2DKのアパートに夫婦で住んでいて、もし赤ちゃんが生まれたら、新しい生活がスタートします。
赤ちゃんが退院したら、赤ちゃん優先の部屋になるように、2DKのレイアウトを変える必要があります。
今回は赤ちゃんが安全に快適に過ごすための部屋作りのポイントについて、詳しくお話ししていきましょう。
また、おすすめのレイアウトも一緒にご紹介していきます。
2DKのアパートは赤ちゃんと暮らすことはできる?
2DKのアパートは、夫婦で住むにはちょうど良い間取りです。
ダイニングキッチン(DK)と個室が2つある間取りを言い、リビング、ダイニング、寝室といったようにレイアウトすれば、用途別に部屋を分けることが可能です。
夫婦が常に同じ空間にいるわけではないため、お互いのプライバシーを守りやすく、ストレスを溜めにくいというメリットがあります。
ただ、多くの場合それぞれ個室が大きくないため、きちんと収納して常にきれいにしておかないと、ごちゃごちゃとした乱雑な印象になってしまうため注意が必要です。
2DKは夫婦で暮らす分には問題ないことが分かりましたが、赤ちゃんも一緒に暮らすことはできるのでしょうか。
赤ちゃん1人くらいであれば、それ程大きなスペースは必要ないので、特に問題はないでしょう。
しかし、赤ちゃんに合わせた部屋になるように、レイアウトを工夫する必要が出てきます。
例えば寝室ですが、今までは夫婦でダブルベッドで寝ていたとしましょう。
しかし個室の1つをダブルベッドが占領することで、赤ちゃんのための十分なスペースを確保できない可能性があります。
そのため、ベッドは思い切って処分して、家族で布団で眠るようにしましょう。
こうすることで、日中部屋を広く使えるだけでなく、布団を移動させれば他の部屋で眠ることも可能です。
赤ちゃんの夜泣きの時期は、特に活躍するでしょう。
赤ちゃんのための2DKレイアウト!アパートで「昼寝する場所」を作る
ここからは、赤ちゃんと快適に暮らすためのポイントや、2DKアパートのレイアウトをご紹介していきます。
まずは「昼寝スペース」の確保についてです。
生まれたばかりの赤ちゃんは、不規則な睡眠を繰り返しながら、授乳中以外は1日のほとんどを寝て過ごします。
これは生後1ヶ月くらいまで続きます。
そのため、2DKのどこに赤ちゃんのベッドを置くか、最初に決めてあげてください。
赤ちゃんが眠る場所としては、風通しが良く、静かな角部屋がおすすめです。
また、頻繁に泣いて起きるため、母親がすぐに対応できる場所が望ましいでしょう。
母親がリビング(個室)で過ごすことが多ければ、リビングの中でも静かな場所に、赤ちゃん専用の布団を敷いてあげましょう。
リビングには極力家具は置かず、テレビとソファ程度にしてください。
また、赤ちゃんの昼寝場所はベビーベッドでもかまいませんが、部屋の圧迫感が増すため、あまりおすすめできません。
2DKのダイニングキッチンをレイアウト!「目の届く場所」にバウンサーを配置
赤ちゃんが少し成長すると、母親が近くにいないと不安になり、泣くことがあります。
だんだんと赤ちゃんの睡眠時間が減り、生活リズムがつかめてきたら、「目の届く場所」のレイアウトを考えていきましょう。
ここでご紹介するのは2DKのアパートのダイニングキッチンです。
母親は育児以外に家事をしなければいけませんよね。
そうなるとダイニングキッチンで料理をしたり、家事を片付けることが多いと思います。
そのため、ダイニングキッチンの中で赤ちゃんが過ごせる場所を作ってあげましょう。
スペースを確保することは難しいため、ここではバウンサーやハイローチェアで対応していきます。
バウンサーとはゆりかごのように揺れる赤ちゃん専用の椅子です。
ハイローチェアとは高さ調節やリクライニングができる、赤ちゃん専用の簡易ベッドです。
使用期間が短いことから購入を迷う方が多いですが、レンタルすることもできるため、目の届く場所に赤ちゃんの居場所をきちんと作ってあげましょう。
