マンションをリノベーション!成功事例を参考にいい住まいを

中古マンションは立地のわりに価格が手頃だということで、近年注目を浴びています。

しかも、そのまま使うのではなく、自分好みの内装にリノベーションするという時代の流れになっています。

マンションを使いやすく、さらにはおしゃれにした事例がたくさんありますので、ここでまとめてご紹介していきます。

マンションを自分好みに!和室リノベーション事例

希望のエリアの新築マンションは価格が高く手が届かなくても、中古マンションであれば手頃な価格であることが多いです。

また、現在お住まいのマンションの間取りや内装のデザインが、自分の好みではないという方もいらっしゃることでしょう。

そのような方には、マンションのリノベーションがおすすめです。

それでは、マンションを実際にリノベーションした事例をご紹介していきます。

一つ目は、リビングに隣接していた和室をリノベーションした事例です。

もともとあった和室はリビングに隣接しているものの、閉鎖的で暗い印象がありました。

その和室の壁を取り払い、床を小上がりにしたのです。

小上がり部分は大容量の収納スペースにしたことで、収納の少なかったマンションのマイナス点をカバーすることができました。

さらに、壁の代わりに障子を取りつけ、来客時にも対応できるようなデザインにすることで多目的に活用できる和室となったとのことです。

建具はリビングとマッチするものに変え、おしゃれな空間となりました。

お子さんがいらっしゃるご家庭では和室は何かと使えますので、このような事例が参考になるのではないでしょうか。

リビングにスタディスペース!リノベーション成功事例

マンションでは、書斎がないことも多いでしょう。

また、リビング学習はダイニングテーブルで行っているというケースも多いのではないでしょうか。

二つ目は、リビングにスタディスペースをつくったという事例です。

こちらの事例は和室の壁も畳も取り払って、一つの大きなリビングになるようにリノベーションしています。

広くなったリビングの一角にスタディスペースを設け、そこには立ち上がりをつくることで仕事や学習にも集中できるように設計されました。

ダイニングテーブルで学習している最中に食事の時間になったら、勉強道具をいったん片づけなくてはなりませんでした。

また、子供部屋で学習していると、親子のコミュニケーションの時間も制限されていました。

しかし、このようなリノベーションをすることで子供の様子が逐一わかり、コミュニケーションも取りやすく、家族の暮らし方にもいい変化が生まれたとのことです。

中古マンションをフルリノベーション!

マンションの中には、リノベーション済みの物件もあります。

しかし、間取りや内装すべて気に入るということはなかなか難しいことでもあります。

そのような方は、中古マンションをフルリノベーションしてみてはいかがでしょうか。

三つ目は、築年数の古い中古マンションをフルリノベーションしたという事例です。

2LDKの間取りでしたが、より広くするために壁を取り払い、1LDKに間取りを変えました。

また、寝室の窓側にインナーテラスをつくることで、マンションにいながらにして一戸建ての庭のような使い方ができる間取りになっています。

さらに、リビングダイニングと寝室の間の壁は回遊できるようにし、上部に室内窓をつけて明るい空間に仕上げているのもポイントです。

建具や照明器具はこだわりのものを使い、家全体が施主の好みのテイストになっています。

フルリノベーションは予算もかかり、考えることが多く大変ですが、自分の好きな間取りとデザインにすることができます。

二世帯住宅にリノベーションした事例には反省点も

メゾネットタイプのマンションをリノベーションして、二世帯住宅にしたという事例があります。

下の階は親世帯、上の階は子世帯と住まいを分け、二世帯住宅でありながらもそれぞれ独立した空間となっています。

下の階の親世帯のフロアは転倒防止のために全面バリアフリーに、共働きの子世帯のフロアは日々の掃除や片づけがスムーズにできるよう壁全面に収納家具をしつらえています。

先ほども少し触れましたように、マンションは収納が少ないことが多いです。

そのため、リノベーションする際にはこの事例のように収納をたっぷりつくる方も多いようです。

ただし、この事例の方は、壁全面を収納にすることでコンセントの数が十分じゃなかったことに後から気がついたとのことです。

このことから、収納をたくさんつくることだけにとらわれず、どこにいくつコンセントが必要なのかということも忘れずに考えることが必要だとわかります。

マンションの玄関を土間にリノベーション!

次は、マンションの玄関を土間にリノベーションしたという事例です。

家主の方が自転車が趣味で、自転車が置けるように玄関を大きく変えています。

また、その土間には可動棚を設置して、収納スペースを大きくとっています。

そのため、外で使用するようなものや季節家電などを収納しておけるようになっています。

さらには、出かける際の動線を意識して、コート類をかけておけるポールも設置してあります。

マンションの玄関は狭いことが多いですから、アウトドアが趣味の方にはおすすめの事例ですね。

また、リビングダイニングに関しては、天井に近い部分の壁をくりぬいて、光が全体的に射し込むように設計されています。

これにより、部屋の奥まで光が届きにくいマンションのデメリットも解消しています。

マンションのデメリット部分を解消することのできるリノベーションはやはり魅力的ですよね。

マンションリノベーションのメリットデメリット

ここまで、マンションを実際にリノベーションした方の事例をみてまいりましたが、最後にマンションリノベーションのメリットデメリットについてお伝えいたします。

マンションは新築一戸建てとは違って間取りなどを好きなように決められるものではなく、どこかしら不便な思いをすることがあるのではないでしょうか。

しかし、リノベーションは自分たちの好きなように自由に設計できます。

これが、マンションリノベーションの一番のメリットではないでしょうか。

また、内装をおしゃれにしたいなどという強い希望があれば、まずますリノベーションがおすすめです。

しかし、マンションをリノベーションすることには少なからずデメリットも生じます。

まず、築年数の古いマンションであれば、法で定められている耐震性の基準を満たしていないことがあります。

そのような物件であると、近い将来に耐震性の基準に満たすための修繕工事が行われる可能性があるのです。

つまり、その分の費用の支払いが必要になるということです。

中古マンションを安く購入してリノベーションしても、そのような修繕工事にかかる費用が予想以上に多くかかり、マンションを安く購入したというメリットが失われてしまいます。

マンションをリノベーションするにはメリットデメリットそれぞれありますので、それらをよくふまえた上で、リノベーションを検討することをおすすめします。

事例を参考に満足のいくリノベーションを!

マンションのリノベーションにはいくつもの事例があります。

ここでご紹介した事例はほんの一部ですから、マンションのリノベーションをお考えの方はいろいろとお調べになってみてはいかがでしょうか。

また、マンションをリノベーションすることにはメリットデメリットそれぞれあります。

高い買いものとなりますから、メリットデメリットをしっかりと事前に把握して検討することをおすすめします。