手持ちの不動産の擁壁に、フェンスを設置してみませんか?
フェンスには不動産の価値を高める様々な効果があります。
手持ちの不動産の魅力を上げる方法としては、手軽に行えるやり方のひとつです。
専門業者に依頼すると費用がかかりますが、DIYなら費用を抑えられます。
自分で擁壁にフェンスを設置して、不動産の魅力を高めましょう!
擁壁にフェンスを設置する効果について詳しく知ろう!
擁壁にフェンスを設置する効果には、次のようなものがあります。
・プライバシーを守る
・防風、防音効果
・転倒、転落の予防
・防犯効果
・不動産のイメージアップ
擁壁の上にフェンスを設置するだけで、これだけの効果があるのです。
フェンスにもよりますが、家の境界線に何も無い状態よりも、フェンスがある方が他からの視線を遮られます。
庭にウッドデッキを設置していても、他人の視線があるとすると、落ち着いてくつろげません。
風が強いところでは、フェンスが無いと窓を開けるのも躊躇します。
また、車の騒音や歩行者の話し声が直に聞こえるので、テレビの視聴の邪魔になります。
家を借りる人にとって、フェンスはいろいろとメリットのある存在だということですね。
擁壁からの転落防止も大事なポイントです。
小さな子供が擁壁から転落しそうな物件は敬遠されがちです。
防犯の面でもフェンスは有効です。
庭に侵入しづらいということは、逃走もしにくいということになります。
一番犯罪者が嫌がるポイントです。
最後に、フェンスを設けることで家に新たな表情がプラスされます。
見た目の印象がよくなるのです。
これだけフェンスにはメリットがあるので、DIYで設置してみましょう。
擁壁の上にグリーンフェンスを設置すればエコにも
擁壁の上にグリーンフェンスを設置すると、エコにも役立てられます。
住環境に緑が豊富だということは、精神的に安らげられるものです。
周囲を緑で囲まれた戸建は、家を探している人に大きなインパクトを与えてくれることでしょう。
フェイクグリーンで目かくし効果を狙うという方法もありますが、ここはやはり本物の緑にこだわることを、おすすめします。
メッシュタイプのフェンスは、DIYで比較的簡単に設置できます。
そこに常緑のつる植物をつたわせれば、目隠しにもガーデニングにも役立てられるのです。
擁壁の上にブロックを並べ、ブロックの穴にメッシュタイプのフェンスを差し込み、モルタルをブロックの穴に流し込むだけで完成します。
つる植物には、つるバラやテイカカズラなどをはじめ様々な種類があります。
物件のイメージに合ったつる植物を選びましょう。
たとえば、ニューファミリーが好みそうな物件ならモッコウバラがおすすめです。
このバラにはトゲがないので、小さいお子さんのいる家庭には最適です。
物件の魅力をアップしてくれるグリーンフェンスですが、もし隣接する土地との関係でつる性植物では都合が悪い場合は、フェイクグリーンを利用した方がよいでしょう。
DIY用のフェンスキットなら手軽なのでおすすめ
DIYでフェンスを擁壁の上に設置するなら、フェンスキットが手軽で便利です。
特にフェイクグリーンのフェンスキットなら、擁壁の上に柱を等間隔で立て、柱の間にロープを渡すだけなので簡単です。
後はそのロープにフェイクグリーンをセットすれば完成します。
キットに付属するフェイクグリーンに変化を付けたいのならば、通販やホームセンターで売っているフェイクグリーンも加えてみましょう。
フェイクグリーンは伸縮式を選ぶと設置が楽です。
樹脂フェンスのDIYキットでは、ボックス付きフェンスが簡単に設置できるので人気です。
置くだけで目隠し効果がありますし、ボックスをプランターに利用することも可能です。
樹脂フェンスは耐久性に優れていますし、手入れも簡単です。
また、既存のフェンスに取り付けるのも容易です。
脚なしの樹脂フェンスを、既存のフェンスに拘束バンドなどで固定するだけのキットが販売されていて、DIY初心者でも問題なく設置できます。
費用もあまりかからないので、まずはこういったキットを購入し、手持ちの不動産に設置してみましょう。
DIYでウッドフェンスを設置しよう!
