日常生活を送るうえで、「間取り」が自分たちの生活スタイルに合っていないと不便な思いをします。
そのため、新築の際は間取り決めに関して妥協しないことをおすすめします。
ここでは、成功・失敗例をもとにして、どのような間取りがおすすめなのか検証していきます。
一緒に学んで、満足のいくいい家造りをいたしましょう!
間取りの成功・失敗例を参考にして満足感ある新築に!
日々生活するうえで、間取りはとても重要なものです。
せっかくの新築の間取りが納得のいくものでなければ、あとから後悔することになるでしょう。
同じ床面積の家でも、間取りが違うだけでずいぶん住み心地の異なる家となります。
それぐらい間取りは大切なのです。
間取りの成功のポイントは、家族全員がどのような生活パターンで、それによりどのような生活動線が便利なのかをしっかりと検証することにあると言えるでしょう。
ただし、家の新築は初めての経験だという方が多いですから、想像だけで完璧な間取りの家をつくるのは難しくもあります。
そこで、間取りの成功・失敗例を参考にしつつ、満足のいく家造りをしていきましょう。
まずは、成功例からご紹介していきます。
新築時に参考にしたい!間取り成功例
それではさっそく、間取りの成功例をご紹介していきましょう。
●リビングとウッドデッキをつなげた
リビングの大開口の窓から、ウッドデッキに出られるようにしたという例です。
天気のいい休日にリビングからウッドデッキに出て、家族全員でブランチを楽しむ時間が増えたという声もあります。
●玄関のシューズクロークを広く取り、手洗い器を設置した
玄関のシューズクロークを広く取ることで、靴だけではなく、傘やコート、アウトドア用品やガーデニンググッズなどを置くことができます。
また、手洗い器があることで、家の中に入る前に汚れを落とすことができます。
犬などのペットを散歩させた後に玄関でそのまま足を洗うこともできるので、ペットを飼っている方にもおすすめの間取りですね。
●収納を十分につくった
ものが部屋の中にあふれていると、雑然とした雰囲気になります。
せっかくの新築ですから、いつでも綺麗にしていたいものです。
収納が十分にあれば、そのようなことも減りますね。
成功例だけではなく失敗例から学ぶこともある!
新築の間取りを成功に導くためには、成功例だけではなく、失敗例から学ぶこともたくさんあります。
どのような失敗例があるのか、さっそくみてまいりましょう。
●空間を広くしたくて吹き抜けにしたけど、電気代が高い
吹き抜けがあると、空間が広くなり開放感があります。
しかし、広さがある分熱効率が悪くなりやすく、電気代が高くなりがちです。
また、吹き抜けの高い部分に窓を設置することで、お手入れがしにくいという意見もあります。
●コンセントの数が少なかった、位置が悪かった
新築時の失敗でよく耳にするのがコンセントの問題です。
使う電化製品の数分のコンセントがなかったり、電化製品を使う場所にコンセントがなかったという失敗例があります。
●収納スペースを多く取りすぎた
多ければ多いほどいいと収納スペースを広くたくさん確保したけどそこまで収納する荷物がなく、しかも、収納スペース分部屋が狭くなってしまって後悔したという例がありました。
成功例・失敗例ともに参考にしてみると、「収納」に関しては相反しているとも言えますよね。
このことから、人によって感じ方の違いがあるというのも分かります。
新築の間取りを成功に導くためのポイント!
間取りの成功例・失敗例を検証してまいりましたが、同じことでも、「成功した」「失敗した」と人によって意見が分かれるのです。
つまり、冒頭でも申し上げましたように、自分たちが「何を重視したいか」「どのような生活パターンなのか」ということに注目することが、新築の間取りを成功させるための最大のポイントとなります。
ですから、まずは「生活するうえで何に重きを置きたいか」を考えましょう。
もしも、家族と過ごす時間を大切にしたいのであれば、成功例のようなリビングとウッドデッキがつながる間取りもいいでしょう。
また、同時に「自分たちの生活パターン」を洗い出して、どのような間取りが便利なのかを想像してみましょう。
例えば、夫婦共働きで家にいる時間が少ないというご家庭であれば、夜間に「洗濯→アイロン→収納」がスムーズに終わるような間取りにするなどです。
これらは各ご家庭で異なることですので、間取りを成功に導くためにぜひ行っておきたいものです。
失敗しがちな子供部屋!成功例とは?
新築時に間取りで失敗することはたくさんありますが、その中でも子供部屋は失敗しがちかもしれません。
ですから、お子さんがいらっしゃるご家庭の方は子供部屋に失敗しないように、成功例を参考にしましょう。
昨今では、「リビング学習」が主流になってきています。
そのため、リビングで宿題や勉強をするお子さんが増えてきています。
しかし、ダイニングテーブルだと食事の時間になれば勉強を中断することになってしまうため、スタディデスクをリビングに設けるご家庭が多くなっています。
その代わり、子供部屋は寝るくらいのスペースだけでいいので、4.5~5畳くらいの広さにしているのです。
これがずばり成功例のひとつですが、反対に、学習できるようにと子供部屋を広く取ってしまったことで「家に帰ってきたらずっと部屋にこもりがちになってしまった」という失敗例があります。
つまり、子供部屋を必要最低限の広さにしておくことで、必然的に子供と接する機会が多くなるということなのです。
子供とのコミュニケーションにおいて、子供部屋の間取りに関してはよく考えたいものです。
窓の位置も間取り上とても重要なポイント!
間取りを作成する際には、窓をどの位置にするかも同時に考えます。
そのとき、「方角」や「外からの目線」に配慮して窓の位置や大きさを決める必要があります。
実は窓に関しても失敗例が散見されますので、失敗例を参考にしつつ窓の位置や大きさを決めていきましょう。
よくある失敗例のうちの一つが、テレビを置く位置のすぐ横に窓を設置してしまったことで、光が射し込んでテレビがよく見えないというものです。
テレビを置くと想定される場所の横には、窓は設置しないことが望ましいと言えますね。
また、リビングに大きな窓があることで、目の前の道路を歩く人の目線が気になってしまい、ずっとカーテンを閉めっぱなしにしているという例もあります。
これらのようなことがないよう、窓の位置や大きさに関しても十分に考える必要があると言えるでしょう。
また、トイレやお風呂に窓をつけなかったことで後悔しているという声もよく耳にします。
窓がないことで、トイレやお風呂が常に暗く感じてしまうためです。
新築時は設計士とともに考えることになるかと思いますが、成功と言える間取りにするためにも、いろいろなことを想定して間取りを決めることをおすすめします。
間取りの成功・失敗例を参考にいい家造りを!
満足のいく新築にするために、ぜひとも間取りは後悔したくないものです。
そのため、成功例・失敗例を参考にして、間取りを後悔のないものにしましょう。
また、各ご家庭で「重視したいポイント」や「生活パターン」は異なりますので、今一度、どのような間取りがいいか家族で話し合ってみましょう。
間取りをどうするかでその家の住み心地も変わります。
よく話し合い、考えて、いい家造りを目指しましょう。