お住まいのマンション、広さは足りていますか?
マンションは一戸建てとは違い、自由に増築することは難しいです。
そこで、マンションをもう少し広く使うために、リフォームして「ロフト」をつくることをご提案いたします。
具体例を参考にして、「ロフト」プランを練ってみませんか?
縦の空間を活用してロフトにリフォーム!
マンションはスペースが限られています。
しかも、狭いからと言って、簡単に増築リフォームすることも難しいのが現実です。
しかし、「ロフト」はいかがでしょう。
ロフトは、部屋の一部を縦に空間を分けた上部のことをさします。
ロフトであれば、大々的な増築をしなくとも新たにスペースを設けることができます。
ただし、マンションの場合は構造上、壁面を壊してロフトをつくるのが難しくもあります。
そのため、ロフトを支える支柱の設置が必要となります。
つまり、新たに柱が増えてしまうので、床スペースが使いにくくなってしまうというデメリットもあります。
そもそも、ロフトをつくることが難しいケースもありますので、マンションにロフトをつくりたい場合は、事前にリフォーム会社へ相談することをおすすめします。
ロフトのメリット・デメリット
スペースが限られているマンションをリフォームしてロフトを設けると、どのようなメリットとデメリットがあるのでしょうか。
メリットは、なんと言ってもスペースが広がることです。
ロフト部分を収納にすれば、他の部屋をすっきりと快適に使うことができるのではないでしょうか。
また、ロフトを子供部屋として使うということもできます。
しかし、メリットばかりではありません。
ロフトへの移動には、はしごを使うことが多いです。
はしごを使って昇り降りする際は手を離せず、階段と比べるとやや使いづらい側面があります。
また、転落してしまうリスクも否めません。
さらに、ロフトは天井のすぐ下にあることから、室温が高くなりやすくもあります。
もしもロフトを子供部屋にとお考えであれば、その点に関しては注意が必要です。
そして、ロフトの高さは建築基準法で1.4m以下と定められています。
また、自治体によってはロフトを「階段で」昇り降りするようにしてはならないなどと定めている場合もあります。
そのため、ロフトに関してどのような決まりがあるのか、マンションのある自治体に確認するといいでしょう。
マンションをリフォームしてロフトを!どんな具体例が?
それではさっそく、マンションをリフォームしてどのようなロフトをつくったらいいのか、具体例をみていきましょう。
1例目は、書斎スペースの上にロフトを設けるというものです。
書斎スペースは狭いものの、その上にロフトを設けてテレビや椅子を設置し、リラックスできる空間に仕上げるのです。
書斎スペースでは座って作業することがほとんどですから、書斎の上にロフトをつくっても狭さを感じさせません。
そして、書斎での作業に疲れたら上のロフトで休憩することができ、動線も理想的です。
マンションの場合、ある意味「ごく普通」の間取りであることがほとんどです。
ですから、マンションでもこの具体例のようなスペースを設けることができるのも、リフォームならではとも言えますね。
ロフトも、ただの収納スペースではなく、リラックスできる空間にすることでより活用できますね。
マンションでの意外なロフトの使い方!
2例目は、意外なロフトの使い方をしているマンションリフォーム例です。
ロフトと言えば、1部屋につき1ヶ所の狭い空間だとお考えの方も多いことでしょう。
もちろん、建築基準法でロフトの床面積はロフトがある部屋の床面積の1/2未満と定められています。
これを超えることなく、上手にロフトを活用するのです。
マンションでは、玄関を入ってすぐの廊下を挟んだ両側に部屋がある間取りがよくあります。
この両側の部屋、どちらにもロフトをつくるのです。
そして、玄関を入ってすぐの部分とロフトの下部分を土間にします。
そうすることで、マンションではありがちな玄関収納の狭さをカバーすることができます。
玄関に入ってすぐ土間があれば、アウトドアグッズやベビーカー、傘などを難なく収納することができます。
ロフト部分は立ち上がりの壁をつくることで、玄関からの目隠しにもなります。
そして、ロフトは寝室や子供部屋の代わりにすることで、もちろん部屋としての機能もあります。
このように、ロフトの活用法方はさまざまです。
それでは、引き続き他の具体例もみていきましょう。
マンションのリビングをリフォーム!ロフトは子供の秘密基地に!
マンションに住んでいると、「2階建てのお家に暮らしてみたい」と子供が言うこともあります。
しかし、マンションではそうもいきません。
そこで、マンションのリビングにロフトをつくるリフォームをしてみてはいかがでしょうか。
3例目は、マンションのメインの場所とも言えるリビングにロフトをつくるリフォーム例です。
お客様をお通しすることもあるリビングにロフトを設けるというのは、ある意味斬新なアイデアです。
しかし、ロフトをリビングに設け、そこを子供スペースにすることで、いつでも目が届くという安心感が加わります。
さらに、ロフトの立ち上がりの壁は数ヶ所くり抜き、ロフトから下の様子が分かるようにするのです。
そうすると、ロフトにいながら子供も親を確認することができ、安心して遊びに集中できます。
ロフト下の空間は小上がりの畳スペースにすることで、ちょっと休憩したり、アイロンかけなどの家事を行う場所にすることもできるでしょう。
小上がり部分を収納スペースにすれば、さらに快適な空間になるのではないでしょうか。
ロフトの下空間を大容量のWICに!
最後は、ロフトの下空間を大容量のウォークインクローゼット(WIC)にする例です。
マンションでは、一戸建てと比べると収納スペースが少ないと言われています。
しかし、マンションをリフォームしてロフトをつくることで、収納が少ないというお悩みをカバーすることができるかもしれません。
リフォームの仕方次第では、建築基準法を守りつつ、ロフト部分を広く取ることもできるでしょう。
ロフトが広く取れるならば、もちろんその下のスペースも広くなります。
そこを、家族全員分の衣類などが収納できる大容量ウォークインクローゼットにしてしまうのです。
入口と出口をそれぞれつくると回遊できるので、動線から考えても便利になるのではないでしょうか。
また、ロフト部分は広い分、寝室などにすることもできます。
マンションをリフォームする場合、部屋の間仕切りを取り払って、広い大きな1部屋にするというケースも多いです。
そうすると、子供が成長したときに子供部屋がないということもあるかもしれません。
しかし、ロフトがあれば、そこを子供部屋にすることもできるのです。
ここでご紹介したロフトの具体例はごく一部ですが、考え方次第でロフトはいろいろな活用方法があるかと思います。
マンションに手狭さを感じるならリフォームするのも一つの方法
マンションはスペースが限られていて、そうそう簡単に増築リフォームすることもできないです。
しかし、ロフトであれば、今ある部屋の上部に新たなスペースを設けることができます。
ただし、マンションの構造によってはロフトをつくることが難しいケースもあります。
ロフトの増設をご検討の方は、一度リフォーム会社へ相談することをおすすめします。