駐車場のコンクリートには適切な厚さがある!施工方法や価格

住宅の駐車場を、コンクリートで施工したいとお考えの方は少なくないでしょう。

コンクリートは、見た目に高級感がある上、耐久性も高いことから人気のある施工方法です。

ここでは、駐車場に必要なコンクリートの厚さについて解説していきます。

また、アスファルトとの比較についてもまとめました。

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駐車場のコンクリートはどのくらいの厚さが必要?

戸建て住宅でも駐車場の部分を、コンクリートで施工する方は少なくありません。

このように、住宅の敷地部分をコンクリートで舗装することを、「土間コンクリート舗装」と言います。

今回取り上げるコンクリートの厚さに関してですが、実は適切な厚みというものが存在します。

厚みが足りなかったり、反対に厚みがありすぎたりすると、ヒビ割れなどの原因にもなりますから、非常に重要なポイントとなります。

基本的に、駐車場に使用するコンクリートの厚みは、全体で15cmを必要とすると言われています。

施工方法としてはまず、15cmほど土を掘り下げ、そこに下地となる砂利を5cmの厚みで敷きます。

その後、転圧機械で土や砂利に圧力をかけ、締め固めていきます。

その上に、ワイヤーメッシュというものを敷き詰めます。

これは、鉄製の丸棒を網状に組み込んだもので、コンクリートを流し込む前に敷き詰めることによって、強度が大幅に増すと言います。

ここまでの工程が済んだら、いよいよコンクリートを流す作業に移りますが、この際に流すコンクリートの厚さはおよそ10cmと言われています。

これよりも薄すぎると、ワイヤーメッシュに沿ってヒビ割れを発生させてしまったり、反対に厚みがありすぎると、ワイヤーメッシュがコンクリートの重さに耐え切れず、割れてしまう可能性が高くなります。

一般家庭で使用される乗用車の場合、砂利が5cm、ワイヤーメッシュ6mm幅、コンクリート10cmというのが標準的です。

ただし、トラックなどの大型車を置く場合によっては厚さを考慮する必要もあります。

その場合の厚みに関しては、次に詳しく解説していきましょう。

大型車を駐車場に置く場合、コンクリートの厚さは?

中には、仕事の関係で大型車を所持している方もいらっしゃるでしょう。

この場合、いくつか考慮すべきことがあります。

前項でお話ししたコンクリートの厚さに関しては、一般的な乗用車の場合です。

そのため、重量がある大型車が乗った場合、重みに耐え切れずコンクリートが割れてしまう可能性があります。

大型車を駐車場に置く場合は、全体で40cmほどの厚みが必要と言われています。

一般的な施工方法としては、40cmほど土を掘り下げ、砂利を15cmほど敷いていきます。

その上にワイヤーネットではなく、13mmの鉄筋を組み込んでいきます。

加えて、組み込んだ鉄筋は二段にして編んでいきます。

この工程が済んだところで、コンクリートを流し込んでいきますが、ここで流すコンクリートの厚さはおよそ25cmです。

ワイヤーネットの替わりに鉄筋を使用することで、コンクリートの厚みに耐えることができ、より強度を増すことが可能です。

このように、一般的な乗用車を置く場合と大型車を置く場合では、コンクリートの厚みが異なりますので、事前に施工会社と相談しておく必要があります。

また、コンクリートの施工に関しては、地盤の良し悪しも関係してくるとも言われていますので、地盤状況も確認しておく必要があります。

駐車場に関係する!?良い地盤と悪い地盤とは

基本的に、駐車場の土間コンクリートの施工方法には一般的な基準がありますが、もともとの地盤の強度によっても大きく変わってくると言われています。

ここでお伝えする良い地盤とは、一般的に「固い土質であること」を意味します。

一方で悪い地盤の場合、土質が軟弱であることを意味します。

例えば、畑のように柔らかい土質であったり、雨が降った際にぬかるんでしまうような地盤の場合、その上にコンクリートで施工したとしても、沈んでしまう可能性があるのです。

また、単純に土質が固いから良い地盤とは限りません。

乾いた状態であれば固い土質でも、雨が降ると土が粘土質になり、ドロドロとしてタイヤが埋まってしまうような地盤であれば、決して良い地盤とは言えません。

このような地盤の場合、砂利の厚みを通常の2倍にするなどの配慮が必要となります。

また、砂利の厚さを増やしただけでは対処できないような軟弱な地盤の場合は、表面を削って取り除き、良い土を入れ替えてからのコンクリート舗装となることもあります。

地盤の判断は素人では難しいため、経験のある信頼できる施工会社によく相談してみましょう。

駐車場の広さによっては厚さに限らず目地も必要となる

住宅のコンクリート舗装をする際には、考慮すべき点は厚さだけではありません。

どのくらいの範囲でコンクリートを流し込むのか、つまり広さにも考慮する必要があります。

車1台以上のスペースを確保するのなら、基本的に「目地(スリット)」が必要です。

さまざまな住宅でも、コンクリートの間に区切りのような切れ目が入っていたり、レンガなどのほかの素材で区切りがされているのを見たことがある方も多いのではないでしょうか。

