「自分だけの居場所で誰にも邪魔されずにくつろいだり、好きなことに没頭したい」といった願いをかなえてくれる間取りとして注目されているのが2LDKです。
一人暮らしで2LDKのマンションを購入して、快適に暮らしている女性も多いです。
しかし、広いスペースと2つの部屋それぞれを、どうレイアウトしたらいいか悩む方もいるのではないでしょうか。
LDK、2つの部屋で快適に暮らすために知っておくと役立つ情報をまとめました。
2LDKなら一人暮らしの楽しみが広がる!
毎日忙しく働いていて、仕事や人間関係で疲れている一人暮らしの方にとっては、我が家でのリラックスタイムは欠かせないのではないでしょうか。
2LDKの間取りなら、食事をするための場所、寝室、趣味の部屋など目的別に部屋を分けられますので、それぞれの部屋をスッキリとコーディネートすることができます。
特に寝室は、余計なものを置かないことで、ホテルのような生活感を感じさせない空間にすることもできるため、良質な睡眠をとれるようになるかもしれません。
大切な方をまねいて泊まってもらいたいと思ったときにも、一室を使ってもらうことができるので、ゆっくり休んでもらえます。
大きめの家具や最新の人気家電を置いても余裕がある空間、荷物が増えても片付けやすい部屋数、インテリアコーディネートの自由度など、2LDKにはメリットがいっぱいです。
しかし、そんな2LDKでもレイアウト次第で暮らしにくい場所になってしまうこともあります。
どんなレイアウトにすればいいのか考えてみましょう。
2LDKのLDKはどんな風にレイアウトしたらいいの?
一人暮らしなら、自分だけでこだわりの空間を造り上げることができます。
しかし、2LDKのLDK(リビング・ダイニング・キッチン)のレイアウトには悩むことがあるかもしれません。
カウンターキッチンがあり空間を仕切りやすい部屋もありますが、自由にレイアウトできる間取りも多いでしょう。
〇料理が好きならDKは広めに
どこまでをダイニングスペースと考えて、どこからをリビングにするのかを考えましょう。
レイアウト次第では狭く見えたり、ゴチャついて見えたり、掃除をするのが面倒になってしまうこともあるので注意が必要です。
たとえば、リビングスペースを広くとろうと考えて、キッチンとダイニングをコンパクトにまとめた結果、キッチンに食材や調理器具が置ききれなくなってしまうということがあります。
こまごまとしたものが多く、見せる収納が便利なキッチンスペースは、料理が好きな方なら余裕を持って多めにとったほうがいいでしょう。
収納家具は高さ、幅を測って計画的に配置し、デッドスペースを作らないことも重要です。
〇ダイニングテーブルは使い勝手のよさ・好みのデザイン・合わせやすさがポイント
ダイニングスペースがおしゃれだと、海外風の洗練された部屋にすることもできますね。
SNSに完成したお料理の画像を載せることが多い方は、とびきり映えるダイニングテーブルとイスを選ぶと思います。
ただし、引きで撮ってもかわいい丸テーブルは壁にぴったりと付けておくことができないため、狭いお部屋の場合は小さめのものがいいでしょう。
単品で見たときに「かわいい」と思うものでも、部屋に置いたときにどんなイメージになるのか考えて買うこともおすすめします。
LDKにいろいろな目的の家具を置いてもスッキリと見えるためには、色や形、素材の統一感がポイントです。
2LDKの居室を寝室に!空間を贅沢に使ったレイアウト
次に、2LDKの2つの居室のレイアウトを考えてみましょう。
一人暮らしなら、一部屋はベッドを置いて寝室にして、もう一部屋は趣味の部屋や仕事部屋、または収納部屋にするケースが多いと思います。
寝室のレイアウトとしておすすめなのが、ベッドをどかんと中央に置くことです。
部屋の数が少ないとなかなかできない、贅沢なスペースの使い方ですね。
その他は小さなスツール、テーブルなど必要最小限のものを置いて、暖色系の間接照明や観葉植物を取り入れてリラックスできる空間にしてみてください。
注意点としては、せっかく目立つように置くのですから、デザイン性の高いおしゃれなベッドを選ぶことです。
収納付きベッドもいいですが、「収納している」ということを感じさせない、高級感のあるデザインがおすすめです。
