デザイナーズマンションの「顔」とも言えるエントランス。
長期的に住みたいと考えているなら、とびきりオシャレで、快適に住めるマンションを選びたいですよね。
しかしながら、防犯性も忘れてはいけません。
今回は、デザイナーズマンションを選ぶ前に知っておくと役立つ情報をお伝えします。
また、コンクリート打ちっぱなしやガラス張りのデメリット面についてもご説明します。
あこがれのデザイナーズマンション!エントランスもオシャレ
まるで美術館のようなマンションが増えていて、街中で見かけると「こんなところに住んでみたい!」とあこがれる方も多いのではないでしょうか。
造形や住みやすさにこだわって、オリジナリティあふれる外観を実現したデザイナーズマンションは、一際目を惹きます。
中には、デザイナーズマンションとは名ばかりの見た目だと感じる物件もありますし、ステキなのは外観だけで、部屋を見ていくとありきたりだったりすることもあるようです。
デザイナーズマンションには、明確な定義はありません。
そのため、エントランスのデザイン性だけでなく、防犯性や生活動線などについてもチェックして、住みやすいか見極めることが重要です。
今回取り上げるエントランスは、お客様を迎え入れる場所ですし、外出先から帰ってきて最初に目にするところです。
決して安くはない家賃を払って住むことになりますので、オシャレ感だけでなく、実用的なメリットについても知っておくことをおすすめします。
高級マンションのメリット!何と言ってもオシャレ
デザイナーズマンションには、タワーマンションタイプやブランドマンションタイプなど、いろいろなタイプがあります。
そのどれもが、家賃を高めに設定しています。
特に都内の好立地に建てられたデザイナーズマンションの家賃は高く、1DKでも20万円近くすることが多いでしょう。
デザイナーズマンションを選ぶメリットは、何と言ってもオシャレ感がずば抜けて高いということです。
好みにぴったり合ったエントランスを見ると、すぐにでも住みたくなってしまうかもしれません。
エントランスだけではなく、一つ一つの部屋がハイセンスな物件が多いのではないでしょうか。
せっかくの高級感を活かすためにも、家具はセンス良く選び、アートや草花で印象的な空間をつくり、こだわりぬいたインテリアコーディネートを完成させたいですね。
コンクリート打ちっぱなし・間取りがオシャレなデザイナーズマンション
デザイナーズマンションというと、「コンクリート打ちっぱなし」をイメージされる方も多いでしょう。
コンクリートには都会的なイメージがありますし、インテリアを引き立てられるクールな質感が魅力です。
エントランスもコンクリート打ちっぱなしの場合はクールな印象で、夜には明かりによりオシャレな空間に感じられるでしょう。
そして、このようなコンクリート打ちっぱなしの住宅は、遮音性に優れていることがポイントになります。
にぎやかな場所や道路沿いに建てられていても、ドアや窓をしっかりと閉めきれば音を遮断できます。
また、中でパーティをしたり楽器の演奏をしても、外に丸聞こえになる心配はないでしょう。
間取りについても、天井が高めに設計されていたり、リビングが広くて開放感にあふれていたり、スタイリッシュなアイランドキッチンだったりすることがあります。
さらには、壁に収納棚やデスク、スピーカーなどが埋め込まれていて、必要に応じて使うことができるマンションもありますね。
住んでいると、仕事へのモチベーションが上がったり、SNS映えする写真が撮れたりと、さまざまなメリットがあるでしょう。
エントランスのセキュリティは万全?エントランスの防犯対策
見る人の印象に残るデザイナーズマンションは、オシャレかどうかということも大切ですが、セキュリティ状態にも注目する必要があります。
マンションで採用されているセキュリティについて、どのようなものがあるのかご紹介します。
●オートロック
エントランスのドアがオートロックなら、暗証番号入力やカードなどで施錠・解錠できます。
「鍵を盗まれるかもしれない」という心配は不要です。
また、エレベーターや個別の玄関ドアがオートロックだという場合もあります。
しかし、暗証番号を誰かに知られてしまって侵入されたり、住民になりすまし、ドアが開いたタイミングですべりこむ不審者もいるようです。
オートロックだからといって気を抜かないようにすることが大切です。
●テレビモニター付きのインターホン
来客の姿が見えないと、ドアを開けるのが怖いと感じるものです。
賃貸アパートなどでは、ドアに小さな穴があいていて外をのぞけるようになっていますが、それよりももっとハッキリと来客の姿を確認できるのが、モニター付きインターホンです。
室内のインターホンで、ドアを解錠できるタイプが多いでしょう。
エントランスからリビングが遠い場合にも、わざわざ迎えにに行く必要がないので楽ですね。
防犯カメラで犯罪抑止!宅配ボックスや管理人常駐も効果的
上記の他に、デザイナーズマンションで採用されていることが多いのが防犯カメラです。
オシャレな高級マンションには、経済的に高いレベルの人が集まりますから、セキュリティ対策を万全にしないとねらわれやすくなります。
エントランスやエレベーターなどの共用部分に防犯カメラがあれば犯罪を防ぐことができますし、記録を残すこともできます。
マンションを選ぶ場合は、小型のカメラは目立ちにくいものですが、よく確認しておきましょう。
もし見つからなかったら管理会社に聞いてみると良いかもしれません。
犯罪を抑止するためのダミーカメラもあるようです。
この他に見るべきポイントは、宅配ボックスや管理人さんの存在です。
留守にしがちで、ネット通販でお買い物をすることが多いなら、大きめの宅配ボックスは必須ではないでしょうか。
また、マンションの管理人さんが常駐していれば、防犯面でさらに安心できます。
より安全なマンションを選びたいのであれば、ファミリー向けの間取りのマンションもおすすめです。
マンションの住民同士でつながりが生まれやすい、コミュニティのあるマンションを選ぶことで、より安全な環境で住むことができるでしょう。
オシャレだけど住みにくい?デメリットを知っておこう
オシャレなデザイナーズマンションを選ぶときには、デザイン性が高いが故のデメリットに注意してください。
コンクリート打ちっぱなしだと確かに洗練されて見えますが、気温の変化の影響を受けやすいのが難点です。
夏には熱くなり、冬は冷たくなります。
ただ、外断熱RC住宅など、断熱効果の高いマンションもありますし、建てられている場所やライフスタイル、インテリアによっては、快適に住めないと決まったわけではありません。
また、エントランスや部屋でガラスを多く使っているマンションもあります。
光を取り入れやすくオシャレに見えますが、中が丸見えなのが嫌だと感じる方には敬遠されるでしょう。
高層階の部屋でも、ドローン技術の進歩を考えると安心できないのではないでしょうか。
プライバシーや防犯面とオシャレ感を天秤にかけるのであれば、プライバシーや防犯面を優先したほうが良いでしょう。
オシャレなデザイナーズマンションは安全性にも注目!
デザイナーズマンションは、美術館や高級ホテル、スタイリッシュなカフェのような外観のところが多く、あこがれてしまいますよね。
見た目の美しさだけでなく、セキュリティや実用性も調べて、契約してから後悔しないようにしましょう。
オートロックやテレビモニター付きインターホン、防犯カメラなどがあるか確認してみてくださいね。