サイディングのビス打ちで建物を長持ちさせるポイント

サイディングは、建物の断熱性と防水性を高めてくれる外壁材です。

施工するには、建物の壁にビス打ちする方法と、留め具で施工する方法があります。

今回はビス打ち施工した場合に注目し、どのようなメリットとデメリットがあるのかを、サイディングの素材ごとに説明していきます。

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サイディングとは?素材の種類

サイディングの素材は、主に4種類あります。

・窯業系サイディング
・金属系サイディング
・木質系サイディング
・樹脂系サイディング

どの素材にも共通している効果は、建物の保護と外観を整えて見栄えを良くすることです。

建物を保護するには、防水性がポイントになります。

素材によっては、吸水性の高いものがありますので、サイディングの表面に塗装をしてあります。

外観を整えるには、デザイン性がポイントです。

建物の構造に関わらず、おしゃれに仕上げるうえで重要な要素になり、ログハウス風の外観に仕上げることも可能になります。

4種類いずれの素材も、ビス打ちで施工できます。

ビス打ちは、電動式ドライバーでサイディングを建物の壁材に取り付けていく施工方法です。

どの素材の場合でも、ビス打ちには金属製のビスが使用されています。

ビスがネジ式の仕様ならば、抜ける心配がありません。

ビスは経年劣化していきますが、サイディングよりも耐久性が高いので、素材の保証期間に合わせてリフォームを行えば大丈夫です。

サイディングの素材によって、メンテナンスの必要性が異なりますので、どのような効果を得たいのか最初に検討しておきましょう。

4種類いずれの場合も、保証期間は約30年で共通しています。

それぞれの素材の特徴については、次項からご説明していきます。

窯業系サイディングのビス打ちは塗装で耐久性を高める

窯業系サイディングは、セメント素材がベースになっています。

セメント質と繊維質が混ぜ合わされており、耐久性が強化されているのが特徴です。

セメント質だけでも耐久性は高いのですが、繊維質を加えることで素材の密度が高まり、硬質に仕上がっています。

高い密度のサイディングなので、ビス打ちした場所が緩みにくいのがメリットです。

密度の低いサイディングでは、地震や台風などで建物が揺れたときに素材が圧縮されてしまうため、ビスが緩みやすくなります。

高い密度で硬質に仕上がっている窯業系サイディングは、外部からの圧力に対して歪みにくい性質です。

窯業系サイディングは、そのままの状態では吸水性がありますので、防水塗装が必要になります。

塗料の種類によって防水性の保証期間は変わります。

また、塗料の保証期間は、一般的に5年から7年です。

撥水性も備えている塗料は、10年もつタイプもあります。

塗装は経年劣化しますので、保証期間を過ぎたら再塗装しましょう。

塗膜の劣化は、サイディングが雨水を吸水する原因になり、雨漏りの発生リスクを高めてしまうので要注意です。

手頃な価格で、建売一戸建てに施工実例が多いのですが、将来的に再塗装のコストがかかります。

窯業系サイディングのリフォームは、張替えのみです。

古いサイディングを剥がしてから、新しく張替え、新しくビス打ちします。

金属製サイディングをビス打ちしたら重ね張りが可能になる

金属系サイディングは、文字通り金属素材です。

鋼板が主に活用されています。

鋼板はフッ素加工されていますので、腐食に対して耐久性が高いのが特徴です。

フッ素加工されている鋼板は経年劣化しにくく、さびにくく仕上がっています。

鋼板サイディングには吸水性がありませんので、ビス打ちした個所がサビや腐食で劣化してしまう心配がありません。

金属系サイディングは素材そのものが軽量なので、ビス打ちしたときに建物への負荷が軽く済みます。

フッ素加工されている鋼板は、価格が高めに感じられますが、耐久性が格段に高まりますので、費用対効果は抜群に大きいです。