擁壁の上にウッドフェンスを設置できるDIYキットが、多数販売されています。
戸建にはやはり木製のフェンスが合うということでしょうか、様々なウッドフェンスキットが用意されていて、値段も手ごろです。
ウッドフェンスには、ボーダーのフェンスとピケット(縦ボーダー)のフェンスがあります。
ボーダーのフェンスは目隠し効果がありますし、ピケットのフェンスには、どこかカントリー風の趣きがあります。
好みと用途に合わせて選びましょう。
風呂場やトイレの目隠しならば横ボーダーの方が向いています
庭を囲むようにするなら、縦ボーダーが解放感を感じられるのでおすすめです。
ただし、横ボーダーと縦ボーダーが並ぶと統一感が失われるので、注意が必要です。
もし横と縦のボーダーを混在させるのならば、バランスをよく考えて設置しましょう。
また、格子状のラティスフェンスもあります。
このフェンスは、目隠し効果はそれほどありませんが、風通しと明るさを損なわずに境界を区切ることができます。
侵入をはばむという意味での防犯効果もあります。
キットとしてだけではなく、1枚ごとに販売されていることもあるので、必要に応じて購入できます。
擁壁の上にフェンスをDIYで設置する時の注意点
擁壁の上にフェンスをDIYで設置する時の注意点として、最初に挙げられるポイントは設置場所です。
擁壁は、隣の土地との境界線上にあることがほとんどです。
隣が道路だとまだよいのですが、たとえば農地だとすると、フェンスを立てたせいで日照不足になることがあります。
こういったケースで、日当たりが悪くなり被害が出たとして、損害請求を出される可能性があるのです。
また、地域の慣習というものもあります。
たとえば、境界線から内側10cmにフェンスを立てるという慣習のある地域で、境界線ギリギリにフェンスを設置すると周辺住民からクレームがくることがあります。
周辺住民とのトラブルを抱えた物件には、なかなか借り手も見つからないでしょう。
そういったトラブルは極力避けるべきです。
また、フェンスの強度にも注意が必要です。
専門の施工業者が設置したフェンスと比較すると、DIYで設置したフェンスは強度が弱くなる傾向があります。
強風で倒れないよう、強度については細心の注意を払いましょう。
もし擁壁の上に上手く設置できないとしたら、専門家に任せることをおすすめします。
擁壁にフェンスを設置する方法を動画やブログに学ぼう!
先ほどのフェンスの強度についてもそうですが、擁壁の上にフェンスをDIYで設置するにはある程度の知識が必要になります。
専門家の友人や知り合いがいるのなら、積極的に話を聞いてみましょう。
もしそういった専門家がいない場合には、ネットで公開されている動画やブログを参考にすることをおすすめします。
DIYは1種のブームになっているので、いろいろな動画やブログが公開されています。
フェンスを設置するときに役立つ動画やブログは、DIY用フェンスキットを使用しているものです。
フェンスキットを設置するのに必要な道具類や、ブロックの固定方法、コンクリやモルタルの準備の仕方など、すぐにDIYに活用できる情報が満載です。
また、フェンスキットを使用しない場合には、基礎の部分がとても重要になります。
擁壁の上にどのようにしてフェンスの基礎部分を築くのか、設置するのかといった情報も、動画やブログで知ることができます。
こういった専門的な方法に関する動画やブログは、複数確認した方がよいでしょう。
手持ちの不動産の擁壁にとって、一番合っていると思われる方法を探る必要があるからです。
魅力的なフェンスで不動産の価値を高めよう!
賃貸の不動産は、寝かしておくだけでは意味がありません。
借り手がいて、家賃が発生して初めて賃貸経営が成り立つのです。
そのため、少しでも借り手にとって魅力的な不動産にする必要があります。
フェンスを設置することで防犯や防音、目隠しになるので、フェンスを設置し、不動産の価値を高めましょう。