洋服を寝室に収納する方は多いでしょうが、だらしなく見えないようにするには、クローゼットの中を整理して、ベッドの上やスツールの上にはなるべく置かなくても済むようにしましょう。
自由で有意義な一人暮らし!収納スペースは間仕切りで隠す工夫を
一人暮らしで2LDKに住むことを、「広すぎるのでは」と疑問に思う方もいるようですが、趣味に没頭したり、在宅で集中して仕事をすることができます。
ここでは、寝室以外の一部屋のレイアウトを考えてみましょう。
趣味や作業スペース、そして収納スペースとしても使いたい居室のレイアウトは難しいと感じる方が多いでしょう。
ヨガや筋トレ、読書などの有意義な時間のために使いたいのに、ものであふれかえっていては集中できず、掃除もしにくくなります。
そこでおすすめなのが、間仕切りやラック、ウォールシェルフを取り入れたレイアウトです。
人を呼ぶこともあるリビング、安眠を取るための寝室のレイアウトをそれぞれスッキリとまとめたなら、もう一部屋には収納力を求めたいものです。
効率よく多くのものを片付けられる部屋にするために、ウォールシェルフで壁面収納力をアップさせましょう。
また、キャスター付き収納アイテムも便利です。
収納ケースやラックでキャスター付きになっているものなら、レイアウト変更にも柔軟に対応できます。
収納コーナーを作ったら、パーテーションやカーテンなどで間仕切りし、趣味や仕事のコーナーも作ってみましょう。
壁と壁に突っ張って取り付けられるカーテンレールも間仕切りに活用できます。
生活動線はレイアウトの基本!家具配置シミュレーションを使ってみよう
2LDKだけでなく、どんな家でもレイアウトを考えるときに生活動線を意識することは大切です。
家事をしたり部屋を移動する際に、障害物がなくスムーズに動けるように家具が配置された、効率のいい動線プランを考えましょう。
家具を置いても通路となるスペースが確保されていることや、椅子から立ち上がろうとした際に、上や後ろに障害物がない状態がのぞましいです。
一人暮らしなら家具はそれほど多くないと思いますので、大きすぎる家具を選ばなければ生活動線はとりやすいでしょう。
動線を考えるときには部屋の平面図を書いて、家具を書き込んで確認する方法がありますが、それよりももっと具体的にイメージできるサービスもあります。
インテリアコーディネーターも取り入れていますが、3Dの家具配置シミュレーションサービスはおすすめです。
インテリアブランドサイトから利用できるサービスは会員登録が必要になりますが、人気がある家具を実際に自分の部屋に置いたときのサイズ感や距離感をリアルにイメージできます。
無料アプリなどもありますので、ぜひ活用してみてください。
女性一人暮らしで危険な目に合わないように
2LDKのレイアウトを考えてきましたが、最後に、一人暮らしの女性に気を付けてほしい防犯対策についてお伝えします。
賃貸とはちがい、何かあっても気軽に引っ越すことができませんので、防犯意識を高く持って自分の身を守ってください。
窓や玄関に補助錠を取り付けたり、窓に防犯フィルムを貼って割れにくくしたり、外から見える場所にあるカーテンや家具は目立たないものを選ぶなど、あらゆる方法があります。
女性らしい、かわいらしいデザインの柄のカーテンや家具だと、女性が住んでいると看板を出しているようなものですので注意してください。
男性用の靴を玄関に置いたり、メンズの服を洗濯物として干しておくのもいいでしょう。
また、部屋の模様替えに達成感を感じると、写真を撮ってSNSにあげたくなるかもしれませんが、一人暮らしの場合にはおすすめできません。
鏡に自分の姿が映っていることに気が付かなかったり、窓からの景色に特徴的なものが写っていれば、住所や個人情報がもれてしまう可能性があります。
十分に気を付けてください。
我が家を「疲れない家」にしよう!
仕事で疲れているからこそ、家ではゆったりとリラックスして過ごしたいものです。
洗濯物を干すときにぶつかるソファや、食材が床に置かれているキッチン、インテリアと合わないテーブルなど、これでは家で快適に過ごすことができません。
また、これらに囲まれる生活にストレスを感じてしまう方は多いのではないでしょうか。
SNSで見かけるような生活感のない完璧におしゃれな部屋とまではいかなくても、自分にとって居心地のいい空間を造るようにしましょう。