日常生活で、欠かさず行わなければならない家事の中の一つに「洗濯」があります。
洗濯は、その人のライフスタイルで洗濯機を使用する時間というのは変わってきます。
中には、朝ではなく、夜に洗濯機を使う方もいらっしゃることでしょう。
では、夜に使う場合には何時までであれば、周囲に迷惑をかけないのでしょうか。
夜に洗濯機を使うときには何時まで?
洗濯機は、朝に使うものとイメージされやすいかもしれません。
しかし、ライフスタイルによっては夜に使わざるを得ない方もいることでしょう。
夜に洗濯機を使うとなると、一軒家の場合には問題は少なくとも、賃貸住宅では騒音問題に発展しかねません。
では、夜に洗濯機を使う場合には、何時から何時までであれば常識の範囲内といえるのでしょうか。
洗濯機のような大きな音が伴う家事は、基本的に「人が活動している時間帯」に行うことが望ましいです。
そのため、夜遅くはもちろん、朝早すぎるのも問題となります。
具体的な時間を挙げるなら、「朝8:00~夜8:00」くらいが許容範囲といえるでしょう。
なお、一軒家の場合には問題が少ないとは述べましたが、これは隣近所との距離がそれなりにある場所であれば、ということです。
隣家との距離が近いお宅では、賃貸住宅と同じような配慮が必要になることもあります。
夜の洗濯機使用は契約書に何時までか記載していることも!
一般的に何時までであれば洗濯機の使用をしても迷惑にならないかお伝えしました。
しかし、これは「賃貸借契約書に記載がない場合」についてのお話です。
というのも、賃貸住宅によっては、契約する際の「賃貸借契約書」に、洗濯機を夜に使う場合の使用時間を制限している旨が記載していることがあるのです。
例えば、「洗濯機の使用時間は朝7:00~夜7:00まで」とあれば、それに従わなければなりません。
当然ですが、これを無視して洗濯機を使用するのはトラブルのもとです。
そのため、賃貸借契約書にこのような記載がないかを確認をしてみましょう。
記載がない場合には、先述の「一般的に常識とされている時間」の間に洗濯機を使うようにしましょう。
洗濯機を使うのは何時までかは環境によって異なる
ここまで、夜に洗濯機を使う場合の具体的な時間についてお伝えしてきました。
洗濯機は大きく振動するため音が発生しやすく、大量の水を扱うため騒音となって聞こえやすいです。
先ほどは「朝8:00~夜8:00」くらいが許容範囲と述べましたが、これは一般的な時間であり、すべての賃貸住宅において当てはまることではありません。
というのも、賃貸住宅によって住んでいる人の生活リズムには違いがあるためです。
小さな子供や高齢者が多いような賃貸住宅では、おそらく早めに就寝する人が多くなります。
このような場合、隣人が夜8時までには床に就いている可能性も否定できません。
逆に、帰宅時間が遅い人が多いという賃貸住宅もあるでしょう。
そのため、早く寝る人が多い賃貸住宅では、早めに洗濯機を使い終わらせないとトラブルになる場合もありますし、帰宅が遅い人が多い賃貸住宅では、多少の遅くても問題ない場合もあります。
また、「常識的な範囲」というのも明確に決められているわけではなく、人によっては夜9時くらいまでと考える人もいます。
自分にとっての許容範囲が、他の人にも当てはまるとは限らないので注意しましょう。
このように、住んでいる賃貸住宅の環境でも「何時までなら洗濯機を使っても大丈夫」というのは変わってきます。
洗濯機を夜にどうしても使いたいときは?
「夜、迷惑にならない時間帯までに洗濯を済ませよう」と考えながら日々生活をしていても、ときにはどうしてもその時間帯に洗濯機が使えないということもあるかもしれません。
このようなときに、近くにコインランドリーがあれば、それを利用するのも一つの手です。
しかし、近くにコインランドリーがない場合や「わざわざ行くのは大変」という方もいらっしゃるかもしれません。
そのような場合、洗濯機を使ってしまうのも「絶対にダメ」とは言えません。
洗濯機を使うこと自体を罪とする法はありません。
契約書などで「何時まで」という決まりがない限りは、禁じられているわけではありません。
とはいえ、本当に他にどうしようもないとき以外は控えるべきでしょう。
また、その場合には隣に音が聞こえないかどうか、細心の注意を払う必要があります。
洗濯機を使う前に、まずは隣から音が聞こえないかよく確認をしてみてください。
音が聞こえてこないのであれば、部屋の防音対策はしてあることが考えられます。
また、頻繁に常識外の時間で洗濯機を使用をしていればトラブルに発展しかねませんが、1~2回の使用であればトラブルになることは少ないでしょう。
トラブルにさせないためにも、普段から隣近所との関係をよくしておき、配慮をした生活を送ることが大切になります。
洗濯機を夜使うことの代案
防音対策が施されていないような場合や、トラブルになってしまいそうで不安な方もいらっしゃるかもしれません。
そのような方はどうしたらいいのでしょうか。
【予約タイマーの活用】
多くの洗濯機には、予約タイマーがついています。
このタイマー機能を使うことで「何時までに」と決まった時間までに洗濯を済ませることができます。
洗濯機は帰宅するまでに洗濯を終わせることで、音を気にすることはなくなります。
【休日に洗濯をする】
1回の洗濯量は増えてしまいますが、休日に洗濯を行うことも方法の一つです。
休日であれば、日中に音を気にすることなく洗濯を行うことができるでしょう。
【コインランドリー】
先ほども触れたコインランドリーですが、24時間使うことができます。
そのため、夜でも音を気にすることなく、いつでも洗濯をすることができます。
また、乾燥機もあるので洗濯から乾燥までを行うことができます。
洗濯機の騒音対策
洗濯機の使用時間を「何時までに」と守っていても、そもそも洗濯機の音や振動というのは周囲に聞こえてしまいやすいものです。
特に、夜は静かなので余計に音が響くでしょう。
最後に、簡単に行うことができる洗濯機の騒音対策についてご紹介していきます。
【ゴムを使う】
洗濯機は振動してしまうものです。
しかし、この振動が周囲の部屋に騒音となって伝わってしまいます。
この振動を抑えるためには、ゴムを洗濯機の下に敷くという方法が取れます。
このようにすることで、床に振動が伝わり、音が響くのを防ぐことができるのです。
【吸音材を使う】
洗濯機の周りに吸音材を使うことで、防音性を高めることができます。
このようなほんの少しの工夫をすることで、洗濯機の音を気にすることなく、洗濯を行うことができるのです。
騒音が気になっているようでしたら、このような方法を試してみましょう。
洗濯機は常識的な時間に使用を
洗濯機は静音設計のものも販売がされていますが、どうしても音が気になってしまう家電でもあります。
そのため、周囲の迷惑になるような時間に使うのは避けましょう。
やむを得ず使わなければならない場合には、騒音対策を行っておくといいでしょう。
また、使用時間は賃貸借契約書に明記してあることがあるので、今一度確認してみることをおすすめします。