1LDKで一人暮らしをしたいと考えている人にとって、気になるのが家具の配置をどうするかということでしょう。
レイアウトの仕方によっては、せっかくの1LDKも狭い空間になってしまいます。
そこで今回は、1LDKでの一人暮らしが快適になる家具の配置について、間取りの特徴ごとのおすすめをご紹介していきます。
1LDKに住みたいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
そもそも1LDKとは?
1LDKの一人暮らしにおすすめの家具配置について見る前に、そもそも1LDKとは何かについて見ておきましょう。
1LDKとは、間取りの種類です。
LDKはリビング・ダイニング・キッチン(Living Dining Kitchen)の頭文字で、その名の通り、居間と食堂とキッチンが1つになった8畳以上の空間を言います。
LDKはキッチンスペースとリビングとダイニングを兼用しているので、広々としているという印象があります。
頭の「1」は部屋が1つということを表していて、つまり1LDKとは、居室1部屋+リビング・ダイニング・キッチンという間取りを表しています。
ちなみに名前が似ている1DKは、居室1部屋にダイニング・キッチン(キッチン兼食堂)がついた間取りで、1LDKよりも狭い部屋となります。
また、1LDKは2000年代の初め頃に流行しはじめた間取りなので、築年数が比較的浅い物件が多いという特徴があります。
そのため、オートロックなどの防犯設備が充実していることが多く、人気の高い間取りです。
そうしたメリットの一方で、1LDKにはいくつかのデメリットもあります。
最大の難点が、家賃が高めということです。
もちろん物件によって金額はさまざまですが、一般的に1LDKは、1DKや2DKよりも家賃が高いことが多くなっています。
都内の場合、1LDKと2DKの家賃相場を比べると、1LDKの方が2万円ほど高い状況となっています。
1LDKは一人暮らしに向いている?
1LDKの特徴は上記で見た通りですが、果たして一人暮らしをする際に、1LDKは間取りとして向いているのでしょうか?
ここでは、1LDKで一人暮らしをすることのメリットとデメリットについて見ていきましょう。
まずはメリットからですが、1LDKのLDKは8畳以上と決まっているので、1人で食事をするには十分な広さがあります。
また、最低限の広さでも小さなリビングは確保できますから、ソファを配置してくつろぐことも可能です。
一人暮らしならそもそもダイニングは必要ないという場合もありますから、その時はリビングルームを広くとることもできます。
リビング付きということで、1DKや2DKなどに比べて収納スペースが広く取れることもメリットの一つでしょう。
他には、リビングがあることで、人を呼んでパーティーなどをしやすいということもメリットとして挙げられます。
つづいてはデメリットですが、これは前にも触れたように、比較的家賃が高いことが挙げられます。
1LDKはスペースの広さや人気の高さなどから、家賃が1DKなどよりも高めに設定されているのです。
家賃の安さを優先したいという場合には、1LDKはあまりおすすめできないかもしれません。
ただ、こうしたデメリットが気にならないのであれば、1LDKが一人暮らしにぴったりな間取りなのは間違いないと言えます。
1LDKの間取りのタイプは?
1LDKにベストな家具の配置を知るためには、1LDKの間取りのタイプを知っておいた方が良いでしょう。
一口に1LDKと言っても、さまざまな間取りがあります。
例えば、LDKがL字型になったタイプです。
こちらのタイプは、キッチンの横から直角に折れ曲がる形でLDが続いています。
そのため、キッチンからLD全部を見渡せない構造になっています。
また、LDKが細長いタイプの間取りもあります。
こちらはキッチンから一直線にLDKが伸びており、全体的に長方形の形となっています。
このタイプはLD全体を見渡すことができるものの、奥行に対し幅の狭さがやや気になる部分もあります。
さらに、一人暮らし用の1LDKで多いのが、狭小な間取りのものです。
1LDKでは、広さは最低でも40平方メートル以上は欲しいところですが、こちらは30~40平方メートルのものが多くなっています。
30平方メートル台だと、実質1DKというところもあるので要注意です。
L字型の1LDKで一人暮らしをする!そのときの家具の配置は?
それではここからは、一人暮らしするための1LDKにおすすめの家具の配置について見ていくことにしましょう。
前述のように、1LDKの間取りにはさまざまなタイプがありますが、まずはL字型の間取りから見ていきましょう。
こちらは上で述べたように、LDKがL字型になっているのが特徴です。
この間取りはキッチンスペースが独立した狭いエリアになっているため、ダイニングスペースの確保が難しいというデメリットがあります。
そこでおすすめなのが、キッチンスペースにコンパクトなテーブルや椅子を置いてダイニングにし、残りの空間をリビングとして広く活用するというレイアウトです。
こうすることで、狭いキッチンもしっかり動線を確保することができ、一方のリビングはゆったりと使うことができます。
また、カラーリングをダイニング・キッチンとリビングを分けることで、メリハリが生まれます。
その他、リビングのソファをダイニングに背を向ける形にするのも、エリアを明確に分ける工夫としてはおすすめです。
サイズが小さい1LDKで一人暮らしをするときの家具の配置は?
続いては、サイズの小さい1LDKの家具配置について見ていきましょう。
前述のように、単身者用の1LDKでは、広さ35平方メートル程度の狭い間取りも少なくありません。
こうした狭い1LDKでの一人暮らしでは、どんな家具を置くかが重要になってきます。
LDKに通常必要な家具と言えば、テーブルと椅子、そしてソファや食器棚、その他にテレビなどのAV機器といったところでしょう。
しかし、比較的狭いLDKだと、これらのすべてを置くのは難しい場合もあります。
そこでおすすめなのが、ダイニングテーブルにソファ型の椅子を合わせるという方法です。
こうすることにより、狭いLDKでも開放的な空間を作ることができる上、おしゃれなカフェのようなインテリアにもなります。
このように配置する家具を工夫することで、個性的で効果的な空間づくりが可能になります。
細長い1LDKで一人暮らしをする際の家具の配置は?
最後にご紹介するのは、細長い形の1LDKの家具の配置です。
このタイプの間取りは、最初はそれほど感じないものの、実際に一人暮らしを始めてみると細長さが気になりだすことが多くなっています。
こうした縦のラインが目立つ間取りの場合、家具の置き方に気をつけないと、幅の狭さが強調されてしまうので要注意です。
そのようなことを避けるためには、ソファなどの家具を壁沿いに配置して、中央のスペースを広く開けるのが効果的でしょう。
また、中央に置くテーブルやラグなどを細長いものにすることで、縦のラインを生かして広々とした空間を演出することができます。
こうした特徴的な形の間取りの場合は、その空間を有効に利用できるような工夫を考えてみましょう。
そうすることで、個性的で魅力的な部屋作りが実現できるはずです。
一人暮らしをするための1LDKでは部屋の特徴に合わせた家具の配置を
一人暮らしするための1LDKが快適になる、おすすめの家具の配置をご紹介してきました。
1LDKの部屋は、ある程度の資金さえあれば、一人暮らしにはぴったりの間取りと言えるでしょう。
ただし、1LDKといってもさまざまなタイプがあるので、それぞれの特徴に合わせたレイアウトにすることが重要です。
形や大きさを考え、空間をなるべく広く使えるような家具選びや配置を工夫してください。