2DKで子育て!レイアウトのコツは子供の成長に合わせること

新婚夫婦が新生活をスタートさせるにあたり、2DKの部屋を借りることもあるでしょう。

この間取りは子育てがしやすい間取りと言われています。

2DKの部屋で赤ちゃんから中高生までの子供の成長に合ったレイアウトの方法について見ていきましょう。

また、部屋のレイアウトの基本的なことについても一緒にご紹介していきます。

レイアウトしやすい!2DKは子供のいる家庭に向いている?

2DKの間取りの部屋では、ダイニングキッチンと2つの居室がありますよね。

子供がいない家庭であれば、2つの居室のうち、1つは寝室として使い、もう1つはリビングやフリースペース、物置部屋として使ことが多いかもしれません。

しかし、子供が生まれたとなれば、そのレイアウトや使い方にも変化が生じます。

例えば、これまでであれば、1つ居室が余って個人のスペースとして使っていても、子供が生まれたら、子供の遊ぶための部屋として使うなどといったことです。

この場合、和室であれば特に床にクッション材は必要ないかもしれませんが、フローリングであれば、ジョイントマットのようなものを使ってみても良いでしょう。

では、2DKの部屋で子育てをするのであれば、子供の人数はどれほどが上限となるのでしょうか。

これは2人までと考えることができます。

大人2人、子供2人までの人数であれば、生活をしていても圧迫感を感じることが少なく、快適に過ごせるでしょう。

これ以上の人数では、少々手狭に感じてしまうかもしれません。

次項からは、子供の成長に合わせたレイアウトについてご紹介していきます。

2DKで子供を育てる!3歳以下~幼稚園年長クラスまでの子供がいる場合のレイアウト

新婚夫婦が2DKの部屋で生活を始め、子供が生まれたと仮定しましょう。

生まれたばかりの新生児は、まだ昼夜の区別がついていないため、2~3時間おきに授乳・おむつ交換を繰り返しますが、その他の時間はほぼ眠って過ごします。

そのため、母親の疲れやストレスがたまる時期とも言えるでしょう。

このようなことから、部屋は赤ちゃんと母親が快適に過ごせるようなレイアウトにする必要があります。

赤ちゃんが眠っている間に家事が済ませられるように、キッチンから赤ちゃんが見られるようなレイアウトにすると家事がはかどり便利です。

また、生後5か月ごろからスタートする離乳食では、子供がしっかりと座ってご飯が食べられるように、ベビーチェアなどを揃えてみても良いでしょう。

そして子供は大きくなってくると、いたずらも盛んに行いますので、いたずらをしても大丈夫なレイアウトを考えておきましょう。

子供が成長し、幼稚園に入園したとします。

幼稚園に入園するころともなると、子供は様々なことを自分で行おうとします。

自分の身の回りのことを自分で行うことを学ぶ、大切な時期です。

洋服の着替えなどが自分でできるように、2DKの部屋でも工夫してレイアウトをしてあげましょう。

この時、つい大人が使いやすいようにレイアウトをしてしまいがちですが、子供の目線となり、子供が使いやすいようにして上げるのがポイントです。

例えば、子供がおもちゃを自分で収納できるように、おもちゃ箱を工夫するといったような感じです。

子供の使いやすいようにしてあげましょう。

赤ちゃんのいる部屋のレイアウトとは

先ほども、3歳以下~幼稚園年長クラスまでの子供がいる場合のレイアウトについてご紹介しましたが、ここでは、意外と悩んでしまいやすい赤ちゃんのいる部屋のレイアウトについてさらに詳しくご紹介していきます。