金属製サイディングは防水性と断熱性の他に遮断性も高く、素材そのものが雨水を透過させないので、雨漏り防止対策にもよいです。

金属系サイディングで注意したいのは、圧力に対する強度です。

基本的に金属は圧力に対して弱い傾向があり、ビス打ちが雑に施工されてしまうとビス穴が大きく仕上がっていることがあります。

地震や台風で建物が歪むと、ビス打ちした個所に圧力がかかり、ビス穴が大きくなるのがリスクです。

ネジ式でないストレートタイプのビスを使用していると、ビスが緩んで抜けてしまうリスクがありますので、必ずネジ式のビスで施工します。

金属系サイディングのリフォームは、張替えと重ね張りが可能です。

重ね張りをする場合、古いサイディングを剥がしません。

新しい場所にビス打ちすることになりますので、以前のビス穴を使用しないで済みますから、耐久性が高く仕上がります。

木質系サイディングはビス打ちで損傷しにくい

木質系サイディングの素材は、木材あるいは集成材です。

建物の構造に関係なく、鉄筋コンクリート建築や軽量鉄骨建築の建物でも、木のぬくもりが感じられる建物に仕上がります。

木質系サイディングは、ビス打ちしたときに、素材が損傷しにくいです。

ビスが緩みにくく、地震や台風による建物の歪みに耐久性を発揮します。

また、木質系サイディングは吸水性がありますので、再塗装が必要になります。

耐火性が弱い素材なので、耐熱性の高い塗料を選ぶとよいでしょう。

塗膜が劣化したままにしていると、ビスがさびてしまったり、ビス穴から雨水が浸透しやすくなるため、メンテナンスは必須です。

定期的に再塗装を行えば長持ちします。

リフォームする場合は、張替えのみです。

樹脂系サイディングのビス打ちは作業時間が短い

樹脂系サイディングは、塩化ビニル樹脂が素材になっています。

塩化ビニル樹脂は、耐候性が高いのが特徴です。

あらゆる気候に対して耐久性を発揮できます。

塩化ビニル樹脂は、水道やガスの配管で使用されている素材で、凍結予防効果が高いです。

凍結しにくく、さびる心配がありません。

樹脂系サイディングは柔らかいのも特徴です。

窯業系や金属系と異なり、加工しやすいメリットもあります。

ビス打ちしやすいので、作業時間を大幅に短縮できますから、工期の短縮効果が大きいです。

施工で失敗しにくく、ビス打ちした個所が劣化しにくいので、ビスが長持ちします。

万が一、ビスがさびてしまった場合でも、樹脂系サイディングは腐敗しませんので、リフォームが容易です。

耐火性が窯業系や金属系よりも弱いので、木造建築で使用する場合には注意が必要になります。

樹脂系サイディングのリフォームは、張替えと重ね張りが可能です。

サイディングはビス打ちで劣化しない?長持ちさせるポイント

サイデイングに万能の素材は、ありません。

素材それぞれにメリットと、デメリットがあります。

メリットを活かして、デメリットを補えるように施工しましょう。

素材の性能でデメリットになるのは、主に2項目です。

・吸水性
・可燃性

吸水性が備わっているサイディングには、防水性だけでなく撥水性も高くなる塗装をしておくと安心です。

可燃性の備わっているサイディングは、木造建築の建物への施工は注意が必要です。

サイディングそのものは劣化しにくいものの、塗装の塗膜は自然に経年劣化していきます。

状況によっては、ビスがさびてしまうことがありますので、どのようなメンテナンスが必要なのかを、あらかじめ理解しておきましょう。

サイディングの素材ごとに、硬さが異なります。

サイディングをビス打ちしたときに、どれくらい損傷するのか、あるいは損傷しないのかを、しっかりと把握しておきましょう。

サイディングの素材に合わせて適切なメンテナンスを

サイディングは建物を保護するのに重要な役割を果たしています。

素材の種類ごとにメンテナンスが異なり、リフォーム方法も異なりますので、適切に理解しておきましょう。

どの素材にもメリットとデメリットがあります。

予算と目的に応じてサイディングを選び、最適なメンテナンスとリフォームを実施して、建物を長持ちさせましょう。