敗例が挙げられます。
人によって「失敗」と感じる部分は違いますから、これ以外にもカーテンに失敗と感じた例はあることでしょう。
しかしせっかくの新築ですから、ほとんどの部屋にあるカーテンに失敗はしたくないかと思います。
次の項では、新築時のカーテンに失敗しにくいおすすめの選び方についてお話ししますので、ぜひ参考にみてみてください。
新築時におすすめのカーテンの選び方!機能を考える
それではここから、新築時におすすめのカーテンの選び方についてお伝えしていきましょう。
一番はお部屋のテイストにあったカーテンを選ぶことではありますが、新築直後ではなかなか考えるのが難しいかもしれません。
そんなときには、まずは新築の立地や窓の向きなどから、カーテンに必要な機能を考えます。
カーテンにおける大切な機能は、以下のようなものが挙げられます。
・遮熱
・遮光
・遮音
・UVカット
・遮像
・防災
・ウォッシャブル
西日が強そうであるなら遮光機能がついたカーテンを、また紫外線による家具やフローリング等の日焼けを防ぎたいのであればUVカット機能がついたカーテンを選びましょう。
もし外からお家の中を見られたくない場合は、遮像のカーテンをつけることをおすすめします。
部屋の中にまだ何もない状態ですと、どんな機能が必要かイメージがつきにくい部分でもあるかと思いますが、ここで可能な限りイメージをふくらますことが、カーテンに失敗しにくくなるポイントといえるでしょう。
機能を考えた後はカラーやデザインを考えよう!
新築のカーテンに必要といえる機能を考えた後は、カーテンのカラーやデザインを決めます。
カーテンのカラーやデザインによって、そのお部屋の印象は大きく変わります。
そのため、自分がどんなテイストのお部屋にしたいかを考えて、カーテンの色味を決めると良いでしょう。
それでももし、カーテンのカラーに悩んでしまったときは、配置する家具の色味に合ったカラーを選ぶことがおすすめです。
床にラグを敷く場合は、そのラグの色味に近いカーテンを選んでみても良いですね。
お部屋の中に配置するものの色味に統一感があると、お部屋がより一層おしゃれに見え、空間の広がりを演出できることもあります。
万が一、まだ配置する家具やラグを決めていない場合は、フローリングの色味に合ったカラーのカーテンを選んでみてください。
例えば濃いブラウンのフローリングであれば、お部屋が重い印象にならないように、パステルイエローやパステルピンクのカーテンを選ぶのがおすすめです。
薄いブラウンのフローリングであれば、グリーン系のカーテンを選べばナチュラルで落ち着いた印象に、オレンジ系なら温かみのある印象のお部屋になるでしょう。
このように、カーテンのカラー次第でお部屋の印象も変わりますので、カーテンを選ぶうえで、特にカラーは重要なポイントといえそうです。
新築のカーテンを選ぶ前にはサイズを要チェック!
必要といえるカーテンの機能やカラーを決めてカーテンを購入する前には、必ずサイズの確認をしておきましょう。
サイズが合っていないと、幅や丈が短い場合はそのすき間から光が入ってくるでしょうし、長い場合は床に引きずり見た目が悪くなってしまうことも考えられます。
そうならないためにも、お部屋の窓にぴったりのサイズのカーテンを選べるように測っておきましょう。
まず、カーテンの幅は、窓の幅を測るのではなくカーテンレールの幅を測ります。
具体的には、カーテンレールの両端にある固定されたフックの幅を測るのです。
見栄えの良いカーテンの幅は、左右に全体の長さの3~5%くらい出ている状態だとされていますので、先ほど測った長さに「×1.03」と「×1.05」をそれぞれ計算してください。
例えば、カーテンレールの端から端までの長さが300cmだとしたら、
・300×1.03=309
・300×1.05=315
となりますので、見栄えの良いカーテンの幅は「309~315cm」となるのです。
つぎに、カーテンの丈のサイズを測ります。
こちらも窓ではなく、カーテンレールのフックから測りますが、窓の種類によって測る長さが変わります。
掃き出し窓の場合は、床にぴったりの長さよりも少し短いほうが見た目が良いとされていますので、床から1~2cmほど上までの長さを測ることがおすすめです。
また、腰高窓の場合はカーテンの長さが短いと、カーテンの機能が発揮されにくくなってしまい、且つ見た目もいまいちなことが多いです。
そのため、腰高窓であれば、窓枠下から10~20cmほど長くすると良いでしょう。
新築時ではカラーやデザインに目がいってしまいやすいですが、サイズも重要なポイントですので、購入前にはカーテンのサイズもチェックしておきましょう。
リビングならどんな色味のカーテンがおすすめ?
失敗しにくいカーテンの選び方についてお伝えしてきましたので、ここでは新築した家の目玉ともいえる「リビング」におすすめのカーテンをご紹介していきましょう。
リビングは、家族が長い時間過ごす部屋でもありますし、来客をもてなす部屋でもありますね。
ですから、家族の好みだけを考慮するのではなく、ゲストも落ち着けるような色味のカーテンを選ぶのが、リビングでは理想といえます。
ではどんな色味のカーテンを選ぶのが良いのでしょうか。
おすすめは、「アースカラー」です。
アースカラーとは、木や植物など自然物をイメージしたような色味をいいます。
例えば、ベージュやカーキ、ブラウン系、海を感じさせるようなブルー系です。
これらの色に囲まれると、人は心が落ち着きやすいといわれています。
ですから、多くの人が過ごすことになるリビングのカーテンには、このアースカラーを選んでみてはいかがでしょうか。
もちろん、お話ししてきたカーテンの機能やサイズの考慮も忘れずにしてくださいね。
小窓にもカーテンを!おすすめはどんなカーテン?
近年では、採光のために小窓をつける新築住宅が増えてきています。
小窓の形も縦長や横長、正方形などさまざまあり、設置場所もリビングダイニングやキッチン、階段などと住宅によって違いがあります。
小窓が並んでいたりすると外観もおしゃれな感じに見えますが、いざ住んでみると、小窓からの光や視線が気になってしまうこともあるようなのです。
そんなとき、小窓にもカーテンをつけようと考えるでしょうが、どんなカーテンを付けたらいいか悩む方もいるでしょう。
もし、小窓が連続して並んでいる場合は、シェードやロールスクリーンをつけることをおすすめします。
各小窓に1つずつつけるのではなく、1つのシェードやロールスクリーンでまとめてつけましょう。
そうすれば開け閉めも楽にできますので、光がほしいときはすぐに開けることができますよ。
1つの小窓が独立しているときは、カフェカーテンがいいですね。
近年では300円均一ショップなどでも取り扱っていて、安価に購入することが可能です。
柄も豊富で、新築住宅の雰囲気に合ったデザインのカーテンを選ぶことができるでしょう。
また、小窓のカーテンのカラーは、お部屋のテイストに合ったカラーを選ぶようにしましょう。
もしお部屋が白で統一されている場合は、小窓のカーテンにアクセントカラーを取り入れてみてもいいですね。
ぜひ、カーテン選びの参考にしてみてください。
新築のカーテン選びは入念に!
新築後に失敗したと感じる部分のひとつに、カーテンも挙げられます。
見た目があまりよくなかったり、サイズが違っていたりと失敗例はさまざまです。
この記事ではそんなカーテンに失敗しにくくなる選び方についてお話をし、特に多くの人が過ごすことになるリビングにおすすめのカラーのご紹介もしましたので、カーテンに悩まれた際の参考にしてみてくださいね。