長い人生の中の大きな買い物の一つに住宅購入があります。
生涯で一度の買い物とも言われる住まいの購入には大きなお金がかかるため、家族全員が納得した理想の家にしたいですよね。
特に家族のライフスタイルにあった間取りは、家族がリラックスするために欠かせない要素です。
今回は、住みやすい間取りについて新築一戸建てに焦点を当ててご紹介します。
新築一戸建てでの暮らしをイメージしてみよう
新築一戸建てを購入したら、家族でどういう生活をしてみたいでしょうか。
家族でバーベキューを楽しみたい方は、広めの庭に憧れるのではないでしょうか。
また、家族が集まる家を理想とする場合は、庭続きのくつろぐことができるリビングがあると良いでしょう。
庭の外と室内との空間を一体感にもたせることで、広い開放感あふれるスペースをつくることができるからです。
アウトドアスポーツが好きな家族でしたら、アウトドア用品を置くことができるスペースのある間取りにしましょう。
例えば、玄関に広めの土間スペースをつくり、お気に入りのアウトドア用品をまとめて収納するなどです。
ウィンタースポーツが好きな家族であれば、スノーボードやスキーを立てかけるスペースをあらかじめ用意しておくと散らかる心配もありません。
また、土間でお気に入りの道具をメンテナンスもしてもいいですよね。
このように家族で理想の暮らしをイメージをしてみると、一戸建てにどういうものが必要なのか明確になっていきます。
できるだけ具体的にイメージをして理想の間取りの家をつくりましょう。
新築はどこに建てる?利便性や暮らしやすさを考えよう
新築一戸建てを建てるには間取りももちろん大切ですが、建てる場所を考えることも重要です。
通勤に電車を使う方の場合は、最寄駅まで短い時間で歩いていくことができると便利ですよね。
会社の最寄り駅まで乗り換え数が少ないと楽に通勤することができます。
しかし、駅に近すぎる立地の場合は騒音問題にも繋がることを忘れないようにしましょう。
お子さんがいらっしゃる方は、学校施設までどのぐらい距離があるか見ておきましょう。
また、近くに公園があるとのびのびと外遊びができるので嬉しいですよね。
その他にも、スーパーや病院などの生活利便施設が周辺にあるかどうかも確認しておきましょう。
日常の買い物ができる場所や体調不良の際にすぐに通院できる病院などが生活圏にあるかを把握しておくと、後々困ることはありません。
通勤のしやすさや生活利便施設への行きやすさ、そして騒音問題などのバランスをよくみて家族で納得できる場所をみつけてください。
今の住まいの不満な箇所は?間取りをみてみよう
新築一戸建てを建てたい場所が決まったら、今住んでいる家の間取りを見直してみましょう。
一戸建ての購入を考えるきっかけの1つとして、今の暮らしをより理想に近づけたいという思いがある方もいます。
例えば「キッチンに調理器具があまり入らない」という不満があるとします。
その場合、新築にはキッチンの収納スペースを今より増やしたいという考えが浮かぶでしょう。
現状の不満点について考えることは、理想の暮らしに近づく第一歩になります。
ぜひ今の暮らしで感じる不満を家族全員で話し合い、書き留めておきましょう。
また、不満については具体的に掘り下げましょう。
例えば、先程の「キッチンに調理器具があまり入らない」ということであれば、「鍋が2つ入らない」など不満を具体的にすると増やしたい収納スペースの広さのイメージがより湧きやすくなります。
実際に使うときの家事動線なども考慮しながら、使いやすい間取りを考えてみましょう。
失敗することが少ない!建売一戸建てという選択
新築一戸建ての購入を検討する際、建売住宅か注文住宅のどちらにするか迷う人は多いのではないでしょうか。
まずは新築の中でも建売住宅について簡単にご説明します。
建売住宅は土地と建物がセットになって販売されている住宅のことです。
建売住宅は住宅会社が最適な立地を見つけてから建設するため、好立地が多いことも特徴の1つです。
間取りは多くの人に好まれる一般的なもので、実際に家の中をみてから買うことになるため失敗することが少ないです。
ただし、自分に合ったこだわりの間取りにすることはできないので、間取りの中で納得ができない部分がどうしてもでてきてしまいます。
また、完成している住宅のため住むまでの期間を短くすることができ、注文住宅に比べて価格が安いことが多いというメリットがあります。
間取りが自由自在!新築の一戸建て注文住宅
注文住宅は、間取りを自分の希望通りにすることができる新築の一戸建ての中でも憧れの住宅です。
注文住宅は建売住宅とは違い、土地を持っていない方は、まず土地を購入してから住宅を建てます。
家に使われる外壁や床の木材など、かなり細かなところまでこだわることができるため、住宅に対する知識は建売住宅を建てる方より必要になってきます。
そして、部屋の間取りを家族のライフスタイルに合わせて決めることができるのが最大のメリットになります。
例えば「収納の多い広めのキッチンにしたい」という要望ももちろん実現できます。
キッチンを多く利用する家族の身長に合わせて、シンクの高さやデザインなど細かく選ぶことができます。
細かいところまで決められるため、住宅完成までに何度も打ち合わせが必要になります。
また、住宅の施工が始まったあとには建築現場の段階でも見ることができるため、建売住宅と比べ欠陥住宅が少ないと言われています。
しかし、完成した住宅の中を見てからの購入ではないため、頭の中でイメージしていたものと完成したものを比べて違和感を感じる場合があります。
注文住宅の場合は間取りの中でどこを重要視するか優先順位を決めてから打ち合わせをし、様々な人の意見に耳を傾けることも大切です。
住みやすくて家族が納得する間取りを考えよう
建売住宅と注文住宅のそれぞれのメリットとデメリットを理解して、家族に寄り添ったこだわりの間取りにしたいという選択をした方は注文住宅で納得できる間取りを考えましょう。
家族で話し合った結果、家族それぞれの個室をつくることを優先すると決まったとします。
年齢が大きいお子さんがいらっしゃるご家庭の場合、広くなくてもいいから個室をつくりたいという要望もよくあります。
個室をつくることにより、家族のプライバシーを確保することができるというメリットがあります。
その代わり、リビングなど1つ1つの部屋の広さは狭くなるデメリットがあります。
このように、優先度を高くすることよるメリットとデメリットをきちんと把握しておくことが、一戸建てを新築する際に失敗しないポイントです。
また、新築の家に何十年と住むためには、今の理想だけで間取りを考えないようにしましょう。
お子さんがいらっしゃるご家庭の場合なら、成長して個室が必要な時期と子供が巣立って部屋が必要がなくなる時期があります。
月日が経てば生活スタイルが変わり、理想とする間取りは変化します。
変化する生活スタイルに合わせられる間取りを検討し、一生を通して後悔のない家づくりをしましょう。
家族全員が納得した間取りで快適な暮らしをしよう
住宅購入は長い人生の中でも大きなお金がかかる買い物です。
そのため、住みたい場所の利便性などの暮らしやすさなどをしっかり調べてから検討するようにしましょう。
また、今の暮らしよりより理想の暮らしをするためにはどういう間取りが暮らしやすいのかを紙に書き留めておくのもおすすめです。
そして、家族全員が快適に生活できる住宅にしてくださいね。