夢の新築マイホームを購入すると、引き渡しの前に内覧会が行われることが多いでしょう。
その内覧会ですが、実はとても重要なものなのです。
マイホームに安心して生活を送るためにも、内覧会でマイホームに不備がないか確認しなくてはなりません。
この記事で、新築の内覧会で確認したいチェックリストをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
新築の引き渡し前後はやることはたくさん!
念願の新築のマイホームを購入し、引き渡しが終わって引っ越しも完了すると、いよいよマイホームでの生活がスタートします。
しかし、新築の引き渡しの前後にはやらなくてはならないことがたくさんあります。
引き渡し前後の流れは、大まかに「①内覧会(施主検査)」「②引き渡し」「③引っ越し」となるでしょう。
引っ越し後にはさまざまな手続きをしなくてはなりませんので大変ですが、その中でも特に重要となるのは、引き渡し前の「内覧会」です。
これから安心してマイホームでの生活を送るためにも、内覧会でさまざまな部分を確認しておくことが重要です。
しかし、どんなことをチェックするか分からない方もいるかと思います。
そこでこの記事で、内覧会のチェックリストをご紹介しますので、内覧会当日に活かしていただければ幸いです。
それではまずは、内覧会がどんなものかをご説明していきましょう。
新築の引き渡し前に行われる内覧会とは?
まずは、新築の引き渡し前に行われる「内覧会(施主検査)」についてお話ししていきます。
ちなみに内覧会(施主検査)とは、家の仕上がりを施主が立ち会って検査・確認をすることです。
・契約どおりの家となっているか
・室内や屋外に欠陥や汚れなどはないか
などのことを確認し、問題があれば修繕を求めることができる重要な機会ともいえます。
注文住宅で家ができあがった場合は、その嬉しさでいっぱいだとは思いますが、いざ内覧会の日を迎えると、新築の家が完璧といえる状態ではないこともあるのです。
住みはじめてから欠陥に気づいても遅いので、そういったことを避けるためにも、内覧会では細かい場所までチェックしておくことが大切です。
次項からは、どのようなことを確認すれば良いか、チェックリストを「室内」と「屋外」に分けてご紹介していきます。
新築の内覧会までに下準備をしておこう!
内覧会のチェックリストをご紹介する前に、内覧会当日を迎えるまでに準備しておきたいことをお話しします。
まず、図面や資料を確認しておくことです。
内覧会で確認することのひとつに「契約どおりの家となっているか」がありましたが、これを確認するには図面などを確認し、頭に入れておくことが重要といえるでしょう。
ひと通り目をとおしたら、「ここは細かく見ておこう」「ここは質問しつつ確認したほうがよさそう」などと思う部分をメモしておきましょう。
そうすれば、内覧会で確認漏れする心配もなくなりそうですね。
不安を残したまま引き渡しされることにならないよう、気になる点は質問しつつよく確認をしておくといいでしょう。
つぎに、内覧会当日の持ち物を準備しておくことです。
内覧会で細かい部分まで見れるように、下記のものを用意しておくと便利です。
・懐中電灯
新築では照明がついていないこともありますので、暗い部分を確認できるよう、懐中電灯があるといいでしょう。
・メジャー
さまざまな設備のサイズを確認するためにも、あると便利です。
配置する予定の家具におさまるか、カーテンレールの長さはどのくらいかなど、意外とサイズを確認したい部分は多くあります。
・水平器
床が水平になっているか確認するために使います。
水平器がない場合は、ビー玉やゴルフボールなどを転がして確認することができます。
スマートフォンの水平器アプリを使用するのもおすすめです。
・マスキングテープやふせん、ペン
傷や汚れがある、もしくは気になる箇所にマスキングテープやふせんを貼り、内容をメモしておきましょう。
あわせて、携帯やデジカメで記録を残しておくと安心です。
