年々夏の暑さが厳しくなってきています。
朝から窓に注ぐ日差しが強く、エアコンを使う頻度も高くなっていることでしょう。
それに伴い、エアコンの電気料も気になるところです。
そこで、猛暑対策の優れもの「アルミシート」をご紹介しましょう。
車の暑さ対策はもちろん、家の暑さ対策にも力を発揮しますよ。
暑い夏!窓にアルミシートはどんな効果がある?
夏の暑い時期になると、フロントガラスにアルミシートを貼っている車をよく見かけます。
その理由は、少しでも日差しを遮断して、車内の熱を抑えるためです。
車は窓が多いので、炎天下の中で駐車していると、車のダッシュボードは70度以上になることもあるそうです。
そこで、アルミシートを貼っておくと、ダッシュボードの温度は50度くらいに抑えることが出来ると言われています。
このアルミシートは、日差しを遮るだけでなく熱放射率が低いので、冬は暖かい空気を外に逃がさず、夏は熱い空気を中に入れない働きをしてくれます。
そのため、車のフロントガラスにアルミシートを貼ることで、効率よく日差しを遮断し、車内温度の上昇を抑えられるのです。
このことを利用して、家の中でもアルミシートを使うことで、夏の暑さを乗り切ることが出来ます。
ちなみに、車のフロントガラスにアルミシートを貼る場合は、車内で一番早く温度が高くなるダッシュボードを隠すようにしてください。
もう少し詳しく!アルミシートの断熱効果について
では、アルミシートについてもう少し、詳しく見ていきましょう。
アルミシートは、断熱効果のあるポリエステルやポリエチレンに、熱や光を反射させるアルミを蒸着させてシート型にしたものです。
この外側がアルミ、内側がポリエチレンやポリエステルという構造が、断熱効果を発揮します。
したがって、家庭にある料理などに使う「アルミホイル」を窓ガラスに張ったのでは、強い夏の日差しの熱や光を多少反射出来るかもしれませんが、断熱までの効果は期待出来ません。
ポリエチレンやポリエステルと合わせて使うことで、遮熱が出来るのです。
冬に床とカーペットの間にアルミシートを敷いて、床からの冷気を遮断しますが、夏はこれを逆に利用して、窓からの熱気を遮断するのです。
暑い夏に!手軽な窓用アルミシート&カーテン!
それでは、アルミシートを利用して、夏の強い日差しを遮断する方法をご紹介しましょう。
【100均のアルミシート】
100均で販売されているアルミシートをレースカーテンの内側に付ける方法です。
レースカーテンの上部に目玉クリップでアルミシートを留めるだけなので、手軽ですし、すぐに外せます。
付ける際は、アルミ側を外側に向けて吊るしましょう。
劇的な効果は期待出来ませんが、窓への日差しを遮ることで、室温の上昇を遅らせることが出来ます。
【アルミカーテン】
100均のアルミシートは「手軽だけど見た目がイマイチ」と思う方には、UVと遮光が出来る「アルミカーテン」がおすすめです。
一見、ふつうのカーテンのように見えますが、アルミシートをカーテンにしたもので、裏側が「アルミ蒸着ポリエステル」加工されています。
夏は強い日差しを遮断し、冬は外の冷気を遮断するので、夏冬どちらでも使えて便利です。
取り付け方は簡単で、付属の専用クリップをカーテンに付け、アルミ面が外になるようにして、カーテンレールに留めるだけです。
今使っているカーテンと一緒にアルミカーテンを使うと、室内温度の上昇はかなり抑えられるでしょう。
大きさにもよりますが、価格も千円台からとリーズナブルなのもうれしいですね。
ご紹介した、アルミシートとアルミカーテンですが、取り付けると日差しを遮断すると同時に、室内が暗くなってしまうという難点があります。
そのことも考慮して試してみてください。
窓ガラスにアルミシートをピタッと貼って夏を乗り切ろう!
先程、ご紹介したアルミシートとアルミカーテンは手軽ですが、夏の外気熱を遮断するには、まだまだ足りません。
それは、窓ガラスとアルミシートやアルミカーテンの間に隙間があるので、そこに熱がこもってしまうためです。
家の窓に日が当たると、ガラスが熱せられるため、室内の温度が上がります。
冬は暖かくなるので良いですが、夏はより暑くなります。
熱がこもらないようにするためには、「アルミシートを窓ガラス一面に隙間なく貼る」ことです。
前述したように、窓ガラスとアルミシートの間に空間が出来てしまうと、熱がそこにこもってしまうため、出来るだけ隙間を作らないように貼ることが重要なのです。
100均のアルミシートを窓ガラスにぴったり貼り付けて、真夏にマイナス5度下がった事例もあるそうです。
しかし、100均のアルミシートも手軽で良いですが、今は専用のアルミシートが販売されているので、次項ではそれをご紹介しましょう。
おすすめ!日差しを遮断する窓専用のアルミシート!
それでは、早速、夏の日差しを遮断する窓専用のアルミシートをご紹介しましょう。
【ニトムズ 遮熱・断熱アルミシート90×90】
・アルミの反射効果と空気層で遮熱、断熱効果アップ
・UVカット率:約99%
・水貼りなので簡単に貼れ、剥がした後もきれい
・冬の結露も防止し、オールシーズン対応
・熱線カット:貼り付け効果約12度
・遮熱効果:日射カット率 約63%
【楽天市場 アルミ断熱・遮光シート2枚組】
・アルミ蒸着ポリエステルシート
・専用の吸盤付きフックで簡単取付け
・UVカット率:約99%
・断熱効果:約12度
・サイズ:約幅80×高さ180cm
【ベルメゾン 遮光・UVカット窓用アルミシート2枚組】
・腰高窓用と掃き出し窓用の2種類
・腰高窓用:幅約83cm、長さ約120cm×2枚
・掃き出し窓用:幅約83cm、長さ約185cm×2枚
・PETフィルム、アルミ蒸着、発泡ポリエチレンの3層構造
・UVカット率:約99%
・使い方は3通り
・付属フックでアルミカーテンとして使用
・付属の吸盤フックかファスナーテープで窓ガラスに密着させて使用
夏だけじゃない!窓専用アルミシートはオールシーズン活躍!
ご紹介してきたように、アルミシートは夏の日差しを遮断し、室内温度の上昇を抑えます。
いつも使っているカーテンやブラインドと併用して使うことで、効果アップも期待出来ますね。
さらに内側からだけでなく、外側に日よけを付けるなど工夫するとより良いでしょう。
また、夏だけではなく、冬に利用することで、冷たい外気を遮断し、室温を保つことが出来、結露予防にもなります。
窓ガラスのサイズに合わない場合でも、ハサミやカッターで楽に切れますし、価格もお手頃で、取り付けも簡単に出来るのもうれしいですね。
また、窓ガラスにアルミシートを貼ることで、断熱だけではなく、紫外線も遮断出来るので家具やカーテンなどの色あせ防止にもなります。
このように見てみると、アルミシートはオールシーズン使えて、冷暖房効果を簡単に高めることが出来る、優れた省エネアイテムと言えるでしょう。
窓専用アルミシートは省エネの強い味方!
窓ガラスは外気の影響を受けやすいので、夏は暑く、冬は冷たい外気が入りやすくなっています。
しかし、窓ガラスにアルミシートを貼ることで、夏は日差しを遮り、室温の上昇をかなり抑えることが出来ますし、冬は外気を遮り、結露も防止することが出来ます。
省エネ効果が高く、お値段も手頃で取り付けも簡単なアルミシート。
是非、お試しください。