部屋のイメージを変えるために、DIYを考えている方もいらっしゃるでしょう。
部屋の雰囲気はインテリアでも大きく変えることができますが、窓の印象を変えることでも雰囲気が変わります。
そこで当記事では、印象が大きく変わりやすい格子窓の簡単なDIYについてご紹介していきます。
DIY初心者の方も、賃貸住宅の方もぜひ参考にしてみてください。
日本の窓はおしゃれに見えにくい?
賃貸住宅に住んでいると「もう少し部屋がおしゃれに見えるといいな」などと考える方は決して少なくはないでしょう。
このようなことから「海外のおしゃれな部屋のようにDIYをしよう」と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか。
部屋の中はもちろん、窓もおしゃれにしたいですよね。
日本の賃貸住宅というのは、あまりおしゃれでない窓のある部屋が多いのです。
というのも、日本のアパートを始めとする賃貸住宅の窓というのは、もともとは障子・ふすまのサイズを基本として作られていることが多いのです。
比較的新しいアパートならば、おしゃれな窓や部屋になっていることもありますが、やや築年数のある古いアパートなどでは、和室から洋室にリフォームした部屋を貸し出していることがあります。
そのため、窓は障子やふすまの大きさに合ったサイズで、部屋もどこか洋室になりきっていないことがあるのです。
このようなことから、賃貸住宅の窓や部屋がおしゃれに見えないことがあります。
「おしゃれにしたい」との考えから、部屋のDIYを行う方もいらっしゃるかとは思いますが、窓も簡単に格子を付けるなどしてDIYすることが可能です。
では、DIY初心者の方でも簡単に行えるものはあるのでしょうか。
賃貸住宅でも格子窓にDIYしたい!
「既存の窓を格子窓にDIYしたい」と考えたときに、持ち家であればどんな方法でもDIYすることは可能でしょう。
しかし、賃貸住宅となるとそうもいきません。
どうしても「退去時の原状回復」のことが頭をよぎります。
もともとある窓に直接DIYをしてしまうと、原状回復が困難になってしまうことが考えられます。
また、部屋に傷が残ってしまっていると、原状回復の費用が多くかかってしまうことになります。
このようなことは、できる限り避けたいものです。
そのため、元に戻すことができるように、二重窓のようにして格子窓作るという方法があります。
つまり、内窓を作るイメージです。
このようにすることで、原状回復ができるのはもちろん、「部屋の模様替えをしよう」と考えたときにも簡単に取り外しを行うことができます。
このことは、持ち家の方にも当てはまることかもしれませんね。
では、格子窓にDIYする上でどのようなことが必要になってくるのでしょうか。
格子窓にDIYをするために必要なこと
窓のDIYを行っていくには、どのようなことが必要になるのでしょうか。
まずは、部屋に合う窓のデザインを考えましょう。
作り方によって格子窓のデザインは変わっていきます。
また、デザインによって部屋の印象も大きく変わることでしょう。
「どんな窓がいいかわからない」「デザインが思い浮かばない」というときには、窓のDIYアイデア集をインターネットなどで見ることができます。
このようなものを参考にしてみてもいいでしょう。
デザインが決まったら、格子窓の取り付けを考えている窓の採寸を行います。
二重窓のように作る場合には、内窓部分を作ることになりますので、内窓部分の採寸を行っておきます。
また、格子窓の設計図を作っておくことも、DIYを行っていくうえで必要なことになります。
その理由としては、設計図を作っておくことで、作業の手順を分かりやすくし、作業工程を早く終わらせることにつながるためです。
DIYを行っていく前にはこのようなことを行っておきましょう。
実は簡単!?格子窓にDIY!
「格子窓」と一口に言っても、そのデザインは作り方によって様々あります。
例えばホームセンターでも購入できる木材を切って組み合わせていく方法や、100円ショップで購入できる材料で作る方法があります。
木材は、ホームセンターで購入する場合には、必要な分だけカットしてくれることがほとんどです。
自分で木材のカットすることを考えている場合には「マイターボックス」というものがあれば、DIY初心者でも簡単にカットすることができます。
また、中にはマスキングテープを窓に直接貼ること、格子窓を作ってしまうという方法もあります。
作った格子窓に、すりガラスシートやステンドグラス風のシートを貼ることでさらにおしゃれに見せることも可能です。
なお、格子窓ののDIYをしていく中では、怪我をしてしまわないように、軍手なども用意しておくといいでしょう。
次項からは、DIY初心者の方でも簡単に作ることができる格子窓の作り方についてご紹介していきます。
100円ショップのものでDIY!簡単格子窓
「100円ショップのもので格子窓が作れるの?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このDIY方法は、お住まいの部屋の窓のサイズにもよるので、まずは窓のサイズを測っておきましょう。
格子窓にDIYするために使う、100円ショップで売っているものとは「フォトフレーム」です。
フォトフレームを4つ使うことで、簡単におしゃれな格子窓を作ることができるのです。
作り方はとても簡単です。
まずは、フォトフレーム4つをボンドを使って貼り付けていきます。
ボンドが乾いたら、お好みの色で塗っていきましょう。
窓にこのフォトフレームをはめ込むだけで完成になるのですが、これだけではサイズが合わないということもあるでしょう。
このような場合には、ホームセンターで購入できる木材を窓枠に合うようにカット・塗装してから窓枠にはめ込んでください。
はめ込んだ後に、先ほど作っておいたフォトフレームを窓にはめ込みましょう。
フォトフレームは「必ず4つでないといけない」ということではありませんので、窓の大きさや幅に合わせてフォトフレームの組み合わせを変えてみてもいいでしょう。
木材を使って簡単格子窓DIY
次に、ホームセンターなどで購入できる木材を使った格子窓にDIYする方法をご紹介していきます。
【用意するもの】
・木材
・ビス(タッカーなどでも可)
・のこぎり
・ドライバー
・お好みのペンキ
・ハケ
●木材は窓のサイズに合うように採寸しておき、のこぎりでカットしましょう。
【作り方】
①ハケを使い、木材にペンキを塗っていきます。
②木材を組み合わせて、格子窓の窓枠を作ります。
ドライバーを使って、ビスで留めましょう。
この窓枠は、格子窓の土台となります。
既存の窓枠にキッチリ入るサイズで作りましょう。
③格子を作っていきます。
格子は、外枠に木材を四角形に組み合わせてから、中央に十字になるように組み立てていきます。
それをドライバーを使ってビスで留めてください。
④窓枠に格子をはめ込み、完成です。
これらの方法のほかにも、格子窓の作り方はありますのでお住まいの部屋に合った作り方、自分に合った作り方を試してみて下さい。
格子窓のDIYでおしゃれな部屋に
既存の窓を格子窓にDIYすることは思ったよりも難しくないと感じた方も多いのではないでしょうか。
しかし、「組み立ててなんてできない!」「不器用だから上手にできる自信がない!」という方もいらっしゃることでしょう。
このような方は、マスキングテープを窓に直接貼る方法をおすすめします。
既存の窓枠の色と同じマスキングテープを使うことで、より自然な仕上がりになります。
格子窓をDIYして、窓からおしゃれな部屋を作っていきましょう。