新築一戸建てを購入する場合、すべてのものが標準設備としてもともとついているわけではありません。
標準仕様からグレードアップするために、オプションをつけることも多いでしょう。
そこでこの記事では、新築で人気・おすすめのオプションをご紹介していきます。
そもそもオプションは何を指す?
そもそも新築一戸建て購入の際のオプションとは、基本契約内におさまる標準設備以外の設備のことを指します。
これは、注文住宅でも建売住宅でも違いはありません。
標準設備の内容は、各ハウスメーカーによって異なります。
そのため、A社はもともと標準でついているけど、B社の場合はオプションとなり、追加で費用が請求されるということもあります。
坪単価が高いハウスメーカーの場合、標準で高性能な設備がついていることもあります。
しかし、坪単価が安いハウスメーカーの場合は最低限の設備が標準内で、あとの設備はオプションとなってしまい、最終的な支払額は結局高くついてしまうということもあり得ます。
そのため、どこまでの設備が標準内なのかを契約前にしっかりと確認することをおすすめします。
それではさっそく、新築で人気・おすすめのオプションをご紹介していきます。
新築で人気・おすすめのオプション
新築で人気・おすすめのオプションは「コンセント」です。
コンセントは想像以上に多くの場所で使用します。
そのため、標準内のコンセントの数では足りないことが多々あるのです。
コンセントが使いたい場所にないと、延長コードで対応しなくてはなりません。
その場合、見た目に悪く、転んでしまう危険性もあります。
このような理由から、新築ではコンセントを増設するオプションは人気なのです。
「床暖房」もおすすめのオプションです。
床暖房は足元から温まり乾燥もしにくいことから、エアコンが苦手な方に特におすすめの設備でしょう。
また、火を使うわけでもないので、ストーブなどと違って火災の心配もありません。
床暖房は、ハウスメーカーによっては標準装備の場合もあります。
気になる方は、下調べしてみることをおすすめします。
新築でおすすめの内装材のオプション
内装材に関しても、おすすめのオプションがあります。
まずは、「無垢フローリング」です。
フローリングは、大まかにいうと複合フローリングと無垢フローリングにわかれます。
多くのハウスメーカーでは、一般的に複合フローリングが標準だと思います。
複合フローリングは、集成材などに、薄くスライスされた天然の木の板や化粧シートを貼りつけたものです。
無垢フローリングは、天然の木のみを使用しているものです。
無垢フローリングは天然の木のみを使用していることから、足ざわりがとてもいいです。
調湿作用もあります。
さらに、経年によって色味や質感の変化を楽しむことができます。
壁は、「珪藻土」にすることも人気です。
無垢フローリングと同様、珪藻土にも調湿作用があります。
また、消臭や断熱効果も期待できると言われています。
無垢フローリングも珪藻土も、オプションで追加する場合にはコストがかかってしまいますが、その性質から満足度の高いオプションの一つとも言えます。
せっかく新築を購入するのですから、多少コストがかかっても取り入れたい内装材ですね。
新築キッチンでおすすめのオプションは何?
キッチンでおすすめのオプションもいくつかあります。
まずは「食器洗い乾燥機」です。
食器洗い乾燥機は、高温で食器類を洗浄します。
また、水の使用量も少ないです。
そのため、手洗いより汚れが綺麗に落ちるだけではなく、節水にもなるのです。
手荒れがしにくくなるのも、ポイントの一つです。
また、「ハンズフリー自動水栓」もおすすめです。
調理中は手が汚れやすいです。
汚れた手を洗う際、その都度蛇口も汚れてしまいます。
しかし、ハンズフリー水栓であればセンサーが感知して吐水・止水するので、手が汚れていても蛇口を汚してしまうことがありません。
また、使いたいときにだけ吐水することができるので、節水にもなります。
「ディスポーザ排水処理システム」も人気のオプションです。
ディスポーザ排水処理システムは生ごみを粉砕し、最終的にはそのまま下水道に流せるようにする便利な設備です。
そのため、いつでもキッチンを清潔に保つことができるのです。
生ごみは臭いも出やすいですから、せっかくの新築が臭いで不快にならないように対策はしておきたいものですよね。
外回りでおすすめのオプションは?
建物の中だけではなく、建物の外回りでも人気でおすすめのオプションがあります。
一つ目は「外壁」についてです。
標準装備の外壁は、一般的にサイディングが多いでしょう。
しかし、オプションでタイル張りの外壁にするのが人気です。
タイル張りの外壁はメンテナンスの手間がほとんどなく、状況によっては数十年単位で新築時のままの状態を保つことができる可能性があるのです。
二つ目は「センサーライト」です。
センサーライトは「動き」に反応して点灯します。
自動的にライトが点灯するので、消し忘れもありません。
また、センサーライトがあることで防犯上のメリットもあると言われています。
三つ目は「屋上」です。
住宅密集地などは、庭に十分な面積が取れないこともあります。
そのため、屋上で家庭菜園などが楽しめるようにオプションをつける方が多くなっています。
屋上であれば近隣からの視線もそれほど気にならないので、庭に十分な面積をとれないようなケースではおすすめのオプションではないでしょうか。
人気のオプションをつけても後悔することがある!?
ここまで、新築で人気・おすすめのオプションをご紹介してきましたが、それらのオプションをつけて後悔したという声も少なからずあります。
どのような点で後悔しているのかみていきましょう。
まず、この記事で一番最初にお話しした「コンセント」についてです。
「コンセントはあればあるほどいい」と、多くのコンセントをつけたものの、結局コンセントすべて使うようなシーンはなく、つけて後悔したというのです。
コンセントの数に後悔しないためには、新居ではどれぐらいの数の家電をどこで使うのかをしっかりと検証して数を決めるということに尽きます。
「床暖房」に関しても、場合によっては後悔することがあるようです。
床暖房は快適なものの、ランニングコストがかかります。
そのランニングコストのことを計算に入れていなかったため、光熱費がもったいないからと、床暖房のスイッチを切ったままということがあるとよく耳にします。
「無垢フローリング」に関しても後悔したという意見があります。
無垢フローリングは見た目もよく足ざわりがよくて快適なものの、お手入れが面倒だから複合フローリングにすればよかったなどという声もあります。
新築でつけるオプションは、人によって「必要・不要」がはっきりとわかれます。
自分たちにはどのようなオプションが必要・不要なのかを、しっかりと検証することをおすすめします。
人によって必要・不要なオプションは違う!
新築で人気・おすすめのオプションをご紹介してきましたが、いくら多数の人に人気のオプションでも、自分たちにとっては不要であるオプションもあります。
そのため、本当に自分たちにとって必要なオプションなのかをよく検討するようにしましょう。
また、ハウスメーカーによってどこまでが標準設備でどこまでがオプションなのか、かなり差が出ますので、契約前にしっかりとその点について確認することをおすすめします。