2DKの部屋で赤ちゃんを迎える時に参考にしてみてください。

まず、赤ちゃんのいる部屋で最も大切なのが「ごちゃごちゃとしていない部屋にする」ということです。

先ほどもお話したように、生まれたばかりの赤ちゃんと過ごすと親も疲れやストレスを感じてしまいやすいです。

そのため、子育てや家事がしやすい空間にすることがまず第一になります。

これと同時に、赤ちゃんが自分で動き出しても安全なレイアウトにする必要があります。

こういったことから、不要なものが少ない部屋にする必要があるのです。

また、忘れてはならないのが、「掃除がしやすい部屋」にすることです。

床に近い位置にいることの多い赤ちゃんには、きれいに掃除ができていないと、ほこりを吸い込んでしまう可能性があります。

掃除がしやすいようにあらかじめ準備をしておくと良いかもしれません。

例えば、リビングとして使う部屋の一角に、赤ちゃん専用のスペースを作るといったことがあげられます。

このようにしておくと、おもちゃが散らかりにくく、部屋全体もごちゃごちゃしにくいです。

小学生の子供がいる2DKの部屋のレイアウト

小学生の子供がいる家庭で2DKの部屋のレイアウトの大きなポイントといえば「学習机の有無」ではないでしょうか。

子供が1人であれば、あっても問題はありませんが、子供2人が学習机を持つとなると、その分の場所を取るため、部屋が手狭に感じてしまうでしょう。

このようにならないためにおすすめなレイアウトが、「学習机を置かない」というものです。

勉強と学習机は切っても切れないような関係な気もしますが、実は小学生くらいであれば、親の目の届く場所での勉強が効率が良いのです。

そのため、あえて学習机は置かないという方法が取れます。

参考書や教科書といったものは、勉強を行うダイニングテーブルのそばに本棚を置き、そこに収納することで、収納スペースを確保することができます。

また、リビングとして使っている部屋に、壁面収納を作ってみても良いでしょう。

これについては、あらかじめテレビの設置場所を考えておくことで、テレビも壁面収納に収めることが可能になります。

中高生のいる2DKの部屋のレイアウト

思春期を迎える中高生は、プライベートな空間を欲しがるようになります。

これまでは、個人のスペースはありませんでしたが、これを期に寝室として使っていた部屋を子供部屋にしてみてはいかがでしょうか。

2DKの間取りの部屋で、子供が中心の生活を送っていましたが、このくらいの時期になると、家族それぞれの時間の使い方をするようになります。

そのため、これまで勉強するなどして使っていた大きなダイニングテーブルではなく、コンパクトなダイニングテーブルにすることで、スッキリとしたレイアウトにすることができます。

空いたスペースで親の趣味のスペースとして使ってみても良いでしょう。

このように、子供の成長に合わせて部屋のレイアウトを変えることで、使い勝手の良い部屋にすることができます。

もちろん、「部屋が手狭になってきたな」と感じることが多くなってきているのであれば、広い間取りの物件などに、引っ越すことを検討してみても良いでしょう。

2DKの部屋のレイアウトを考えるコツ

ここまでは、子供の成長に合わせた2DKの部屋のレイアウトについて見てきましたが、レイアウトを考える上での基本についてここでご紹介していきます。

【動線について考える】

日々の生活を快適にする上で、生活動線は重要といえます。

部屋から部屋への移動がスムーズになるようにレイアウトをしましょう。

【背の高いインテリアは壁際に】

背の高いインテリアは壁際に配置することで、部屋を広く見せる効果が期待できます。

置きすぎてしまうと圧迫感を感じてしまうので、注意が必要です。

【インテリアは部屋の1/3程度に】

部屋で使うインテリアが占める割合の理想は、部屋の広さの1/3と言われています。

これ以上インテリアを置いてしまうと、ごちゃごちゃとした印象になってしまい、お世辞にも「おしゃれ」とは言えないレイアウトになってしまいます。

【奥行きを統一する】

これは、複数個のインテリアを配置する時に言えることとなります。

例えば、チェストを2つ以上配置する場合には、奥行きが異なっていると移動中にぶつかってしまったり、見た目もバラツキを感じてしまいます。

【部屋のテーマをはっきりとさせる】

どのような部屋に住むことになっても、「おしゃれな部屋にしたい」と考える方は多いものです。

おしゃれにしたいからと、テーマがバラバラなインテリアを買ってもまとまりがなく、ごちゃごちゃとしてしまいます。

まずは、どのような部屋にしたいかを考えてみましょう。

2DKの部屋では子供の成長に合わせて柔軟なレイアウトに

2DKの部屋で子育てをするのであれば、その時の子供の状態に合わせて部屋のレイアウトを考えるのが大切になってきます。

おしゃれな部屋にするのも、もちろん気にかけたいことでもありますが、まずは「子育てがしやすい空間」を作るのが重要でしょう。

子育て・家事がしやすい部屋作りをしていきましょう。