マンションを福岡で購入したい!中古のメリット・デメリット

九州地方で最も多くの人口を誇る福岡で、中古マンションを購入することを検討している方はいませんか?

「福岡は治安が悪い」などと言われることもありますが、それは本当なのでしょうか。

また、中古マンションを購入するメリット・デメリットにはどのようなことがあげられるのでしょうか。

当記事では、中古マンションのメリット・デメリットや福岡でおすすめのエリアについてご紹介していきます。

福岡で購入したい!中古マンションのメリットとは?

福岡で新生活をスタートさせることを考えている方の中には、中古マンションの購入を検討している方もいるでしょう。

「マンションを購入するなら新築の方がいいのでは?」と考える方も中にはいるかもしれませんね。

しかし、新築マンションにはない、中古マンションならではのメリットがありますのでご紹介していきます。

【価格が安い】

一般的に、新築マンションというのは購入した時点でその価値が約20%も下がるとされています。

値下がりは築20年で下げ止まり、そのあとは横ばいになるということが多いです。

福岡でも人気の高いエリアである博多などの中古マンションでは、価値が下がるということはあまりありません。

また、「中古」と言ってもしっかりと管理されていることが多いため、古さを感じることは少ないです。

【住宅ローン控除・不動産取得税の軽減措置】

中古マンションを購入すると、住宅ローン控除や不動産取得税の軽減措置を受けることが可能です。

しかし、注意点としては条件が厳しくなることがあるということです。

あらかじめ確認しておくといいでしょう。

【リフォーム・リノベーションが気軽にできる】

新築マンションよりも安価で購入できるので、浮いたお金でリフォームやリノベーションを行うことができます。

ライフスタイルや好みに合わせて行えるのが魅力でしょう。

中古マンションのデメリットも把握しておこう

メリットが多くあるように感じ、「福岡でマンションを購入するなら、中古マンションにしよう!」と考える方もいるかと思いますが、一方でデメリットもあります。

購入する前に、デメリットについても把握しておきましょう。

【仲介手数料が高額】

先ほど、「新築マンションは購入した時点でその価値が約20%も下がる」とお伝えしました。

実は、築20年で住宅価格も下がり、その額は新築時と比較すると約半分になるとされています。

こうなると、中古マンションは安いようにも思えてしまいますよね。

しかし、仲介手数料を始め、その他の費用が高額になる傾向にあります。

一般的に仲介手数料は「物件の価格×3%+6万円」とされています。

つまり、もし2500万円の物件があったとしたら、仲介手数料だけで81万円となってしまうのです。

この他にも、登記費用・火災保険料など諸費用がかかることは忘れないようにしましょう。

【修繕積立金が高額】

中古マンションでも管理費や修繕積立金は必要になります。

これらの金額は月2~3万円で、およそ10年に一度行われる大規模な修繕工事には一戸で100~120万円が必要となることもあります。

この金額は、マンションが古ければ古いほど高くなる傾向にあります。

【耐震基準が低い】

中古マンションのすべてが当てはまるわけではなく、1981年6月の建築基準法改定前に建てられたマンションは、耐震基準が改定後と比較すると低いことが多いです。

また、同時に住宅の設備が古くなっていることもあり、「中古マンションに引っ越してきてすぐ交換しなくてはならなくなった」などということもあります。

【固定資産税が高い】

意外と盲点かもしれませんが、マンションの敷地が広いと、その分固定資産税が高くなることがあります。

場所によっては、一戸建ての固定資産税と金額にあまり差がないこともあるでしょう。

福岡の治安は大丈夫?

福岡で中古マンションの購入を検討している方の中には、「福岡市は治安が悪い」ということを耳にしたことがある方もいるのではないしょうか。

実際、福岡市は、政令指定都市の中では犯罪認知件数が上位に来ることもしばしばあります。

しかし、近年では平成14年をピークに減少傾向にあり、約10年後の平成25年には約60%も減ってきています。

つまり、治安はよくなってきているということです。

身近な犯罪の内訳も、最も多いのが「自転車の窃盗」や「オートバイの盗難」となっています。

「犯罪が多い」というイメージがあるかもしれませんが、小さな子供が被害に遭うような事件はほとんどありません。

そのため、過度に戦々恐々とする必要はないでしょう。

そんな福岡市でも特に治安がいいエリアについて、次項からご紹介していきます。

福岡で中古マンションを購入!治安のいい場所はどこ?

