マンションの床を張り替える際の費用は?防音・遮音に注意!

分譲マンションに住んでいる方の中には、床の張り替えを検討している方もいるでしょう。

しかし、費用や工事期間がどのくらいかかるのか分からず、なかなか行動に移せずにいる方も多いですよね。

そこで今回は、マンションの床の張り替えについて、くわしくお話ししていきます。

畳からフローリングへの張り替えや、カーペットの床からフローリングへの張り替えなどについてご紹介していきましょう。

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マンションの床の種類を知ろう

マンションの床を張り替えする前に、まずフローリング材の構造について理解を深めておきましょう。

フローリングはつるつるとした見た目で、カラーも白から茶色、黒色とさまざまですが、使用されるフローリング材にはいくつか種類があり、天然の一枚板のものや、人工的に作られた木材などがあります。

前者は使用される樹木によって違いがありますが、価格が高い傾向があり、後者は低い傾向があります。

そのため、人工的な木材は広く使われています。

これらは「合板」と呼ばれ、マンションでも多く見られるフローリング材です。

一見して一つの木材に見えますが、断面を見ると、薄い板が何層にも重なった構造になっています。

品質が安定しており、一枚板のように反ったりする心配がないため、工事する上で扱いやすく、強度にもばらつきがありません。

割れにも強いので、ひびが入ることも少ない、優れた素材と言えます。

ただし、踏み心地や耐久性は一枚板に劣ります。

マンションの床の張り替えは遮音性・防音性に注意が必要?

マンションの床の張り替えは、遮音性や防音性に注意しなければなりません。

遮音等級が基準に満たないと、工事を行うことができないこともあります。

そのため、一般的なマンションは、遮音性や防音性の規定を守ることが重要となります。

また、一般的にその基準は「遮音等級L-55」以下です。

では、これはどのくらいの遮音効果があるのでしょうか。

まず、フローリングなどの床は、「L値」というもので遮音等級を表現します。

L値は小さければ小さいほど遮音性が高く、静かな状態を表します。

「L-40」程度であれば、まわりの生活音はほとんどなく、気配を感じるくらいでしょう。

「L-45」では、歩行音は聞こえないけれど、物を落とした際の音は少し響きます。

「L-50」は、歩行音がわずかに聞こえる程度で、「L-55」では、歩行音や生活音が少し気になるといった目安になります。

上記は、床の下地のコンクリートスラブの厚みが15cmとした時のデータとして出されたものです。

マンションの中には床の張り替えを認めていない場合もありますので、事前に管理組合に確認しておくことをおすすめします。

マンションの床を張り替える際の流れとは?

ここでは、マンションの床を張り替える際の流れについて見ていきましょう。

まず、工事を始める前に、騒音などの関係で、近所への挨拶を済ませておくことをおすすめします。

【床の張り替えの流れ】

①管理組合に申請する

まず、マンションの管理組合に申請書を提出することとなります。

マンションの床の張り替えの場合、管理組合の規約に沿った形で行わなければなりません。

張り替えにかかる「作業時間」、「遮音規制」、「搬入経路」、「共用部分への養生」など、一戸建てと比べると、クリアすべき事項が多いことが分かります。

申請書を提出して審査に通ると、晴れて着工開始となります。

②解体工事

審査に通ったら、床の解体を行います。

この時、むき出しになった配管などのチェックも同時に行うと良いでしょう。

③新しいフローリング材の工事

新しいフローリング材を搬入したら、隅の方から順にボンドで貼り付けていきます。

最後、仕上げにワックスをかけたら、床の張り替え工事は完成となります。

古いフローリングから新しいフローリングへの張り替え!費用は?

ここからは、マンションの床の種類別に、張り替えの方法や費用の目安をご紹介していきます。

まずは、古いフローリングを新しくきれいなフローリングに変える場合で見ていきましょう。

床を張り替える方法は2通りあり、「上張り」と「張り替え」になります。

上張りとは、現在の床を剥がさずに、今ある床材の上に新しいフローリング材を貼っていくという工法です。

一方の張り替えは、床を剥がして新しい下地を作り、その上に新しいフローリング材を貼っていくという工法です。

上張りは今の床に新しいフローリング材を直接貼るため、費用が安く済み、工期も短いというメリットがあげられます。

フローリングからフローリングの張り替えで、上張りを選択した場合の費用としては、6畳の部屋であれば、11~14万円ほどになるでしょう。

一方、張り替えを選択した場合の費用は、12~16万円くらいの費用となります。

ただし、使用するフローリング材によってはこの限りではありません。

また、上張りの場合の注意点ですが、廊下や他の部屋との段差が、どうしても6~15mmほど出てしまいます。

よく検討して選ぶようにしましょう。

カーペットの床からフローリングへの張り替えは可能?

次に、マンションの床が現在カーペットの場合で、フローリングへの張り替えをする場合を見ていきましょう。

カーペットの床のマンションは意外と多く、子供の転倒や、ものが落下した時の床の傷つき防止など、メリットが多く挙げられます。

しかしカーペットの床は、飲み物や食べ物をこぼしたりして汚れやすい傾向があります。

そのため、掃除のしやすいフローリングへの張り替えをおすすめしますが、カーペットの床からは比較的簡単に行えます。

この場合「張り替え」の工法になるのですが、カーペットの床は剥がす工事が簡単なため、張り替えの中でも費用は安い傾向にあります。

6畳の部屋であれば、12~15万円ほどで張り替えができるでしょう。

8畳の部屋であっても15~19万円ほどです。

そのため、広めのリビングであっても、張り替えに挑戦しやすいでしょう。

和室から洋室へ!畳からフローリングへ張り替える場合

マンションに和室の部屋があった時、客間として利用するのみで、普段はあまり活用できていないお宅も多いかもしれません。

畳は物を置くと重みで跡がつくので、物置にすることもできず、誰かの自室にすることもできず、持て余してしまう傾向があります。

そこで、部屋の活用度を上げるため、ここでは畳からフローリングへの床の張り替えについて、費用などをお話ししていきます。

まず、畳とフローリングでは高さに違いがあるため、下地の部分に細かい調整が必要になります。

また、先ほどのカーペットの床と同様に「張り替え」の工法になり、下地を入れる際に、一緒に断熱材を入れることも可能となります。

6畳の部屋であれば、20~23万円ほどで張り替えが行えるでしょう。

このほかに、押し入れをクローゼットに変えることもできます。

この場合も費用がかかり、20~25万円となります。

和室を一部屋洋室へ変えるとなると、高額な費用がかかる可能性が高いため、よく検討することが大事です。

マンションの床の張り替えはよく検討しよう

マンションの床の張り替えは難しいリフォームではないため、比較的行いやすい工事になります。

現在の床の種類が何かによって費用が異なるため、事前にどのくらいの費用がかかるのが下調べを行いましょう。

また、管理組合に確認し、スムーズに床の張り替えが行えるようにしましょう。