「大好きな大阪に住むために新築マンションを購入したい」
その願いを現実のものとする準備が整ったら、実行に移す前に様々な事例を知り、後悔しないようにプランを立てることが重要です。
失敗しないために、資金計画や役立つ制度、資産価値などについて知っておきましょう。
大阪で新築マンションを購入したい!人気のエリアはどこ?
大阪市の新築マンションの販売戸数からマンション開発が盛んな地域を調べると、大阪市北区と中央区が圧倒的に多いことが分かります。
天王寺区、福島区、城東区、淀川区なども人気のエリアですが、特に北区は多いようです。
北区といえば、大阪では言わずと知れた経済の中心地で、梅田駅と大阪駅があり交通の便もよく、若者を惹きつける新しい商業スポットも多い魅力的な都市です。
街並みが美しくおしゃれなお店も充実していますし、都市開発が進んでいて、阪神百貨店がリニューアルオープンしたことでも話題になりました。
また、大阪府全域では吹田市や豊中市も人気です。
吹田市は大型複合商業施設EXPOCITY、市立吹田サッカースタジアムがあり、大規模新築マンションが次々に建設されています。
豊中市は大阪国際空港が近いため高層建築物が少なく、梅田駅まで約12分で行ける好立地です。
そして、子育てサービスが充実している高槻市も忘れてはいけません。
赤ちゃん向けの施設が多く、つどいの広場などもあり、ファミリー層を中心に今後も注目が集まりそうな地域です。
交通の利便性もポイントで、梅田駅まで22分、大阪駅まで新快速で15分、京都へ13分です。
調べれば調べるほど「穴場なのでは?」という期待感が高まります。
新築マンション購入前に後悔しない資金計画を!
大阪で新築マンションを購入する際、失敗しないためにも入念に練っておきたいのが資金計画です。
現在の収入だけでなく、子供が増えたり進学する時に必要なお金のことを念頭に置いて、余裕を持って計画を立てましょう。
返済期間中に金利が上昇する可能性もあるので、住宅ローンにがんじがらめになって、急にまとまったお金が必要になった時に払えないとなると大変です。
そのため、新築マンションを選ぶ前の段階で専門家に相談することをおすすめします。
ライフプランナーや不動産コンサルタントなどに相談して、自分や家族がゆとりを持って暮らせる家を選びましょう。
また、住宅ローンを組むタイミングにも注意が必要です。
例えば、2019年10月1日~2020年12月31日までに住宅に入居する場合、住宅ローン減税拡充に該当します。
こうした減税制度を見逃さないようにしましょう。
勤続年数なども金利と関係してきますので、長い期間勤めた会社からの転職を希望している方は、早めに住宅ローンを組んだ方がいいかもしれません。
大阪市の制度に注目!お得な情報を見逃さないで
大阪市には「大阪市新婚・子育て世帯向け分譲住宅購入融資利子補給制度」という、一定の条件を満たした世帯が申し込むことで、住宅ローンの利子の一部が補助される制度があります。
要件を満たせば最長5年、年0.5%以内の利子補助を受けることができます。
申し込み要件の例としては下記の通りです。
・子育て世帯
小学校6年生以下の子供を育てていることが条件です。
・新婚世帯
夫婦どちらも満40歳未満で、婚姻届けを出した後5年以内のケースが対象になります。
・住宅を買うのがはじめて
・売買契約日から1年以内(1年を経過していても融資借入金の返済がスタートしていなければOK)
・前年度の所得が1200万円以下
・指定された金融機関の住宅ローンを利用する
この他にも、マンションの床面積や建築基準法、融資の返済期間などで様々な条件がありますので、気になる方は大阪市都市整備局の住宅支援受付窓口で確認してみてください。
なお、年度ごとの市の予算にも限りがありますので、予算の範囲内で先着順に受付となっています。
市の公式ホームページを調べると、こうした役立つ制度が公開されていることがありますので、新築マンション購入前には確認してみましょう。
新築マンションの災害リスクを確認!大阪市は水害に注意
次に注意したい点として挙げるのは、災害対策についてです。
地震ですぐに倒壊し、洪水であっという間に流されてしまうような新築マンションは避けたい、と誰もが思うのではないでしょうか。
災害のリスクを調べるためには、「ハザードマップ」が役立ちます。
各自治体が公表しているハザードマップを見ることで、安全性を確認することができますので、ぜひご覧になってみてください。
ちなみに大阪市のホームページを調べると、豪雨への大規模な浸水被害について警告されています。
淀川や大和川、神崎川などの大きな川、そして海に囲まれた大阪市は、低地で平らな地形ということもあって津波や豪雨に弱いことが明らかになっています。
河川が氾濫した場合に避難警告が出される対象地域も、それぞれの川ごとに一覧で書かれています。
マンションが水害で倒壊してしまうようなことは考えにくいですが、低階層が浸水することも考えられますので、防災についての意識を高く持つことが必要です。
新築マンションの市場価格と資産価値を見極める!
新築マンションの購入にあたっては、市場価格や資産価値を見極めることも重要なポイントです。
購入を考えている物件と似た条件のマンションの取引事例を調べれば、市場性を把握できますので損失を抑えることにつながるかもしれません。
新築マンションは土地の仕入れ価格、建築価格、宣伝費などを調べることで、より詳細な情報から資産価値を判断できるでしょう。
将来、売却することも視野に入れているのであれば、周辺環境をしっかりと調査して収益性を予測しておくこともおすすめします。
資産価値を判断するためにも、周辺環境は大切なポイントです。
「新築マンションを買って失敗した」という声で多いのが、「近くに高いビルが建ってしまい、日当たりやアンテナ環境が悪くなってしまった」というものです。
これは運次第と言ってしまえばそれまでですが、信頼できる専門家に購入前に相談することで防げることもあるでしょう。
また、世帯数にも注目してみてください。
世帯数が下がらなければ、利便性が保たれて資産価値も下がりにくい傾向があります。
大阪府でも、各自治体のホームページで人口の推移や世帯数の一覧などの情報が提供されていますので参考にしましょう。
新築マンションは内見でチェック!
大阪で新築マンションを購入する人に役立つ制度や、注意していただきたいポイントをご紹介してきました。
最後に、内見の大切さについて触れておきましょう。
新築マンションを購入する際には、マンションの内見で、納得できるまでチェックすることをおすすめします。
キレイで快適に見えるマンションでも、見た目だけに惑わされないようにしてください。
標準設備とオプションを確認してから内見することをおすすめします。
また、日当たりや風通し、におい、傾きなどの基本的なチェックポイントだけでなく、設備の使いやすさや騒音対策についても見ておきましょう。
大きすぎる浴槽のサイズだと水道代が余計にかかったり、洗濯機置き場の生活動線が不便だったなど、住んでみて後悔することがないかイメージして、チェックポイントを考えてみてください。
建物の構造や天井・壁の材質などによっては、騒音に悩まされることも考えられます。
周辺に工場や学校などがないか確認してみましょう。
マンション購入は計画的に!将来を見据えて考えよう
現在の状況だけでなく10年後、40年後にどうなるか予測して、資産価値の高いマンションを購入できるといいですね。
マンションの販売会社や仲介業者、ファイナンシャルプランナー、不動産コンサルタントに相談することもよい方法です。
周辺環境を含め、長く快適に住むことができるマンションを見極めるようにしてください。