憧れの新築一戸建てを建築するとなれば、間取りやオプションなどを決めていくことになるでしょう。
このとき、窓の防犯対策について考えることも重要です。
そんな窓の防犯対策に効果が期待できるといわれているのが、「窓シャッター」です。
この記事では、窓シャッターの種類や特徴などをご説明していきます。
新築一戸建てには防犯対策も忘れずに!
新築一戸建てを建築するとなれば、間取りのほかにもオプションなどを決めていくことになりますね。
各部屋の間取りをどのようにするか考えたり、取り付けたいオプションを選んだりなど、決めることは多数あります。
このとき特に、窓の防犯にも目を向けることが重要です。
なぜなら、各部屋には必ずといっていいほど窓が1つはあり、その窓から泥棒が侵入してくることが多いからです。
何の対策もされていない窓は、泥棒にとって侵入しやすい窓とも捉えられかねません。
そのため、間取りやオプションを決める際、一緒に窓の防犯対策を考えておくことも大切といえるのです。
そんな防犯対策に効果が期待できるといわれているのが、「窓シャッター」です。
次項から、窓シャッターの特徴などについてお伝えしていきます。
一戸建ての防犯に効果的!窓シャッターの特徴とは?
新築一戸建てを建てる際は、間取りと同時に、窓への防犯対策を考えておくことが重要です。
前項では、窓の防犯対策に効果が期待できるのは、窓シャッターとお伝えしました。
ではまず、窓シャッターにどのような特徴があるかをご説明していきます。
窓シャッターは、シャッターを開けているときは上部にあるシャッターケースに収納されます。
このケースがコンパクトに設計されていることが多く、見た目がすっきりして見え、省スペースで収まることが特徴のひとつです。
さらに、一般的な引き戸タイプの雨戸と比べると、防犯性・防災性が高いという特徴もあります。
そのため、一戸建てを建てた際は雨戸にしていた方も、数年後窓シャッターに変更するケースも多くあります。
そんな窓シャッターは、大きく3つの種類に分類されます。
それぞれどのような特徴があるかを、次項でご説明していきましょう。
窓シャッターの種類は大きく3つ!それぞれをご紹介
一戸建ての防犯に効果的といえる窓シャッターは、大きく3つの種類に分かれます。
1つめは、「ブラインドタイプ」です。
ブラインドのように、羽根の角度を調整することが可能です。
それにより、風通しや採光をよくしてくれます。
必要に応じて羽根を調整できるほか、ぴったり閉めきることができることも、このタイプの特徴ですね。
2つめは、「スリットタイプ」です。
通気口がある形状のシャッターが、このタイプです。
夏には窓から入る熱気を遮断してくれたり、ほどよい自然光や風通しのよさを確保してくれたりすることが、スリットタイプのメリットといえます。
スリット全体を上下に開閉するものや、部分的にスリットを開閉できるものもありますので、自分が使いやすいほうを選ぶとよいでしょう。
3つめは、「スクリーンタイプ」です。
上記の2つのように、風通しをよくしてくれる羽根やスリットがなく、シャッターを下までおろせば窓をすっぽりと覆います。
遮光や目隠しなどを完全にシャットアウトしたい方には、このタイプがおすすめですね。
窓シャッターには手動と電動がある!
先ほどは、窓シャッターの種類についてご説明しましたが、それぞれ手動もしくは電動に分かれます。
手動の場合は、本体価格や設置費用が安く済むメリットがある一方で、開け閉めに手間がかかることがデメリットといえます。
また、1階の窓に手動のシャッターを設置した場合、外からも開け閉めができてしまいますから、防犯性が高いとはいえません。
電動の場合は、設置費用などが高額になることがデメリットとして挙げられます。
しかし、スイッチやリモコンで操作が行えますので、手間がかからずに開け閉めできることはメリットにつながりますね。
さらに、窓ガラスをわざわざ開けなくても開閉が可能となるため、夏の熱気や冬の冷気、そして花粉などが室内に入り込まずに済むこともメリットといえるでしょう。
それでは、一戸建てに電動の窓シャッターを設置すれば、防犯性は高まるといえるのでしょうか。
次項でお伝えしていきます。
一戸建ては要注意!窓シャッターが泥棒の狙いの定めにも!
防犯効果が期待できるといわれる窓シャッターですが、かえって泥棒が狙いを定める場合もあるのです。
それが、長期間に渡って家を空ける場合です。
なぜ狙われてしまうかというと、長期でお出かけをする場合、防犯のためにシャッターをずっと閉めっぱなしにしてしまいますよね。
これは同時に、「この家の主が不在」ということを示してしまっているのです。
それを泥棒が読み取り、狙いを定めるというわけです。
これはシャッターが手動であろうが、電動であろうが同じことがいえます。
しかし、電動の窓シャッターの中には、タイマー調整ができるものもあります。
これにより、長期不在の間も、まるで人がいるかのように自動で開閉しますから、泥棒から狙われるリスクが減るのです。
ほかにも、電動シャッターであれば、閉まったときに自動でロックされる機能がついているものもあります。
防犯面を気にする方は、こういった電動シャッターを検討するのもよいでしょう。
しかし、一戸建てを建てるにはかかる費用も膨大ですから、「シャッターにそんなにお金をかけられない」という方もいることでしょう。
そのため、手動のシャッターを選ぶことになる方もいるかと思います。
そのような方は、シャッターと一緒に、ほかの防犯対策を施すことをおすすめします。
これについては、次項でご紹介していきましょう。
二重の対策がより有効!シャッターのほかにも防犯対策を施そう
新築一戸建てに電動の窓シャッターをつけたくても、費用面から諦める方もいるかと思います。
しかし、前述のとおり、手動のシャッターでは外からも開閉できますから、防犯面が高いとはいえません。
もし手動の窓シャッターを選んだ場合は、ほかの防犯対策も窓に施しておくことをおすすめします。
ここでは、窓への防犯対策にどのようなものがあるかをご紹介していきましょう。
●防犯ブザーを設置
窓が開いたときに警報音が鳴るようにしておきます。
あくまでも警報音が鳴るだけではありますが、泥棒もびっくりして逃げることがありますので、何の対策もしていないよりは、防犯への効果は高くなります。
●窓のガラスを防犯フィルムを貼る
100円ショップでも販売されている防犯フィルムを、窓に貼っておくのです。
これにより、割れにくい窓ガラスになり、泥棒が侵入するのに手こずる可能性が高くなります。
侵入に時間がかかれば諦める泥棒も多いので、貼っておくと安心です。
●補助鍵をつける
一般的な窓についている鍵はクレセント錠ですので、多くの泥棒はこの鍵周辺の窓ガラスを割って、鍵を開けようとします。
しかしこのとき、また別の鍵を窓につけておけば、泥棒の侵入を防ぐことにつながるのです。
こちらも100円ショップやホームセンターで取扱いがありますので、防犯に期待できるものを選んで設置してみましょう。
もちろん手動だけでなく、電動の窓シャッターでもこれらの対策を施しておけば、より防犯効果が高まります。
大切なマイホームに泥棒が侵入することのないよう、建てる前から防犯への対策を考えておきましょう。
大切なマイホームを泥棒から守ろう!
一戸建てを建てることになったら、間取りなどと一緒に窓への防犯対策を考えることも重要です。
特にシャッターは防犯効果が期待できるといわれていますが、それがかえって泥棒の狙いの的とされることもあります。
大切なマイホームに泥棒が入り込むことがないよう、シャッターなどで対策を施しておきましょう。
二重三重の対策をすることでより効果が高まりますので、複数の防犯対策をしておくことをおすすめします。