あこがれの新築に住むとなると心もはずむことでしょう。
その新築では、カーテンについても考えなくてはなりません。
リビングや寝室、子供部屋といったイメージだけで選んでしまうと後々失敗してしまうかもしれません。
カーテンレールの取り付けから、カーテン選びに失敗しないためにも、慎重に考える必要があります。
新築時のカーテン購入はどうすればいいの?
新築時に、考えなくてはならないカーテンの購入ですが、カーテンは部屋のイメージにもつながる重要なアイテムとなります。
そのカーテンですが、購入方法は大きく3つとなります。
①ハウスメーカーに依頼
注文住宅、建売住宅ともに、オプションで対応してくれるところが多くあります。
ハウスメーカーにカーテンを依頼するのは可能なので、希望があれば申し出るようにしましょう。
ハウスメーカーに依頼することで、カーテン専門業者を自分で見つける必要がなく、万が一の不備にも対応してくれるので安心です。
さらに、新築引き渡し時にはカーテンレールとカーテンが取り付けられた状態となっていますから引き渡し後、すぐに安心して住み始めることができます。
②カーテン専門業者に依頼
自分で見つけたカーテン専門業者に依頼してカーテンレールやカーテンを取り付けてもらいます。
施工業者を探す手間がありますが、ハウスメーカーに依頼するより安く済ませることができるでしょう。
また、専門知識を持った業者に依頼することで、細かい希望も相談できるので、思い通りのカーテン選びをすることができます。
事前に施工業者に採寸してもらうことで、失敗ないカーテンにすることができるでしょう。
③DIYで自分で取り付け
上記でご紹介したようなカーテン専門業者に依頼をせずに、自分でカーテンレールを取り付け、既製品やセミオーダーのカーテンを取り付ける方法もあります。
日頃からDIYで、工具や採寸にもある程度の知識がある方なら自分でできる場合もあります。
しかし、カーテンレールの取り付けやカーテンの採寸はDIYに慣れていない方にはあまりおすすめできません。
せっかくの新築ですから、カーテンレールの取り付けやカーテンの採寸は失敗は避けたいところですね。
自分でカーテンレールの取り付けをすると失敗する?
前項でも少しお話ししましたが、DIYでカーテンレールの取り付けやカーテンの採寸を考えている方は慎重になる必要があります。
カーテンレールは、カーテンをかけるためにとても重要なアイテムです。
そのカーテンレールですが、専門の知識がないと取り付けは難しいといえます。
それはカーテンという布の重みを支えるために、ビスやネジをさす下地の確認が必要になります。
下地の位置確認には下地センサーと呼ばれるアイテムを使います。
カーテンの重みに耐えられるように、下地を確認できた場所にビスやネジをさして取り付けを行います。
窓の数は一つではありませんから、数をこなすためにも電動ドライバーなどの工具がないと体力的に難しいかもしれません。
さらに、取り付け位置を決める際、家電や家具との干渉もありますから、周りとの位置関係をしっかりと確認し、失敗しないよう注意しましょう。
失敗してやり直すとなると、新築のきれいな壁に不要な穴があいてしまうことになります。
このように、専門の知識や工具がないままにカーテンレールを取り付けるのはおすすめできませんので、専門業者にお任せするのが安心です。
一方で、
・ある程度の専門的な知識がある
・電動ドリルや下地センサーなどの工具を持っている
とういう方なら、カーテンレールの取り付けが可能な場合がありますので、失敗のないようにしっかりと下調べをし、計画を練ったうえでカーテンレールの取り付けをするといいでしょう。
新築時、長く使うことを考えてカーテンを選ぶと失敗しない?!
リビング、キッチン、寝室、子供部屋などにおいて、イメージだけでカーテンを選んでしまうと失敗してしまうかもしれません。
オーダーカーテンの場合、サンプル生地でカーテンを選んだりカタログから選んだりしますが、実際取り付けてみると、思ったより派手であったり、色が濃かったりということで失敗してしまうこともあるようです。
特に、オーダーカーテンは価格が高いので、飽きてもすぐに買い替えるのは躊躇してしまいます。
ですから、そのような失敗をしないためにも、白を基調とした部屋ならば、ホワイト・ライトグレー・ベージュといった淡い色でシンプルなデザインを選ぶと違和感を感じないので長く使うことができるでしょう。
また、壁紙の色合いに合わせてカーテンを選ぶのもいいでしょう。
壁とカーテンの色が同調することで圧迫感なく、また部屋も広く感じられるようになります。
長く使うことを考えて、好みに合った飽きのない色やデザインを選ぶようにすると、失敗なく新築時から長期にわたり愛用することができるでしょう。
新築時にさまざまな特徴に合わせたカーテンを選ぼう!