中古マンションのメリット・デメリットが分かったところで、「福岡に住むのならどこがいいか」についてお話していきます。

福岡市内で治安のいいエリアをあげるとすれば、「南区」「西区」「城南区」をあげることができます。

福岡県内で見ると、福岡市は犯罪発生件数が高いエリアとして知られていますが、これらのエリアはその中でも比較的犯罪発生件数が少ない傾向にあります。

特に城南区においては、「子育てがしやすいエリア」としても知られています。

と言うのも、1ヶ月5000~15000円の児童手当が積極的に支給されているのです。

この他にも、子育て情報をメール配信で行っていたり、体験教室なども開催されていることが多いです。

郊外では「朝倉市」、「筑紫市」が治安がいいエリアとしてあげられます。

朝倉市は、凶悪事件がほとんど起こっておらず、安心して暮らせるエリアです。

「筑紫市」は小学校を始め教育機関が充実し、また大型ショッピングセンターもあるため生活するには便利なエリアです。

中古マンションを購入することを検討している方の中にはファミリー層もいるので、こういったことにも注目して、場所を選んでみましょう。

福岡で住みやすいエリアはここ!

福岡で住みやすい場所に中古マンションを購入することを考える方も多いことでしょう。

ここでは、住みやすいと言われているエリアをいくつかご紹介していきます。

【西新駅周辺】

学校が多く集まるエリアで、カラオケを始めとする娯楽施設が充実しています。

そのため「学生が多い町」といった印象を受けますが、駅から少し離れると閑静な住宅街が広がっていますので、ファミリー層にも人気のエリアです。

【大濠公園駅周辺】

オフィス街の印象もある大濠公園駅周辺ですが、駅の南側に閑静な住宅街があり、中にはデザイナーズマンションも立ち並んでいます。

緑が多く、病院も駅から徒歩圏内にあるので生活のしやすいエリアと言えます。

【西鉄平尾駅周辺】

住宅街でありながら交交通アクセスが大変よく、おしゃれな施設も多く立ち並んでいるエリアです。

現在再開発の真っただ中で、これからさらに住みやすくなることが期待できるでしょう。

【赤坂駅周辺】

「福岡の表参道」と言われることもあり、高級住宅街のあるエリアとして知られています。

飲食店はもちろん、24時間営業のスーパーなどがあるため買い物にも便利です。

福岡で中古マンションを購入するときのポイント

福岡以外でもそうですが、中古マンションを購入する際に後悔はしたくないですよね。

そこで最後に、中古マンションを購入する際のポイントについてお話していきます。

【住宅ローンの金利を把握しておく】

中古マンションとはいえ、大きな買い物であることに変わりはありませんから、おそらく多くの方が住宅ローンを組むことになるでしょう。

そのため、住宅ローン金利についてよく把握しておく必要があります。

住宅ローン金利には「変動金利」と「固定金利」があります。

どちらにもメリット・デメリットがありますので、よく確認をしておきましょう。

【リフォームローンについて確認しておく】

マンションによっては、リフォームすることを考えることもあるでしょう。

その場合リフォームローンを組むことになるのですが、その金利は住宅ローンよりも高いことが多いです。

住宅ローン・リフォームローンを一本化できるものもありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

【築20年以上の物件を探してみよう】

先ほどもお話したように、築20年を超えるとマンションの価値はぐっと下がります。

そのため、築20年のマンションを購入後、また自分がマンションを売ることになっても、周辺環境に大きな変化がなければ価格も変わることが少ないので、選ぶにはもってこいでしょう。

福岡でも安心して中古マンションに住める!

「治安が悪い」と言われてしまうことの多い福岡ですが、全てがそういうことではなく、エリアによっては安心して暮らすことができます。

子育てに力を入れているエリアもありますので、ファミリー層にもおすすめです。

また、中古マンションは新築マンションよりも安価で購入できるので、好みに合わせてリフォームすることも可能です。

その他に費用はかかってしまいますが、納得いく物件を購入することもできるでしょう。

快適に暮らすことのできるマンションを探してみてください。