マンションによっては納戸がついている物件もあります。
しかし、納戸のつくりが複雑で「収納しずらい」と感じている方もいることでしょう。
そこでこの記事では、納戸の収納棚を日曜大工で簡単に設置できる方法をご紹介していきます。
自分にとって収納しやすい納戸に変えてみましょう!
納戸とは?
マンションによっては納戸がついている物件もありますが、いまいち納戸がどのようなものか分からないという方もいるかと思います。
そこでまずはじめに、納戸がどのようなものかについてお話をしていきましょう。
納戸とは、一言でご説明すると、「収納用の部屋」のことをいいます。
収納用の部屋と聞くと、押し入れを連想する方もいるかもしれませんが、人が中に入っても歩き回れるくらいの大きさの部屋を納戸というので、押し入れとは異なります。
また、居室の基準に適合しなかったスペースのことも納戸といいます。
住まいの居室には定義があるのです。
居室の定義は「居住、執務、娯楽などに継続的に使用する部屋」と、建築基準法で規定されています。
さらに窓の面積は、最低でも「床面積の1/7以上」なくてはなりませんから、この基準を満たしていなければ広さのある部屋でも居室とは認められず、納戸という位置づけになるのです。
建築基準法では居室とは認められなくても、広さがあれば居住スペースとして利用することもできますので、収納用以外でも納戸は使われます。
もし納戸を収納用の部屋として使用する場合、つくりによっては収納しずらい部屋である場合もあります。
そのとき、収納用の家具や収納棚に悩んでしまうかもしれませんが、これらは日曜大工で解決することが可能です。
次の項から、それについてお話ししていきましょう。
つくりが複雑な納戸の収納棚は日曜大工で!
前の項で、納戸がどのような部屋であるかがおわかりいただけたかと思います。
主に収納として利用する納戸ですが、マンションによってはつくりが複雑になっていることもあります。
ホームセンターなどで納戸用の収納家具を購入しようとしても、お住まいの納戸に合うサイズがなく困ってしまうこともあるでしょう。
そんなときにぜひおすすめしたいのが、日曜大工、いわゆるDIYです。
DIYであれば、複雑なつくりの納戸にもぴったりのサイズの収納棚を用意できますし、自分好みの収納スペースを作ることもできますよね。
ですから、つくりが複雑な納戸の場合は、収納棚を自分で作ってしまいましょう。
日曜大工の経験がない方でも簡単にできる方法をこの記事でご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
日曜大工初心者の方には壁面収納がおすすめ!
複雑なつくりの納戸の場合は、日曜大工で収納棚を作ってみましょう。
日曜大工の経験がない方ですと、自分でも作ることができるのかと、不安に感じてしまうかもしれません。
しかし、不安に感じる必要はありません。
ここでご紹介するのは、日曜大工初心者の方にも簡単に作れる方法です。
特に初めての方におすすめの方法としては、壁面収納用の収納棚を作ることです。
壁面収納はただ片付けるためのスペースだけでなく、見せる収納にもなるのです。
片付けたはずのものがおしゃれなディスプレイにもなりますので、ぜひ見せる収納として、納戸の収納棚を作ってみましょう。
はじめにご紹介するのは、あるアイテムを使って収納棚を作る方法です。
壁に穴をあけることのない方法ですので、初めての方にも試しやすい方法ですよ。
次の項でくわしくご説明していきます。
収納棚は日曜大工で!あるアイテムを用意しよう!
ここからは、マンションの納戸の収納棚を作る方法をご紹介していきます。
はじめは、あるアイテムを使った方法です。
そのアイテムとは、「ディアウォール」です。
ディアウォール自体はキャップのようなものですが、これを木材の上下にはめ込んで突っ張れば、柱とすることができるのです。
これを2本、納戸の壁に設置し、あとはこの2本の柱の間に棚をつければ収納棚が完成します。
柱の間に突っ張り棒を設置すれば、衣類をかけることもできますよ。
日曜大工の経験が浅い方でも試せそうですよね。
つくりが複雑な納戸であっても、2本の柱の調節を自分でできるので、お住まいの納戸にあった収納棚を設置することができます。
また、壁に穴をあけなくても棚を作ることができるので、賃貸マンションにもおすすめの方法です。
ぜひ、ディアウォールでお住まいの納戸に合った収納棚を作ってみましょう。
見せる収納棚にしたいなら「壁面収納」にしてみよう
つぎにご紹介する納戸の収納棚を作る方法は、壁面収納ができる器具を使った方法です。
これは、レールとスリットを壁に取り付けて棚を設置するだけで完成する、収納器具です。
そのため、ドライバーひとつあれば、日曜大工初心者の方でも作ることができます。
サイズも豊富にそろっていて、レールであれば465mm~2115mmまで、スリットは700mm、1202mm、1753mm、1979mmといったサイズ展開です。
つくりが複雑な納戸のサイズにも合うレールとスリットを選んで取り付け、あとは付属の棚を好みの場所に設置すれば、収納棚として利用できます。
また、スリットにバー付きの棚を設置すると、棚の下は衣類の収納に便利です。
ハンガーにかけた状態で衣類を収納できますから、ぱっと見ただけで何の洋服かを判断することができますね。
まるでお店のディスプレイかのように収納することもできるので、見せる収納を意識する方にはおすすめの収納器具です。
この商品情報はこちらです。
「窓工房ナカサ:納戸・押入れクローゼット収納システム(600×3)W1800」
・ネット通販の参考価格:83,554円(税込)
・付属品:レール、スリット、バー2本付きの棚(600mm×400mm)、棚(600mm×400mm)×3、棚(600mm×600mm)×4
しかし、注意しなければいけない点が、こちらは壁に穴をあけることになりますから、賃貸マンションにお住まいの方は設置することができません。
賃貸マンションにお住みの場合は、先ほどのディアウォールか次でご紹介する方法を試すようにしてください。
賃貸にもおすすめ!納戸の収納棚は有孔ボードで!
最後にご紹介する方法は、「有孔ボード」を使った方法です。
ホームセンターや100円ショップにも取扱いのあるものですので、手軽に購入することができます。
壁に穴をあけて設置もできますし、穴をあけなくても設置することができますから、賃貸マンションにお住みの方にもできる方法です。
作り方もいたって簡単で、納戸に合ったサイズの有孔ボードを用意し、壁に取り付けます。
賃貸マンションの場合は、納戸に入る大きさのテーブルを用意し、テーブルと壁の間にうまく挟んで立てかけるように設置すると良いでしょう。
壁に取りつけた有効ボードに木材を取り付ければ、収納棚の完成です。
大きなものや重いものを収納することは難しいですが、かさばったりなくしたりしやすい小物の収納には便利です。
棚だけでなく、有孔ボードの穴にS字フックを取り付ければ、季節もののハットなどを収納することもできますよ。
さらに賃貸マンションの場合は、テーブルの上や下も収納スペースとして使えますから、小さいスペースにたくさん収納することが可能です。
つくりが複雑な納戸も、日曜大工による収納棚で、見せる収納としても利用してみてはいかがでしょうか。
日曜大工で納戸を見せる収納スペースにしてみよう!
マンションによっては納戸がついている物件もあり、その中にはつくりが複雑で収納に不便な場合もあるでしょう。
そんなときは、簡単な日曜大工で、お住まいに合った収納棚を作ってみてはいかがでしょう。
自分好みの収納スペースにもなれば、見せる収納としても利用することができます。
ぜひ、この記事を参考に挑戦してみてください。