必ずチェック!内覧会のチェックリスト【室内】
下準備が整い、内覧会当日を迎えたら、新築の状態をチェックしていきましょう。
まずは、室内のチェックリストからご紹介していきます。
・契約したときの図面と建物に相違がないか
・窓やドアが開く方向、大きさ、位置等が合っているか
・収納スペースの大きさや位置に違いがないか
・床や階段は水平になっているか、きしみがあったり変な音が発生したりしていないか
・床と壁が垂直になっているか
・クロスに汚れや傷、隙間などはないか
・ドアや窓の開閉がスムーズにできるか
・キッチンやトイレなどの水回りで、水がきちんと出て流れるか
・水漏れが起きていないか
・床下内部が散らかっていたり、違和感を覚えたりする箇所はないか
・コンセントがきちんと機能するか(通電しているか)
ほかにも、人によってチェックしておきたいことに違いがあるかと思いますので、引き渡し前にこれらと合わせて確認しておくといいでしょう。
内覧会のチェックリスト!屋外はここに注意しよう
つぎは、屋外のチェックリストです。
・外壁や基礎の表面にひび割れや欠損などがないか
・外壁の色が合っているか
・外構の工事に終わっていないところがないかどうか
・土地の境界がはっきりと示されているか
・隣の土地の所有者と共有になっているものがあるかどうか
などを確認しておきましょう。
こちらも室内同様、気になる箇所があれば質問などをし、不安を残さないようにしてください。
万が一、補修してもらうことになった場合は、いつまでにその補修工事が終わるかなども確認しておきます。
補修後にはきちんと直っているか再内覧会を行うこともあれば、引き渡し後に確認する場合もあります。
引き渡しまでに補修が終わらなければ、入居後に対応してもらうといったケースもあるでしょう。
こういったスケジュールの確認も必ず確認しておき、すべて書面で残しておくことが大切です。
安心して新築のマイホームで生活を送れるよう、内覧会は適当に済ませるのではなく、細かい点まできっちりと確認しておいてくださいね。
チェックリストを内覧会で確認!いよいよ引き渡し・引っ越しへ
ここまで内覧会のチェックリストを室内と屋外に分けてご紹介しました。
これらを内覧会で確認しOKであれば、いよいよ新築が引き渡されます。
多くの場合、内覧会から引き渡しまでの期間は、2週間程度とされています。
万が一、内覧会で不備が見つかった場合には修繕しなくてはなりません。
その修繕期間として、2週間程度あけられているようです。
引き渡し当日の流れとしては、「①設備の説明」「②書類の確認」「③鍵の受け渡し」となっており、おおよそ2時間程度かかるでしょう。
無事引き渡しが終われば、次は引っ越しです。
引き渡しから引っ越しまでは、建築材料に傷みが出ないよう、2週間程度あけるとよいといわれています。
すぐに引っ越ししたくなると思いますが、壁材や床材などを長持ちさせるためにも、少し期間をあけておくことがおすすめです。
また、引っ越し後には手続きしなければならないものがたくさんあります。
●転居届
●転出・転入届
●マイナンバーの住所変更
●ライフライン(電気やガスなど)の開設
●ネット環境
●火災保険
お子さまがいるご家庭では、
●検診補助券の交換
●児童手当の住所変更
●保育園・幼稚園の転園
●公立小・中学校の転校
もプラスで必要となるでしょう。
内覧会から引っ越し後までに確認しておくこと、やらなければならないことはたくさんありますから計画的に行い、マイホームでの生活をスムーズに送れるようにしましょう。
不安を残さずに新築の引き渡し日を迎えよう!
新築マイホームを購入すると、引き渡しの前に内覧会が行われることが多いです。
その際には家のすみずみまで確認しておくことで、マイホームに安心して暮らせるようになります。
今回、内覧会で確認しておくべきチェックリストを室内と屋外に分けてご紹介しましたので、内覧会でよく確認をし、不安を残さずにマイホームの引き渡し日を迎えましょう。