春などは新生活がスタートし、一人暮らしを始めるという方も多いのではないでしょうか。
そんな念願の一人暮らしを1DKの部屋で始めるという方もいることでしょう。
どのようにインテリアを揃えたらいいのかわからない方や、悩みがある方に向けて、おしゃれに見せることのできるインテリアのレイアウトなどについてご紹介していきます。
一人暮らしに人気の1DKはインテリアの配置に悩む?
「1DK」や「1LDK」、「1K」などは一人暮らしの人に人気の間取りです。
「DK」は、「ダイニングキッチン」を表していて、キッチンと食事をする場所(ダイニング)が1つの部屋になっています。
つまり、1DKは、このダイニングキッチンの他に、もう1つ部屋のある間取りということになります。
LDKは「リビングダイニングキッチン」を表し、1LDKはキッチンとダイニング、リビングとなる部屋が1つで、その他に一部屋の間取りです。
ちなみに、1Kはキッチンともう一部屋という間取りになります。
「DK」と「LDK」の違いは上記のように部屋の目的によりますが、基準となるのは広さです。
確保できるスペースは、部屋の形などの条件も考慮するべきところではありますが、DKよりLDKの方が部屋としては広いです。
そのため、1DKの部屋の場合、1LDKの部屋などと比べて家具やインテリアの配置に注意しないと住みにくい環境になる可能性は高く、悩みどころとなります。
とくにダイニングキッチンが小さい場合、4.5畳ほどからになるので、それが顕著に表れるでしょう。
とは言え、大きな場合では8畳ほどにもなるので、このような物件であれば、ダイニングテーブルの他に、食器棚などのインテリアを配置することも可能です。
ダイニングキッチンが小さい1DKにおすすめのインテリア
他の間取りと比べると、広いとは言えない1DKでは、部屋に持ち込める持ち物の数が限られます。
一人暮らしで、初めはそれほど物がなく、快適に過ごすことができていたとしても、徐々に荷物が増えてきて、困ってしまっているという方もいるのではないでしょうか。
そこで、1DKの中でもダイニングキッチンのスペースが小さい場合におすすめなインテリアレイアウトをご説明していきます。
先ほどもお伝えしたように、小さなダイニングキッチンでは、ダイニングテーブルを置いてしまうと、スペースが狭くなってしまうため、快適に過ごすことは難しくなってしまいます。
そこでおすすめなのが、スツールです。
キッチンにカウンターがある場合には、カウンターをテーブルとして、スツールとセットで使いましょう。
スツールの中には、カウンターの下にしまえるような背の低いものも販売されています。
このようなスツールを使うと、ダイニングキッチンがすっきりと広い印象になるでしょう。
また、ここで注意したいのが「整理整頓をする」ということです。
カウンターは使い勝手がいいことが多いため、物をたくさん置いてしまいがちです。
そのようになると、せっかくスツールを用意してもいつしか食事を摂る場所として使わなくなってしまう可能性もあります。
そのため、常に綺麗にしておくことが大切になります。
キッチンカウンターがない1DKに!一人暮らしに役立つインテリアアイテム
1DKの部屋のキッチンにカウンターがある場合には、スツールを使うという方法をご紹介しましたが、カウンターが無い物件も存在します。
オーブンキッチンや一人暮らしをするような部屋によくある、壁付きキッチンでは、この方法は使うことはできません。
こういった小さなスペースのダイニングキッチンでは、折り畳み式のテーブル・チェアを使うといいでしょう。
これらは、使わないときには畳んで収納をしておけるので、食事などを行う時以外は、部屋を広く使うことができます。
近年では、このような折り畳み式のテーブル・チェアは、おしゃれなデザインのものも増えてきています。
そのため、便利なだけでなくインテリア性も兼ね備えています。
気に入ったものを選んで使ってみてはいかがでしょうか。
また、ダイニングキッチンにテーブルを置くスペースがある場合にも、「このテーブルなら部屋に置いても狭く見えないかな」などといったことを考えながら選んでみるといいでしょう。
テーブルは、その素材や形によって部屋が狭く見えるかそうでないかが分かれます。
よく吟味してみましょう。
1DKの部屋で一人暮らしをのんびり過ごすために発想の転換を!
ダイニングキッチンは、リビングダイニングキッチンほど広くありません。
そのため、1DKの部屋の場合、帰宅してから「のんびり過ごしたい」と考えたとしても、足を延ばしてのんびりできる空間が寝室として使っている部屋にのみになってしまうこともあるでしょう。
一人暮らしをしている方の中には、「帰宅してお風呂も入らずにベッドに行くのはちょっと…」と考える方もいるかもしれません
そのため、ダイニングキッチンについて、少し考え方を変えてみましょう。
日本には、ちゃぶ台を使って食事をしていた歴史もあります。
その考え方を取り入れてダイニングテーブルを配置するのではなく、背の低いローテーブルを配置するのです。
このようにすると、ダイニングキッチンもリビングのように使うことができるようになります。
足を折りたたんで退けておけるものならなお良いでしょう。
ただし、ローテーブルを使うと、床に触接腰を下ろすことになるので、ラグなどを敷くことを忘れないようにしましょう。
また、このようにダイニングキッチンをレイアウトする際には、他のインテリアはローテーブルと同じように背の低い物を揃えると、部屋が広く見えやすくなります。
1DKの一人暮らしならでは?広々な寝室をインテリアレイアウトで
1DKの部屋で一人暮らしをしていると、ダイニングキッチンの他にもう1つある部屋は寝室として使うことが多いでしょう。
しかし、物件によっては、この寝室として使う部屋が小さく、ベッドなどのインテリアの配置に悩む場合もあります。
このように小さな寝室の場合では、ベッドは部屋の中央に思い切って置いてしまうことをおすすめします。
そうすることで、部屋のレイアウトが不自然になりにくくなります。
それだけでなく、一人暮らしの場合ベッドは一つで十分のため、部屋の中央に置いたとしてもあまり邪魔に感じません。
この点は、一人暮らしならではとも言えますね。
また、スペースがあればベッドの周りに、左右対称にライトなどのインテリアを配置すると、ホテルライクなおしゃれな寝室ができ上がります。
人は、生きている時間の約1/3を睡眠に充てると言われています。
快適に睡眠がとれて、疲れを取ることのできる空間づくりを目指しましょう。
1DKの部屋でスッキリ収納するためのおすすめインテリアアイテム
1DKの部屋で一人暮らしをしていると、限られたスペースで収納もしなければなりません。
収納するためのインテリアも、数を増やすのは難しいでしょう。
そこで活用したいインテリアが「トロリー」です。
「トロリー」と聞いてもあまり馴染みのない方も多いことでしょう。
トロリーとは、簡単に言えばワゴンのことです。
トロリーは、好きな場所に簡単に移動することができますので、使い勝手は抜群です。
また、デザインも様々ですので、部屋にあったものを選ぶことも可能です。
この他にも、突っ張り棒を活用して、収納棚を自作してみたり、ベッドの下などの隙間を活用して収納スペースを作ってみてもいいでしょう。
ベッドの下を収納スペースにする時は、ほこりを被ってしまいやすいので、ケースを使うなどして、対策を行いましょう。
1DKで快適な一人暮らしを!
1DKの部屋で一人暮らしをスタートさせるには、広さを考慮してインテリアを工夫しなければならないことがあります。
配置次第では、とても快適に過ごすことが可能になるでしょう。
おしゃれで使い勝手のいい部屋にするには、少しコツが入りますが、自分の気に入る部屋にすることは可能でしょう。
快適に生活ができるようなレイアウトをして、一人暮らしを楽しんでみてください。