新築時にカーテンを選ぶ際、部屋の特徴やアレルギー・ペット対策など、住む方の特徴に合わせてカーテンを選ぶのも大切なことです。
カーテンには、以下のようにさまざまな特徴があり、多くの種類から選ぶことができます。
・遮光
・遮熱
・保温
・遮音
・消臭
・防臭
・防汚
・静電
・撥水
・防炎
・抗菌
・超耐光
・防花粉
・形状記憶
・UVカット
・ミラーレース
・ウォッシャブル
そのため、例えば
・北の部屋は、日当たりがあまりないので遮熱カーテンにする
・リビングは、日当たりがいいので遮光・遮熱・紫外線カットカーテンにする
・西の部屋は、西日が強いので、遮光カーテンやカーテン自体の色あせを防ぐ超耐光にする
・道路から見えやすかったり、隣家から見えやすい場合はミラーレースにする
・子どもがにぎやかなので子供部屋は、遮音カーテンにする
・キッチンは燃えにくい素材の難燃カーテンにする
・トイレのカーテンは抗菌カーテンにする
・ペットのにおいが気になる場合は、防汚カーテンや消臭カーテンにする
・アレルギー体質の方がいる場合は、静電カーテンや防花粉カーテンにする
というように、部屋の特徴やお住いになる方が快適に過ごせるような特徴に合わせてカーテンの種類を選ぶようにすると失敗せず満足のいくカーテンとなるでしょう。
新築にはカーテン以外もおすすめ!
窓に取り付けるのはカーテンだけでなく、ブラインド、シェード、ロールスクリーンなどといったアイテムもあります。
カーテンは、両サイドに開いてまとめるか、片開きにしてまとめるかなので、感じ方によっては少々見た目にモサッとした印象を感じてしまい、「失敗した」と感じてしまう場合があるようです。
せっかくの新築ですから、全ての窓をカーテンにするのではなく、他のアイテムを取り入れてみるのもおしゃれですね。
では、カーテン以外のアイテムを簡単にご紹介します。
●ブラインド
一つで、ドレープとレースの役割を果たしますので、窓まわりをスッキリ見せてくれます。
カラーも豊富なバリエーションがあり、紐やチェーンで上げ下げするので簡単操作で調節できます。
しかし、水平に羽が重なっているので掃除がしにくいです。
●シェード
カーテンの生地で上下に高さ調節ができます。
カーテンとの併用で、小窓に取り入れるとおしゃれですね。
一方で、カーテンよりお値段が高く、洗濯がしにくいです。
●ロールスクリーン
シンプルでコンパクトに収まるのがロールスクリーンです。
ドレープとレースの使い分けができないので、曇りガラスや見えにくい窓、また部屋の間仕切りにもおすすめです。
シースルーから遮光といった種類から選べる一方、基本的に採光と目隠しが同時にできません。
なかにはダブル使いのロールスクリーンも登場してきましたが、お値段が高いのが難点です。
カーテン取り付けにかかる費用を知って予算で失敗しないようにしよう!
最後に、新築時にカーテンを取り付ける際にかかる費用について簡単にご説明します。
カーテンを取り付けるためには、これらの費用を用意します。
・カーテンレール
・カーテン
・レースカーテン
・カーテンフック
さらに、専門業者に依頼する場合、
・取り付け費用
・見積もり費用
・出張費
こちらの費用もかかります。
さらに、カーテンが既製品ではなく、サイズや素材、形状などがオーダーメイドであったり、カーテン以外のブラインドであったりするとより費用は高くなるでしょう。
そのことから、カーテンの取り付けにかかる費用は4LDKの場合で、40~50万くらいが相場のようです。
もちろん、窓の大きさや数で費用は変わってきますから、高い場合ですと70万かかるといった場合もあるようです。
その費用を軽減するなら、
・カーテンの種類を安価なものにする
・割引の高い専門業者を選ぶ
・メインの部屋だけ専門業者に依頼する
・ホームセンターやネットショッピングを活用する
・カーテンレールだけ専門業者に依頼する
といった方法があります。
費用軽減をするとなると、自分で考えなければならない部分が多くなってきますから、慎重な判断をすることで失敗を防ぐことができます。
新築時から満足のいくカーテンを!
カーテンは、ハウスメーカーやカーテン専門店に依頼して、カーテンレールの取り付けからカーテン選びをすることをおすすめします。
シンプルであったり、自分に合ったデザインや色にすることで、飽きを感じにくくします。
また、部屋の特徴や住む人の特徴に合わせてカーテンの種類を選ぶことも大切です。
新築時にカーテンにかかる費用を考えつつ、失敗のないように慎重に選ぶようにすると満足のいくカーテンを長く愛用することができるでしょう。