アパートの間取りによっては、リビングが狭いことも多いものです。
このような場合、収納の仕方によっては狭さをより助長してしまうと言えます。
そこで今回は、狭いアパートのリビングでも快適な生活を送るための収納方法などをご説明していきましょう。
リビングには物がいっぱい!収納を工夫して作業効率アップ
リビングは、アパートの部屋の中でも中心的な役割を担います。
間取りにもよりますが、食事はもちろん、睡眠を取ったり趣味に勤しんだりなど、使い勝手の良さもリビングの魅力です。
それはすなわち、リビングでは各作業に必要な物を多く収納することが求められるとも言えます。
リビングで頻繁に使う物を別室に収納していては、効率が悪いですよね。
しかし、だからと言って、ただリビングに物を収納すれば良いというわけではありません。
効率良く各作業を行うためにも、すぐに取り出せるような場所に収納することが大切です。
そのため、できればリビングに収納する物は目線の高さから下の位置にあると便利です。
また、できればテーブル周辺など、リビングの中でも長く時間を過ごす場所に収納するとより良いでしょう。
すぐに手が届くのはもちろん、日によって行うのが手間に感じるような作業も、それに関する物が手の届く範囲にあるとやる気を起こさせるきっかけにもなり得ます。
逆に手の届かない場所に収納してしまうと、使う頻度が下がってしまうかもしれません。
また、すぐに物を取り出せることで、それを長く大切に使うことにも繋がるでしょう。
さりげなさも魅力!アパートのリビングでは収納力のあるテーブルを
アパートのリビングで、長時間過ごすことの多いテーブルなどの周辺に物を収納するには、どのような方法があるのでしょうか。
それには、まずボードが備わっているテーブルを選ぶ方法が挙げられます。
ボードが備わっていないテーブルは、その分足を伸ばしやすいなどのメリットがあるものの、収納力の点で見ると不足感も否定できません。
アパートはリビングが狭いことも多く、ボードが備わったテーブルを使って収納を叶えることは有効な手段と言えます。
テーブルの下をデッドスペースにせず、収納に生かしましょう。
また、昨今のボードが備わったテーブルは、リビングにあると便利な物の収納を見込んで作られているものも多いです。
それだけでなく、収納力があるにもかかわらず見た目はすっきりとしていて、使い勝手の良さとインテリア性を兼ね備えていると言えます。
アパートはリビングの椅子も活用!収納の際は安全面にも心掛けを
アパートのリビングでは、テーブルだけでなく椅子にも収納力を求めましょう。
例えば、座面が蓋のようになっていて開閉するタイプのものを選べば、リビングの収納として役立ちます。
このような椅子は収納スペースに深さがあるものも多いため、ボードの備わっているテーブルに収納しづらいような高さのある物の収納にも便利でしょう。
しかし、ものによっては作りが簡素なこともあるため、日常で頻繁に使う物の収納はしない方が無難です。
年に、数回使うような物の収納に適しています。
また、注意点として、重量のある物をそこへ収納するのはなるべく避けるようにしてください。
リビングの椅子は頻繁に使うため、あまり中身に重量がありすぎると使いにくくなってしまいます。
それだけでなく、その重量が負担となりアパートの床を傷つけてしまう懸念もあります。
また、物の重量を分散させるように椅子に収納することも大切です。
一定の部分に重量が大きくかかると、椅子を使う際にバランスを崩して転倒してしまう恐れもありますので注意してください。
格安アイテムを使ってアパートのリビング収納を自由自在に!
述べた通り、テーブルや椅子などにもリビング収納の役割を与えることは、狭いアパートで有効と言えます。
しかし、アパートのリビングで使う物の多さを考えると、それだけでは収納不足です。
そこで、ここからは狭いアパートのリビングにおすすめな収納アイテムをいくつかご紹介していきましょう。
まず挙げられるのが、100円ほどでも手に入る突っ張り棒です。
突っ張り棒は、その細さはもちろん、長さを調節できるという特徴があるため、狭いリビングでも使い勝手が良いアイテムです。
色もオーソドックスな白や茶に加え、赤や青などのカラフルなものもあり、インテリアに合わせやすいのも魅力ですよね。
壁などに1本設置するだけで、小物をそこにかけるなど立派な収納スペースに生まれ変わります。
また、数本使えば、そこを棚として利用することもできます。
それだけでなく、突っ張り棒は設置の際にネジなどを使わないため、アパートの壁などに傷を付けることもありません。
このような方法は壁面収納と言われ、床に収納アイテムを配置しないことでリビング全体をすっきりと見せてくれる効果も期待できます。
狭いアパートのリビングは汎用性の高い収納アイテムを!
住まいに限らず、収納アイテムとして専用の物を選ぼうとすることがあります。
例えば、書物や書類などの収納専用アイテムである「ラック」もそれに含まれます。
しかし、それらをラックに収納しようとすると、物の形状などによりうまく収納できないことも意外に多いものです。
また、厚みのある書物などを数冊収納しただけで、スペースが埋まってしまうこともあります。
そこでおすすめなのが、シンプルな棚を収納アイテムとしてアパートのリビングに配置する方法です。
例えばカラーボックスなどであれば、書物などの形状に合わせて棚の高さを移動することができます。
カラーボックスは何かの専用収納アイテムではないため、汎用性が高いのです。
そのため、書物だけでなく文房具などの小物を収納することもできます。
サイズもそれほど大きくないため、狭いアパートのリビング収納にもおすすめです。
アパートのリビングの狭さを助長するあの行為!収納の習慣づけを
アパートのリビングであっても、収納アイテムを選べば狭さを感じさせない効果が期待できます。
しかし、それはあくまでもきちんと物を収納する習慣をつけることが前提です。
例えば、使った物を収納する習慣がついていない方などは、それを床に置きっぱなしにしてしまうことがあります。
せっかく良い収納アイテムを選んだとしても、それでは台無しになってしまうでしょう。
また、多くの物を床に置きっぱなしにすることで、紛失してしまう可能性も高まります。
さらに、床への置きっぱなしは、ほこりなどの付着も懸念されますし、掃除をするにも邪魔ですので、良いことはありません。
そして部屋の形状に限らず、床が見えている面積が広ければ広いほど、すっきりとした印象になると言われています。
そのため、狭いアパートに役立つ収納アイテムを選んだら、床に置きっぱなしにせずきちんと収納する習慣をつけるようにしてください。
そうすることで、リビングに流れる空気までも綺麗になったような感覚が味わえるでしょう。
それだけでなく、綺麗なリビングを保とうと、アパートの掃除を以前よりも心掛けるようになるかもしれません。
アパートの狭さを生かしたリビング収納を目指そう!
アパートなどの賃貸住宅は、収納アイテムを選ぶ際にも壁を傷つけないかなど注意を払う必要があります。
またアパートは家賃も発生するため、できれば手ごろな値段の収納アイテムを選びたいものですよね。
特に、狭いアパートではそれを反対に生かした収納を心掛けることも大切です。
「狭いからこそ使いたい物にすぐ手が届く」というような収納を目指しましょう。