新築を建てるのが初めてだという人がほとんどなので、自分がいいと思ったキッチン設備を採用しても、いざ使ってみたら失敗だったということがあります。
しかし、高いお金を出して購入する新築ですから、できるだけ後悔のないようにしたいものです。
そこで、経験者が「成功した」「失敗した」と思っているポイントを教訓にし、後悔のないキッチンづくりを目指しましょう。
ぜひ新築キッチンの参考に!経験者の成功・後悔ポイント
自分がいいと思って取り入れた設備でも、実際に使用してみたら使いづらかったなど、どうしても後悔してしまうことがあります。
しかし、キッチンは家の設備の中でもコストが多くかかるところでもあるので、誰でも失敗したくはないものです。
新築を建てた経験者の口コミを見ると、さまざまな成功・後悔ポイントを目にします。
成功談ももちろん参考にはなりますが、失敗したと思っている方をより重視することで、後悔のないキッチンにすることができるのではないでしょうか。
まず、キッチン本体の後悔ポイントに関して見てまいりましょう。
・キッチン本体の位置が悪く、キッチンと背面収納との間のスペースが狭いことで身動きが取りにくい
・キッチンの作業スペースが狭く、電気ケトルなどの電化製品などを置いてしまうと調理ができない
反対に、よかったという口コミも参考にしてみましょう。
・システムキッチンを採用し、調理台の高さを自分の身長に合わせたので調理がしやすい
・天板を人造大理石にしたところ、見た目にも高級感があるだけではなくお手入れがしやすい
上記でご紹介したキッチン本体に関しての口コミはほんの一部です。
それでは、キッチン設備ごとにその後悔ポイントと成功ポイントを見てまいりましょう。
新築キッチン調理機器の成功・後悔ポイントとは?
キッチンの重要な設備の一つである調理機器ですが、昨今ではガスコンロに加えてIHクッキングヒーターも主流になってきました。
それでは、それぞれの成功・後悔ポイントを見てまいりましょう。
まずは、より参考にしていただきたい後悔ポイントです。
●ガスコンロ
・家族に高齢者がいるので、ガスコンロの火の消し忘れの心配がある
●IHクッキングヒーター
・鍋をIHから離してしまうとエラーが出るので、炒めものなどフライパンを振る調理がしにくい
成功ポイントもご紹介します。
●ガスコンロ
・災害による停電を考えると、ガスコンロにして正解だった
●IHクッキングヒーター
・掃除がしやすく、火災の心配がない
新築する際はガスコンロにするかIHクッキングヒーターにするか悩ましいですが、これらの成功・後悔ポイントをぜひ参考にされることをおすすめします。
キッチンのシンクにも成功・後悔ポイントがある!
キッチンのシンクは洗い物をするだけなので、後悔するようなこともそれほどなさそうな気もしますが、経験者の口コミを参考にするとそうでもありません。
それでは、シンクの成功・後悔ポイントを見てまいりましょう。
ここでも、後悔ポイントからご紹介していきます。
・シンクの深さがあまりなく、うっかり水を勢いよく出てしまうと周りが水浸しになる
・水栓をホース式じゃないものにしたら、シンクを掃除するときに不便だった
・水を出すと音が大きく家族と会話できないので、静音機能のあるシンクにすればよかった
成功ポイントも見てまいりましょう。
・横幅のある広めのシンクに、付属していた天板を乗せることで作業台を広くすることができとても便利
・コーティング加工されているシンクなので、汚れがつきにくい上に掃除もしやすい
・水栓をタッチレスのものにしたら、手が汚れていてもセンサーで水が出るので蛇口部分が汚れなくていい
シンクといえども、メーカーごとでもその性能は大きく異なりますので、新築時には他社製品とよく比較してみるようにしましょう。
キッチンで便利な設備「食器洗い乾燥機」の口コミは?
キッチンで便利な設備といえば、食器洗い乾燥機ですよね。
その食器洗い乾燥機の成功・後悔ポイントを口コミを参考に見てまいりましょう。
後悔ポイントからご紹介します。
・食器を上手に入れないと汚れが落ち切らないことがあるので、使いにくい
・食洗機に入れる前に予洗いをするなら手洗いしてしまった方が早いので、必要がなかった
もちろん、成功ポイントもあります。
・新築時に容量が大きな食洗機を採用したところ、鍋などの大きなものも洗えて便利
・手洗いより節水ができ、夜間にまとめて食洗機をまわすことで電気代の節約もできる
・手洗いの回数が減ったので、手荒れをしなくなった
食器洗い乾燥機はキッチンの中でも高価な設備ですから、できるだけ後悔のないようにしたいものですね。
昨今では、海外製の食洗機が、大容量であり見た目もおしゃれなことから人気があるようです。
ものが多いキッチンでは収納も重要なポイント!
キッチンは食材をはじめ、調理道具や食器類など、多くのものであふれかえっています。
そのため、キッチンではどれだけ効率よく収納できるかも、満足度を上げるために重要なポイントとなります。
それでは、ここでも成功・後悔ポイントを見てまいりましょう。
まずは、後悔ポイントからご紹介します。
・多いほどいいと収納部分を大きく取ったが、それほど収納するものもなく、かえってキッチンのスペースが減ってしまい後悔した
・背面収納で天井に近い部分は出し入れがしづらく、ほとんど使わなくなってしまった
成功ポイントは以下のとおりです。
・キッチンのシンク下にゴミ箱を置けるよう新築時に設計したら、調理中とても便利だった
・飲料水などストックしておくものが多いのでパントリーを設けたら大成功
ここでの成功・後悔ポイントを見ると、収納が多ければ多いほどいいというわけでもなく、各ご家庭に合った容量の収納がふさわしいというのが分かりますね。
新築キッチンは床の素材にも注意!
新築キッチンでは、床の素材に気をつかってほしくもあります。
各お宅によって、リビングと同じ床材にすることもあれば、キッチン部分だけ違う床材を採用することもあるでしょう。
それでは、床材に関しての成功・後悔ポイントはどのようなものなのでしょうか。
後悔ポイントから確認していきましょう。
・リビングに無垢材を採用したので、一体感が出るようにキッチンの床材にも無垢材を採用したところ、水はねや油はねの跡がついてしまった
・キッチンの床をタイルにしたが、食器を落としてしまうと割れやすく、冬は大変寒い
反対に成功ポイントも参考にしてみましょう。
・キッチンの床材だけクッションフロアを採用したところ、掃除がしやすくお手入れがラク
・キッチンの床材をタイルにしたら、汚してもさっと拭き取るだけでいいので簡単
上記のように、「タイル」を採用したとしても、人によっては後悔した・成功したと意見が割れるものでもあります。
また、この記事ではご紹介しきれませんでしたが、レンジフードに関してもさまざまな口コミがあります。
一口にキッチンと言っても、一つ一つの設備をどれにするのか熟考したいものです。
いろいろな意見を参考にしつつ、自分なりに取捨選択をしてキッチンを決めることをおすすめします。
経験者の成功・後悔ポイントを参考に満足度の高いキッチンに!
ここでは、キッチンの各設備の経験者の成功・後悔ポイントをご紹介してきました。
ここでご紹介した内容はほんの一部ですので、さらに気になる方は各キッチンの口コミなどを参考にしてみるといいのではないでしょうか。
経験者の意見はとても貴重ですので、成功・後悔ポイントをもとに、新築キッチンを満足度の高いものにしましょう。