住宅の第一印象を左右する外観をおしゃれにデザインしよう

住宅を見るとき、家の中を見る前にまず外観が目に入ります。

最初に見えたものが印象に残るため、住宅の外観は家の第一印象を左右する重要なポイントです。

住宅をおしゃれに見せるには、全体的な外観のバランスを考えることがカギになります。

ここでは、住宅の外観を決める要素と、おすすめの外観デザインをご紹介します。

住宅の印象は外観で決まる!

住宅の第一印象は、最初に目に入る外観で決まります。

その外観を決めるものとして、まず家の形が挙げられます。

何階建てなのか、四角い形や凹凸の多い形、L字型など角がどのくらいあるのかといったことが家の形を決める要素となります。

シンプルな形であればスタイリッシュ、角がたくさんある複雑な形であれば豪華なイメージになります。

その家の形とともに、印象を左右するのが、住宅の色です。

サンプルで選んだ色が、実際住宅の壁としてみたらイメージが違ったということはよく起こります。

様々な家を見て歩き、自分がおしゃれだと思う住宅の色を参考にすることもおすすめです。

白やベージュなどの薄い色は、爽やかなイメージとなりますが、汚れが目立つというデメリットもあります。

黒やグレーなどの濃い色は、高級なイメージとなりますが、熱を吸収しやすいというデメリットがあります。

色で後悔しないためにもイメージをしっかりと固めてから、選択することが重要です。

住宅の外観をおしゃれに見せるには

住宅の形と色のイメージができたら、次は窓やドアなど住宅の雰囲気を変える要素を考えていきます。

窓は、大きさや形、どのくらいの数を付けるのかだけではなく、サッシの素材や色を変えるだけでも見た目の印象は大きく変わります。

窓でよく使われているのは、引き違い窓、FIX窓、横すべり出し窓、縦すべり出し窓の4種類です。

寝室には大きな窓を付けたい、お風呂の窓は横すべり出し窓にしたいなど、窓は部屋に合わせて付けたくなります。

ただ、間取りを先に決めてそこに合わせて窓を付けてしまうと、外から見たときにバランスが悪くバラバラな印象になってしまうことも考えられます。

部屋の向き、風通しなどの使い勝手と同時に外から見たバランスも考慮すると、家の中は使いやすく外観はおしゃれという理想の住宅に仕上げることができます。

窓と同時に、玄関ドアもおしゃれな外観を決めるポイントとなります。

玄関ドアには、片開きドア、両開きドア、引き戸などがあります。

家の形や色の雰囲気と合わせて玄関ドアを付けると落ち着いた雰囲気、アクセントカラーとして家の色とは違った色の玄関ドアを付けるとスタイリッシュな雰囲気を演出できます。

玄関ドアは、形や色などのデザイン性も重要ですが、防犯対策がしっかりとされていることも重要です。

窓や玄関ドアで住宅の外観の雰囲気は大きく変わるので、全体のバランスを考慮して設置してください。

落ち着いた和モダン住宅の外観

いくつかおすすめの外観デザインをご紹介していきます。

まず、和モダン住宅の外観です。

和モダンとは、昔ながらの日本家屋に、和のテイスト以外の要素も取り入れ組み合わせたものです。

和のテイストとは言っても、現在は家の形や色に関しては、あまり和風ということを気にせず建築することも多くなっています。

その中で建物の一部に天然木を使用したり、玄関ドアの前に木の格子を付けたりすることで、和の落ち着いた雰囲気を出します。

また、和風のイメージには植栽や外構も重要なポイントです。

紅葉や竹を庭先に植えたり、砂利を使うことによって和のテイストを演出することができます。

和風の住宅は心が落ち着き、くつろげる雰囲気が最大の特徴です。

日本家屋の良さを残しつつ、洋風のテイストをバランスよく取り入れることで、おしゃれな和モダンの外観を作ることができます。

洋風の外観は庭とのコーディネートでおしゃれに

最近では、外国にいるかのような洋風のおしゃれな外観をもつ住宅を多く見かけます。

洋風テイストの家が立ち並ぶ分譲住宅地もあります。

そのように洋風の雰囲気を出している住宅の外観の特徴はどういったものなのでしょうか。

まず、住宅の色が挙げられます。

洋風の住宅では、淡い色の外壁を取り入れている住宅が多くあります。

続いて、洋風の外観を演出するアイテムです。

淡い色の住宅に、黒いアイアン調の格子を付けたり、アプローチにレンガを使ったりすると更に洋風の雰囲気が出ます。

そして、玄関ドアを木製のドアにするのも洋風住宅にはよく合うのでおすすめです。

洋風な外観を演出するには、庭の雰囲気も重要なポイントです。

洋風な家に合う花といえばバラが思い浮かびますが、バラではなくてもカラフルな花を置くと、淡い色の外観とマッチしておしゃれになります。

また、スペースに余裕があればウッドデッキも洋風の外観におすすめのアイテムです。

シンプルでありながらスタイリッシュなシンプルモダンの外観

シンプルですっきりとしていながら、モダンでおしゃれな外観の住宅がシンプルモダン住宅です。

家の形は、凹凸などがあまりなく、四角い形をそのまま活かしたデザインとなっていることが多くあります。

四角い形をそのまま活かすと屋根はフラットになりがちですが、片流れ屋根を採用するなど、よりスタイリッシュな外観をもつシンプルモダン住宅も増えてきています。

最近はシンプルモダン住宅の人気が高く、なんとなく他の住宅と似た雰囲気の住宅になってしまいがちです。

そのため、個性を出しておしゃれな外観にするためには、窓の付け方や差し色を工夫することが重要です。

シンプルモダン住宅は、外壁の色もシンプルなものを取り入れていることが多く、白や黒、ネイビー、茶色などを基調とするパターンをよく見ます。

色を2色組み合わせたり、部分的に差し色として別の色を入れてメリハリを出すと個性的でおしゃれな外観になります。

大きな窓を設置したり、縦すべり出し窓などを並べて縦のラインを強調したり、シンプルモダン住宅では窓も外観の大きなポイントになります。

おしゃれなアジアンリゾートのような住宅を実現する外観

忙しい日常でも、開放感がありのんびりできる雰囲気のアジアンテイストの住宅が自宅だったら、疲れを癒せそうですね。

アジアンリゾートのような外観を実現するには、外壁の色、窓や玄関ドアのデザインが重要になります。

それに加え、アジアンな雰囲気の植栽やライトアップも外観をおしゃれに見せることができるアイテムです。

アジアンリゾートのような雰囲気を出すにはまず、外壁の色を決めます。

外壁の色は、濃い茶色など暗いトーンの色が落ち着いた雰囲気を出しやすいのでおすすめです。

玄関ドアも、暗い色にすると統一感が出ます。

洋風のサッシなどが入ると浮いてしまうので、窓のサッシも木材にするなど、徹底的に統一することがポイントです。

植物もアジアの雰囲気を簡単に出せるアイテムで、ドラセナやソテツなどが合います。

その植物を下からオレンジ色の光でライトアップしたら、おしゃれなアジアンリゾートの外観が演出できます。

住宅の印象を左右するのは外観!

内装がどんなにおしゃれであっても、外観がちぐはぐであれば、その住宅はおしゃれな印象ではなくなってしまうでしょう。

外観は、住宅の印象を決めてしまうほど重要なものです。

おしゃれな外観を演出するデザインをいくつか挙げましたが、他にもいろいろなデザインがあります。

おしゃれな住宅を作るには、おしゃれな外観が第一歩になります。

外観のイメージをしっかりと持ち、素敵なマイホームを作ってください。