特にキャスター付きのタイプを選べば、母親に合わせて部屋を移動できるため、おすすめです。
2DKのアパートをレイアウト!「赤ちゃんが活動する部屋」を作ろう
赤ちゃんは生まれて1年もたつと、驚くほど成長します。
①首がすわる
②寝返り
③ハイハイ
④座る
⑤つかまり立ち
⑥歩く
以上のように寝たままの状態から、1人で活動できるように日々成長していくのです。
そのため、2DKのアパートでは、赤ちゃんの成長に合わせて「赤ちゃんが活動する部屋」をレイアウトして作ってあげることが重要です。
つかまり立ちが始まると転倒して頭をぶつける懸念もあるため、床にジョイントマットなどを敷く必要があります。
ここで赤ちゃんの活動する部屋を決めましょう。
ダイニングキッチンは食事をとるスペースなので、あまりふさわしくないですよね。
リビングにはテレビやソファ、お昼寝布団があるため、ここでは寝室を活用しましょう。
夜は布団を敷いて眠れば、日中は広い部屋を赤ちゃんの部屋として使うことが可能です。
ジョイントマットを部屋いっぱいに敷き詰めれば、広いキッズスペースができあがります。
寝室を赤ちゃんの活動部屋と兼用することで、効率良く使うことができますね。
2DKで赤ちゃんと快適に過ごすには収納場所をしっかり決める
2DKのアパートでは、あまり収納が多くないことが一般的です。
赤ちゃんが生まれると、おむつやおしりふき、衣類やミルクなど、消耗品なのに場所をとるものがぐっと増えます。
実際に、赤ちゃんが生まれてから荷物が増えたと実感する方は多いようです。
しかし、部屋にタンスやチェストをレイアウトすると、圧迫感があるためあまりおすすめできません。
収納方法としては、ストック場所を決めてから、重ねられる収納ボックスを使用しましょう。
おすすめなのは「スタックストー:ペリカンボックス」です。
ペリカンボックスはカラフルな収納ボックスで、重ねて収納できる、子供部屋にピッタリのデザインです。
これにおむつ、ミルク、衣類などを分けて収納することで、ストックを買い足すタイミングもつかみやすいメリットがあります。
また、おもちゃ箱としても利用できるデザインなので、おむつやミルクを卒業した後も活用できるでしょう。
重ねる収納ボックスをレイアウトする場所は、赤ちゃんが活動する部屋(寝室)が良いでしょう。
おむつや着替えをすぐに取り出せるため、動線の確保が良い環境だと言えるでしょう。
2DKのアパートで赤ちゃんと暮らすには室温にも気を配ろう
ここまで、2DKのアパートで赤ちゃんと快適に過ごすためのポイントや、レイアウトについてご紹介してきました。
赤ちゃんと暮らすには家具をなるべくなくすなどの配慮も必要ですが、室温にも注意しなければなりません。
大人も同じですが、暑すぎたり、寒すぎる環境では、ぐっすり眠ることはできません。
赤ちゃんの場合は環境により敏感なため、寝ぐずりが増えてしまう可能性があります。
赤ちゃんが快適に過ごせる室温の目安は次の通りです。
・夏……25~28度
・冬……18~22度
エアコンなどを使い、この温度に近づけるように気を配ってください。
また、冷房や暖房の風が赤ちゃんに直接当たらないように注意しましょう。
特に冬は風邪のウイルスが蔓延するため、家の中でもこまめに換気を行ってあげてください。
常に新鮮な空気にして、過ごしやすい環境にしてあげましょう。
赤ちゃんのために過ごしやすい2DKのレイアウトを考えよう
今回は、アパートの2DKで赤ちゃんが快適に暮らすためのレイアウトなどをご紹介しました。
赤ちゃんは日々成長していくので、今ではなく、きちんと数ヶ月先のことを考えてレイアウトをすることが重要です。
赤ちゃんが昼寝する場所や、活動する場所をしっかり確保してあげてください。
また、収納場所や室温にも気を配ることで、赤ちゃんが快適に過ごせることに繋がるでしょう。