マンションに住んでいる場合、最初からインターネット回線が備え付けられていることも多いですよね。
しかし、快適にWiFiが使えず、パソコンやスマートフォンを使うたびにストレスが溜まるという人も多いのではないでしょうか。
なぜWiFiに繋がらない場合や、快適に使えないことがあるのでしょう?
ここではその原因ついて見ていきます。
インターネット「対応」のマンションではすぐにWiFiが使えるわけではない
マンションによっては、インターネットが完備されていたり、対応していたりすることが増えてきました。
ここで注意しなければいけないのが、インターネットが「完備」されている場合と、「対応」されている場合には大きな差があるということです。
・インターネット完備のマンション
インターネットが完備されているマンションは、WiFiルーターや有線LANさえ用意すればすぐにインターネットが使用できる状態にあります。
もちろん、パソコンやスマートフォンなどのデバイスはご自分で用意します。
・インターネット対応のマンション
インターネットに対応している場合は、建物の共用部分まではインターネット専用回線があることを指します。
何もしなくても各部屋でインターネットが使えるというわけではありません。
大規模な工事をする必要はありませんが、専有部分まで回線を引き込む工事をし、プロバイダと契約する必要があります。
インターネット対応マンションでは、このような工事をしなければそもそもインターネットに繋がらないので注意が必要です。
「完備」と「対応」は違うものであることを覚えておきましょう。
マンションのWiFiが全く繋がらないのはうっかり?
マンションのWiFiが繋がりにくいという場合や、インターネットが遅いという場合には、さまざまな原因が考えられます。
しかし、WiFiが「全く繋がらない」という場合には、意外と簡単に原因が特定でき、すぐにインターネットを使えることも多いです。
・WiFiルーターの電源が切れている
インターネットに全く繋がらない場合は、WiFiルーターの電源がついていないことが原因の一つとして考えられます。
ルーターによっては省エネモードなどが搭載されていて、一定期間に操作がない場合は自動的に電源が切れるものもあります。
また、熱によってルーターがフリーズしている場合もあります。
その場合には、電源を切りしばらく放置してから電源を入れ直すと、正常に起動することが多いようです。
・デバイスのWiFi機能が切れている
ルーター側の問題ではなく、デバイス側がWiFiを拾えていない可能性があります。
デバイスのWiFi機能はオンになっているでしょうか?
オンになっていてもWiFiを拾えていない場合は、デバイスのWiFi機能のオンオフを繰り返すとWiFiを拾えることもあります。
このようなうっかりでインターネットに繋がらないケースは他にもあります。
マンションのWiFiに全く繋がらない初歩的な原因は他にもある
マンションのWiFiに全く繋がらない原因は他にも考えられます。
・WiFiの接続先を間違えている
デバイスのWiFi機能をオンにすると、複数のネットワークが表示されることはよくあります。
間違って、隣に表示されているネットワークをクリックしてしまったり、似た名前のネットワークを選択していたりする可能性があります。
今一度、ご自分の接続するべき回線の名前を確認してみましょう。
正しいパスワードを入力しても繋がらない場合は、接続先そのものが間違っている可能性が高いです。
・料金の支払いができていない
インターネット完備のマンションでない場合、回線やプロバイダの利用料を支払う必要があります。
その支払いができていない場合は、当然ですがインターネットに接続することができなくなってしまいます。
引き落とし口座は残高不足になっていないか、クレジットカードの有効期限は切れていないか確認してみましょう。
以上の4つは、WiFiが全く繋がらない場合に考えられる原因の一部です。
このように、うっかりもしくは初歩的なことが原因で繋がらない場合は、すぐに改善することができますね。
マンションのWiFiに繋がらないのは物理的な原因?
ここまで、マンションのWiFiに繋がらない初歩的な原因をみてきました。
WiFiに繋がらないと感じたら、それらを最初に疑ってみましょう。
それでもWiFiに繋がらない場合は、物理的な原因が考えられます。
・デバイスに不具合がある
あるデバイスはインターネットに接続できるのに、違うデバイスは接続ができないというような場合もあります。
その場合には、接続できないデバイスの不具合が考えられます。
デバイスのWiFi機能のオンオフを繰り返してみたり、デバイスの電源を入れ直してみると改善することもありますので試してみましょう。
購入してから日が浅い場合には、デバイスを購入した店舗やメーカーに問い合わせてみてもいいですね。
反対に、使用期間が長ければ、単純に故障という可能性も高いです。
・ケーブルが断線している
WiFiを使うためには、いくつかのケーブルを使わなければなりません。
ルーターとモデムなどを繋いでいるケーブルが断線してしまっていては、WiFiを使うことができません。
新しいケーブルに変えると繋がることがあります。
マンションのWiFiに繋がらないのは物理的な原因は他にも
マンションのWiFiに繋がらない原因は、まだ他にもあります。
・WiFiルーターが部屋や人数に合っていない
WiFiルーターには、そのスペックによって適した家の間取りと、WiFiを使用する人数の目安が決められています。
スペックが足りていないと、壁で遮られ離れた部屋に電波が届かなかったり、通信速度が遅くなったりします。
快適にインターネットを使いたい場合には、ご自分のマンションの間取りや使用人数よりも少しスペックに余裕のあるWiFiルーターを使うのがおすすめです。
・マンションのインターネット回線が混雑している
特に、夜になるとインターネットに繋がりにくい、速度が遅くなるという場合には、WiFiの問題ではなくマンションのインターネット回線が混雑していることが考えられます。
マンションでは、インターネット回線を共有しています。
夜になると一気にインターネットを使う人が多くなりますから、回線が混雑してインターネットに繋がらなくなってしまうのです。
その場合には、ご自分の家だけで速度を上げようとしても難しいでしょう。
マンションのインターネット速度が遅いと感じたら
インターネット完備のマンションは、毎月の回線やプロバイダの費用がかからない点が魅力です。
しかし、ある程度の通信速度が必要という方や、インターネット環境にこだわりがある方には向いてないかもしれません。
インターネット完備のマンションでは、通信速度が遅い場合があるからです。
インターネット環境にこだわりがある場合には、インターネットが完備されていないマンションを選び、回線・プロバイダ・WiFiルーターなど全てを自分好みに選ぶ方がいいかもしれません。
また、既に入居しているマンションのインターネットが快適に繋がらないと感じたら、以下の対策を試してみましょう。
・WiFiではなく有線LANを使う
・モバイルWiFiを使う
・自分でインターネット回線を引く
自分でインターネット回線を引く場合には、工事をすることになり、大家さんや管理会社の許可が必要になりますので注意してください。
マンションのWiFiが繋がらない理由はさまざま
さまざまな理由で、マンションのWiFiが繋がらないことがあります。
電源が入っていないなど、案外単純な理由で繋がっていないだけの場合もありますので、まずは慌てずに確認してみましょう。
インターネットの速度が遅い場合は、根本的な工事や回線・プロバイダの変更などが必要かもしれません。
工事をする場合は、必ず許可を取ってから行いましょう。