1LDKは新婚生活には狭い?より快適に暮らすレイアウト術とは

新婚ほやほやのカップルの中には、金銭的な理由などから1LDKの住まいを検討している方もいることでしょう。

しかし、単身者向けのイメージが強いコンパクトな1LDKは、二人で住むには手狭な環境だと心配する声も多くあります。

そこでこの記事では、新婚生活に1LDKを選ぶメリットから、手狭に感じさせないレイアウト術などをご紹介していきます。

新婚生活に1LDKを選ぶメリットは?

幸せいっぱいの新婚生活を送るためには、お互いのライフスタイルに合った住まいを見つけることが大切です。

金銭的に余裕がないカップルの場合、1LDKの手軽な住まいを検討する方も少なくありませんが、コンパクトな環境で2人仲良く暮らしていくことができるのか気がかりになってしまいますよね。

そんな1LDKでのレイアウト術をご紹介する前に、まずは新婚生活に1LDKを選ぶメリット・デメリットについてお話していきます。

まずは、メリットを4つに分けて見ていきましょう。

①常にお互いを身近に感じられる

1LDKというコンパクトな空間では、必然的に一緒にいる時間が多くなります。

新婚ほやほやのカップルの場合、「2人でいる空間」を基準に幸せいっぱいの生活をスタートすることができます。

②掃除に手間がかからない

日々の掃除にかかる手間が省けるのは、忙しい毎日をこなす2人には魅力的なメリットです。

部屋数の少ない1LDKであれば、あっという間に掃除を終わらせることができます。

③家賃がお手頃

金銭的に余裕がなかったり、将来的に子どもを持つことを視野に入れている場合、家賃の手軽さはそれだけ貯蓄のしやすさに繋がります。

あえて1LDKを選ぶことは、2人の先を見据えた賢い選択肢とも言えます。

④省エネ

特に夏や冬にかかる冷暖房は、電気代に大きく影響します。

しかし、1LDKであれば部屋全体に行き届く冷暖房の効率も良く、省エネ向きでしょう。

以上のように、手狭に感じる1LDKでも、2人で暮らすには嬉しいメリットがあります。

1LDKでは新婚生活も手狭なにりがち?具体的なデメリット

では続いて、新婚生活に1LDKを選ぶデメリットを見ていきます。

①プライベート空間の確保が難しい

仲良く暮らしていくためには、それぞれの時間を尊重したある程度の距離、つまりプライベート空間が大切であるとよく言われています。

1LDKの場合、完全に一人になれる空間を確保するのは難しいと言えます。

特に、2人の生活パターンが異なる場合、そのデメリットを強く感じるでしょう。

②収納スペースが足りない

単身者向きの1LDKでは、やはり収納スペースが十分に確保できないデメリットが挙げられます。

洋服や本、趣味用品が多い場合、収納しきれずに部屋をより手狭にするケースもあります。

③子育ての問題

将来的に子どもを授かった場合、1LDKでは手狭になりがちです。

また、1LDKは多くが単身者向けのため、子どもの夜泣きで苦情が入るケースもあります。

以上のように、2人の暮らし方・考え方次第では、1LDKのメリットがデメリットになることもあります。

しかし、住まいのレイアウトを工夫することで、これらのデメリットをカバーすることが望めます。

それについて、次項で詳しく見ていきましょう。

1LDKでもゆとりのある新婚生活を!シンプルすっきりレイアウト術

これまでに、新婚生活に関わる1LDKのメリット・デメリットを見てきましたが、ここからはデメリットをカバーするレイアウト術について詳しくご紹介していきます。

まず、一つ目のレイアウト術は、必要最低限に留めたシンプルなアイテム設置をすることです。

例えば、インテリアにこだわろうと、雑貨アイテムであちこちを彩ろうとする方もいますが、1LDKではそれが部屋を狭くさせ、ごちゃごちゃとした圧迫感のある印象になってしまいます。

ソファやテーブル、ベッド、クローゼットなど、必要なものだけで揃えると生活動線もすっきりし、新婚生活もにゆとりが生まれます。

また、デメリットで挙げた、住まいのレイアウトに影響する収納しきれない洋服や本、趣味用品は数を絞り、収納しきれるように留めましょう。

プライベート重視の新婚カップルに!空間を区切ったレイアウト

続いて、おすすめする2つ目のレイアウト術は、空間を区切る家具の配置です。

一般的な1LDKでは、ダイニングとリビングが繋がるメインスペースに、仕切りを置かないことで空間的な広さを演出するレイアウトが多く用いられます。

このレイアウトは、お互いを身近に感じる空間の統一感をを図ることができますが、プライベート空間の確保を重視する新婚カップルには、空間を工夫して区切るレイアウト術がおすすめできます。

空間を区切るといっても、パネルなどであからさまに仕切るわけではありません。

工夫して区切るポイントはソファです。

ソファを背中合わせに置くことで、両者の視界を遮ることができ、自分のプライベート空間を守れる効果が期待できます。

それに加え、空間的な広さを損なわず、視覚的・意識的にリビングとダイニングのさりげない空間分けを図ることができます。

お互いの時間を大切にしたい新婚カップルには、ぜひおすすめしたいレイアウト術です。

ベッド下の空間も無駄なく活用!工夫したレイアウトで収納を

3つ目のおすすめするレイアウト術は、ベッド下を活用した収納です。

これは、レイアウトというより収納方法と言えますが、ベッド下の無駄な空間を利用することで、1LDKでは不足しがちな収納スペースを確保することができます。

例えば、収納に困りがちな洋服や本など、部屋の空間の邪魔をせず、すっきりとした隠す収納が望めます。

収納ケースとしておすすめなのは、ハーフオープンケースです。

蓋を半分ずつ開けるタイプになっているので、どちらの向きに収納しても簡単に取り出すことができます。

また、ケースが半透明である点も、収納されている物を把握するには便利です。

ハーフオープンケースは、ホームセンターや通販で購入することができますが、必ず事前にベッド下を採寸しておくことが大切です。

さらにより安く済ませたい場合は、100円ショップのスクエア収納ボックスもおすすめです。

これで新婚生活の収納も困ることはありませんね。

子どもがいる新婚カップルにおすすめのレイアウト術

最後にご紹介するレイアウト術は、子どもを持った際のスペースづくりです。

前述してきたように、1LDKは新婚カップルでも手狭になるため、子育てをするとなるとなおさら狭くなります。

そこで活用したいのが、ジョイントマットによるレイアウトです。

ジョイントマットとは、パズルのようにはめて作るマットで、子育てグッズとして広く愛用されています。

使い方は、キッズスペースとなるリビングの一角にジョイントマットを敷くことで、空間的な区切りを図ることができます。

衝撃をある程度吸収する素材のため、子どもが転倒した際の怪我防止にもなる上に、防音性にも優れています。

そのため、単身者が多い1LDKでも、安心して子育てをすることができます。

ジョイントマットの購入は、ホームセンターや通販、100円ショップでも可能です。

インテリアにこだわったおしゃれなデザインタイプも販売されているので、ぜひチェックしてみてください。

1LDKでもレイアウト次第で変わる

1LDKは単身者向けであるため、新婚カップルが生活するにはやや手狭な印象があります。

しかし、レイアウトの工夫次第では、1LDKのデメリットをカバーすることができ、コンパクトな住まいの長所をより引き出すことができます。

今回ご紹介したレイアウト術を参考に、1LDKでの新婚生活をより豊かに、快適にしていきましょう。