目地やスリットを入れることにより、コンクリートの持つ特性である「収縮乾燥」により発生してしまう、コンクリートの亀裂を防ぐ効果が期待できます。

基本的に、コンクリートはこの特性によりヒビ割れが発生しやすい素材です。

ヒビ割れの原因としては、温度変化や乾燥によっても起こりますが、ほかにも広い面積を取るとヒビ割れが発生しやすくなります。

一般的には、3~4mの間隔で目地を設定していくとヒビ割れに効果的だとされています。

また、ほかの注意点としては、駐車場に舗装するコンクリートの上を通るのは重量のある車両ですから、細かい区切りで目地やスリットを作ってしまうと、車体の重みによって目地が動いてしまう可能性も考えられます。

この点も、よく施工会社と相談しながら決めていきましょう。

コンクリートの料金はどのくらい?アスファルトとの比較

駐車場というと、コンクリートに並んでアスファルトが知られていますが、これらの違いは何でしょうか。

また、料金についても簡単に見比べてみましょう。

●アスファルトとコンクリートの違い

・アスファルト

まず、アスファルトですが、砕石や砂とアスファルトを加熱した混合物のことを意味します。

アスファルトは、熱を加えると柔らかくなり、冷めると固まる性質を持ちます。

固まるまでの時間は短いため、施工時間も短時間で終わらせることがメリットです。

ただし、耐久性については低いため、数年ごとに補修工事を行う必要もあります。

また、日に当たると柔らかくなるため、車のタイヤあとがつきやすくなるといったデメリットもあります。

加えて、暑い時期には高温になりやすいため、うっかり触れてしまうと火傷してしまう危険もあります。

・コンクリート

続いて、コンクリートについて見ていきましょう。

コンクリートは、灰石や粘土を砕いて粉末にしたセメントと砂、水を混ぜ合わせて固めたものを指します。

アスファルトよりも優れた耐久性があるため、補修工事の必要も少ないのがメリットです。

また、暑い時期でもアスファルトと比べると表面の上昇温度を大幅に抑えることができます。

デメリットとしては、施工に時間を要すること、そして単価が高くなってしまうことです。

●料金の違い

基本的にアスファルトに比べると、コンクリートのほうが施工料金は高くなります。

ここでは、料金の目安についてまとめました。

・アスファルト…平米あたり4,400~6,000円ほど
・コンクリート…平米あたり8,600~11,400円ほど

前にお伝えしたように、コンクリート自体の厚さはおよそ10cmですが、アスファルトは一般的に5cmほどの厚さで施工すると言われています。

また、ワイヤーメッシュや目地を入れたりなど、施工の手間が増えることからコンクリートは単価が高くなる傾向にあります。

駐車場をコンクリートにするとメリットがたくさん!

ここまでのご説明でお分かりの通り、駐車場に使用するコンクリートの厚さには適切な厚みがあり、車体の重量やコンクリート面積、地盤によって変化することが分かりました。

では最後になりますが、ここでは駐車場をコンクリートにするメリットについてお伝えしていきます。

住宅の駐車場をコンクリートで舗装することによって、さまざまなメリットがあります。

例えば、舗装されていない駐車場の場合、雨が降ったら車のタイヤや靴裏に泥や砂利がついてしまい、駐車場から家に入るまでに玄関を汚してしまうことにも繋がりかねません。

また、舗装されていないと車のタイヤによって土がえぐられ、駐車場がガタガタとしたり段差ができてしまうこともあります。

さらに、舗装されていないことから雑草が生えやすく、お手入れが大変という問題もあります。

これらの問題は、コンクリート舗装を行うことで回避することができます。

せっかく新しいお家を建てるのなら、駐車場も綺麗な状態を保つことができるのが理想ですよね。

初期費用はかかりますが、コンクリートは耐久性に優れており、メンテナンス費用もほとんど必要としないため、舗装する方法としてはおすすめです。

施工業者はよく見極めて!

住宅を建てる際は、どうしても家に目が向いてしまうことが多いと思いますが、駐車場にも目を向けることは大切です。

のちにトラブルに発展するような不適切な施工では、住みやすい住宅とは言えないかもしれません。

施工業者はたくさんあるので、知識と経験豊かな業者を見極め、しっかりと相談しながら納得のいく駐車場を作りましょう。