エアコンの室外機が動かないのは故障が原因?

「エアコンの効きが悪いと思ったら室外機がおかしい」「動いてない気がする」といった経験がある人は少なくありません。

室外機が動いていないのがわかっても、何が原因なのか、故障しているのか、判断に迷うことでしょう。

ここではエアコンの室外機が動かない原因と、その対処法についてご紹介します。

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エアコンの室外機が動かない場合の原因

エアコンの室外機が動かなくなったとき、まず故障してしまったのだと考えるでしょう。

しかし原因は、故障によるものだけではありません。

故障ではないのに室外機が動かない原因として、まず考えられるのは設定温度によるものです。

エアコンは冷房運転をする際、室内の温度が設定温度より高いと室内機と室外機を稼働させ、室温を下げようと冷たい風を出します。

そして設定温度より室温が下がると、室外機は動かなくなり、冷たい風を出すのを止めるのです。

暖房運転のときも同じで、設定温度より室温が高くなれば室外機は動くのを止めてしまいます。

このように、エアコンの仕様上室外機が動かない場合もあるため、一概に故障してしまったのが原因とは言えないのです。

他にも故障以外の原因として、室外機の周りの風の流れが悪くなっていたり、外気温が極端に低いことによる、室外機の凍結や、霜取り運転も考えられます。

このように、エアコンの室外機が動かない原因はさまざまありますが、もちろん故障によって動かない場合もあるので、見極めが大切です。

エアコンの故障は制御基板が原因の可能性が高い

エアコンの室外機が故障によって動かない原因の一つに、制御基板の不具合があります。

制御基板とは、エアコンの頭脳的役割を果たしていて、温度を検知したり、リモコンの信号を受けてコンプレッサーを始動させる命令を出しています。

指令部のような働きをしている制御基板が故障してしまうと、リモコンでエアコンをONにしても、命令が行き届かず、エアコンは機能を果たせません。

機能を果たせない箇所があることで、エアコンはエラーが起きていると判断し、室外機だけでなく、室内機も停止してしまいます。

エアコンをONにしても動かないときには、制御基板が故障している可能性が高いです。

制御基板が故障しているときは、業者に来てもらい、制御基板を交換する必要があります。

メーカーのサポートセンターか、エアコンの修理業者に連絡をしましょう。

制御基板の部品価格が高額なため、修理には2万円~3万円かかるのが相場です。

エアコン室外機のファンモーターが壊れる原因

エアコンの室外機が故障によって動かないとき、室外機の部品の一つであるファンモーターが壊れている場合があります。

ファンモーターは、室外機内のファンを動かすための部品で、壊れてしまえばファンは回らなくなります。

ファンモーターが故障する原因として考えられるのは、障害物によるものです。

室外機周りに物を置くことで、ファンを回りにくくしてしまったり、室外機内に物が入り、ファンに挟まって回るのを妨げている場合があります。

回ろうとしているのに回れない状態であることから、結果ファンモーターは熱をもち、故障してしまうのです。

また、ファンモーターの位置によって引き起こされる問題も故障の原因になることがあります。

ファンモーターは、室外機の中では低い位置に設置されていることから、大雨や台風によりダメージを受けることがあるのです。

短い時間で大量の雨が降ると、道路に水が溜まることがありますが、その際に室外機も水に浸かり、ファンモーターが故障してしまうことがあります。

原因が何であれ、ファンモーターが故障した場合は修理が必要で、業者に頼めば1万5千円~2万5千円程度の費用が必要です。

室外機が動かない原因が冷媒ガス漏れであるときの症状

エアコンが部屋を冷やしたり、暖めたりできるのは「冷媒ガス」があるからです。

液体や気体に姿を変えながら、熱を外から中へ、中から外へと運ぶことが冷媒ガスの役割になります。

通常エアコン内部に封入されている冷媒ガスですが、間違った取り付けや、配管のトラブルによって、漏れ出し、それにより室外機が動かないことがあります。

古いタイプのエアコンであれば、冷媒ガスが漏れているかどうか、簡単に確認することができます。

冷媒ガスが漏れ出しているサインとなる症状をご紹介しますので、古いタイプのエアコンにトラブルが起きたときには確認してください。

・室外機の配管に白い霜が付着している場合
・室内機のフタを開けた内部にある、熱交換器に霜や氷が付着している場合

最近主流となっているタイプのエアコンは、冷媒ガスが漏れているときには室外機が動かなくなり、室内機にはエラー表示が出ます。

冷媒ガス漏れが故障の原因である場合は、ガスの充填と、漏れた原因となる箇所の修理が必要になるため、それぞれに1万~2万の費用が必要です。

エアコンが動かない時に確認すること

先にもお話したように、エアコンの室外機が動かない原因は、故障によるものだけではありません。

業者を呼ぶだけでも費用は発生するので、動かないことに気付いたら、まずは自分ができることをやってみて、それでも動かなければ業者に来てもらうようにしましょう。

1.室外機の周囲に物が置かれている場合は全てどかす

室外機の周囲に物を置くと、運転の妨げになっている場合があります。

室外機の吹き出し口付近に物を置いていれば、それだけで安全装置が作動し、動かなくなることもあるのです。

まずは物をどかして、室外機周りの空気の流れを良くしましょう。

2.設定温度を変えてみる

室外機周辺の空気の流れを良くしたら、エアコン本体の設定温度を変えてみましょう。

冷房なら18度、暖房なら30度というように、設定できる最大の温度にしてみます。

設定温度に到達しているために室外機が動かなくなっている場合は、この方法で動き始めるでしょう。

3.エアコンの再起動をする

設定温度を変えても動き始めない場合は、エアコンの再起動を行うのも一つの方法です。

エアコンは、コンセントを一旦抜いて、差し直すことで再起動されます。

エアコンの運転を停止させ、コンセントを抜き、完全に電源を落としてください。

1~2分後に再度コンセントを差し直すとエアコンは再起動し、動かない原因がシステムエラーによるものであれば普通に運転が再開されます。

室外機を劣化させないためにできること

エアコンの室外機が動かないといったトラブルは、原因はどうあれできれば避けたいものです。

なるべくトラブルを避けるための方法として、室外機を劣化させないようにすることも一つの方法です。

まず、直射日光が当たる場所に設置されているのであれば、日よけをして、直射日光を遮るだけでも劣化を防ぐことができます。

日よけは室外機用の商品が販売されているので、購入するのも良いですが、DIYで作ることもできます。

ただ、日よけを設置するときには、室外機の運転の妨げにならないよう、注意が必要です。

また、水はけの悪い場所に設置している場合は、台や棚を置いてから設置するようにすると、大雨や台風のときにも、室外機が水に浸かる心配がなく便利です。

外に設置する室外機は、どうしても汚れがちになります。

汚れがひどいときには雑巾で拭き、そのときにファンに異物が挟まっていないかなど、点検するようにすると良いでしょう。

エアコンの仕組みを知ることでもしものときに役に立つ

エアコンの室外機には、さまざまな部品が使われていて、それぞれの役割があります。

どのような仕組みなのかを知ることで、室外機が動かないときに、原因が故障なのかそうでないのか、見極めることができる場合があります。

もしものときの予備知識として、知っておくと良いでしょう。

また、日頃から室外機の負担になるような環境にならないよう、心がけるのも大切です。